2007
05.20

2007年5月20日 訂正

らかす日誌

 5月6日にアップしたらかす日誌「磁石」に、一部誤りがありました。
指摘して頂いたのは、新潟県にお住まいと思われる中村修さんです。ご本人の承諾をいただきましたので、頂いたメールを転載させて頂きます。

自分で訂正原稿を書けばいいではないかという見解も成立します。遺憾なことに、私の知識の狭さから、訂正内容がよく理解できないため、中村さんの力をお借りすることにしました。ご了解ください。

なお、5月6日の日誌には、この訂正日誌へのリンクを張ります。新しく「磁石」をお読み頂ける方が誤解されないための措置です。

また、あえて申し添えれば、一部に訂正があっても、その訂正部分が見出しと関わり合う部分であっても、日誌全体の趣旨は変わりません。負け惜しみ? 主観的にはそのようなことはありません。お読みになる方の受け取り方は様々でしょうが……。

以下は、中村さんからお寄せ頂いたメールの該当箇所です。

 <久々に今日最新号を読ませて頂きました。
 すでに解決済みかと思いましたが、昔 面白く拝読させて頂いたこともあって2回目のメールをしました。

 磁粉探傷、蛍光探傷で検索すると磁石でヒビ、傷を調べる原理が理解できるでしょう。

 磁粉探傷は磁化されやすい金属に良く用いられます。この事故の車軸の長軸に対して強い磁石の電極を接触させると車軸に磁力線ができることになります(磁化される)。この時車軸に傷があると磁力線が乱れます。(ミクロの磁場がこの部分にできます。)その結果この部分を検出しやすくするのに蛍光磁粉をまぶす(或は懸濁させた液体を噴霧する)と傷部分に付着します。これを蛍光ランプで見るとクッキリと見ることができます。
 検査後脱磁処理もしておかなくてはなりません。

 また磁化されにくい形状や、磁化されない金属の場合は浸透探傷法が使われます。
 まぁ家庭では、磁気蛍光探傷は面倒なのであんまりやりませんが、キットなどが専門店、DOITなどで売られている場合があるのでできないことはありません。

 浸透探傷法の法が手軽にできます。
 脱脂後 → 赤色浸透液に浸漬またはスプレー → 表面の赤色浸透液を除去する →検出スプレー目視や拡大鏡で発見できなかった傷があれば赤く滲みでてきて傷を確認することができます。

 いずれにしても経営者の目先のケチケチが大出血なってしまった悲惨な例です。(死傷者を発生させた責任、会社信用。損害賠償、経営難に転落等々)>

以上です。
私が理解し得たのは、私の書いた原稿に誤りがあった、磁石を使っても金属の日々などを調べることができる、という程度です。後のことはよく分かりません。分からないまま書いたことを恥じるばかりです。
あなたはご理解頂けたでしょうか?

いずれにしろ、中村さん、ありがとうございました。