2007
04.22

2007年4月22日 また岡林信康

らかす日誌

 このような個人サイトでも、ときおり読者の方からメールをいただくことがある。
1人パソコンに向かい、なかなか進まない原稿を相手に悪戦苦闘し、できあがった原稿に落胆することが重なると、いったい何のためにこんなことをしているんだろうと執筆意欲がしぼむことがある。そんな怠け心を吹き飛ばしてくれるのが、読者からのお便りだ。
あ、本当に読んでいてくれる人がいるんだ、と実感する。やっぱり書き続けようと心を新たにする。

最近、心温まるメールをいただいた。ご本人に了解をいただけたので、ここに転載する。新潟県十日町市にお住まいの「おごせ」さん、47歳の方だ。

 〈僕は「おごせ」と申します。
 そうなのですか?「岡林信康 君に捧げるラブソング」の検索は増えているのですね?
 かく言う僕もその検索でここにたどり着いたのです。
 僕とその唄との出逢いは今から26年ほど前でしょうか、FMエアチェックでライブを録音しましてその名曲さ故に岡林信康の神たる由縁を感じた次第です、そして一年ほどして地元にライブにいらっしゃって、「この唄は友人の闘病と死に捧げたものです」と話してくれました。
 以来、僕にとっては悲しい時にはもちろん、死を前にした意識ある父親の枕元に向けて音痴ではありますが、精魂込めて歌いあげたこともあるスペシャルな唄となっています、その時父は僕へのお返しに小学校校歌を歌ってくれました。
 不思議なことに僕はそのアルバムを持ち合わせることも無く、いつも独り無伴奏で唄っているのですが、果たしてこの歌詞で良かったのかな?と疑問になり今回の検索の旅となったわけです。
 結果は一言一句間違いなく26年間も唄い続けていたという自信を持ちました。
 時代背景のこだわりが無く、分かりやすく簡潔でいて深みのある詞に、唄い続けるたびに気持ちが奮い立ちます・・・音痴でなければ一人でも多くの人に聞かせたい名曲だと思っています。

 駄文になり 失礼いたしました 〉

私以外にも、岡林信康の曲に自分の人生を重ねている人がいる。嬉しくなって返事を差し上げた。

〈岡林さんですが、昨年3月13日の「らかす」開設以来の検索語を見ますと、
 「君に捧げるラブソング」17件=122位
 「岡林信康」11件=230位
 「岡林信康 写真」5件=767位
 「君に捧げるラブソング 岡林信康」4件=807位
 「ガイコツの歌」3件=1474位

 ま、最近では1日300人~400人の方が訪れてくださるサイトで、この数字が多いかどうかは見解の分かれるところでしょうが、最近増えていることは確かです〉 

これは4月15日に送信したものである。データを本日現在に差し替えよう。

「君に捧げるラブソング」20件=99位
 「岡林信康」10件=253位
 「岡林信康 写真」5件=796位
 「君に捧げるラブソング 岡林信康」4件=821位
 「ガイコツの歌」3件=1571位

以下、ついでながら。

本日現在の検索語ベスト10は、

1、クリスキット=876件
 2、検索=285件
 3、らかす=251件
 4、沖山秀子=200件
 5、アンダースコート=147件
 6、アキュアスキュータム=118件
 7、バーバリー トレンチコート=114件
 8、バーバリートレンチコート=112件
 9、桝谷英哉=89件
 10、スキー入門=84件

話はそれるが、ベスト100にはこんな検索語も登場する。

16、ルーズソックス=62件
 19、美しいヌード=57件
 21、Gスポット=54件
 33、いい乳=40件
 46、年増女=30件
 49、フリチン=28件
 79、ヴァギナバーベル=23件
 91、ミニスカートの中=22件
 94、大きい尻=21件

ま、確かに私の原稿の中に、こんな言葉はあったけど……。

どんな検索語で「らかす」にたどり着いて頂いたか。それは現代人の関心の縮図である。面白く、時々1人で見ながら社会勉強をしている。