2008
06.22

2008年6月22日 闘い?

らかす日誌

私事だが、と書くのが憚られるほど私事が氾濫するこの日誌で、今回は私事だが、と断らせていただきたい。
私事だが、次女の長男瑛汰が、来月13日、2歳の誕生日を迎える。で、ボスとしては誕生祝いを考えた。さて、何にしたらよかろう?

祝い物とは、己の祝う思いを表現するだけでは済まない物である。祝われる当人が喜んでくれる物でなければ意味がない。2歳児は何を手にしたら喜ぶのか?

参考に、長女に聴いてみた。

「啓樹の2歳の誕生祝いは何だったかな?」

「『アンパンマン いっしょにステージミュージックショー 』よ。もう忘れたの? 啓樹が、マイクがついて歌えるキーボードが欲しいって言って、これになったんじゃない。お父さん、大丈夫?」

お父さんは大丈夫である。啓樹にはいろいろと買ったので、どれが誕生祝いか判断できなくなっただけだ。
ついこの間四日市に行ったときは、「仮面ライダーキバ 変身ベルト&フエッスル DXキバットベルト 」を買った。去年12月25日の3歳の誕生日は「大工さんセット」だった。とすると、フォークギターはどんな時だった? 「アンパンマン 大きなドラムセット」はいつだったかな? 「高速道路にぎやかドライブ」と「すいすいETCドライブ」のセットは? いや、スカイラインのラジコンカーもあったし、ラジコンのヘリコプターもあった。「アンパンマンドライブ」はいつのことだっけ?
いちいち覚えていろというのが無理なのだ。

(弁明)
甘いじい様だと?
あなたは基本的な間違いを犯している。
まず、我が家には「じい様」という言葉はない。あくまでも「ボス」である。啓樹が私を「ボス!」と呼ぶ事実は何度も書いたとおりである。瑛汰は「ダイ」と呼ぶが、これは次女の旦那の差し金である。いつかは「ボス!」と呼ばせてやる。
私を「ボス!」と呼ぶ子供達に、玩具を買い与えるのはいいことだといったのは我が同僚である。
「親は威厳を示さなければならないでしょう。だから、買い与えるにしても、本とか、工作セットとか、教育的な物にしなければならない。でも、子供はそれじゃあ満足しない。テレビでやってるものも欲しくなる。だから、無責任なあなたが買ってやればいいんです。まあ、役割分担ですよ」
その通りである。でも、この同僚の子供達は、まだ子をなしていない。なのに、このような深い人生哲学をどこで仕入れたのだろう?
私にごまをすっただけか?

 そうか、啓樹はキーボードか。あいつは音楽家肌だからな。なにせ、車で聴くのはサザン・オールスターズだし、ビートルズとクラプトンが大好きなんだから。
だが、瑛汰は違う。好きな曲は、カーペンターズの“Sing”とビートルズの“Ob-La-Di, Ob-La Da”からちっとも広がらない。今日も送り迎えの車の中で、 “Ob-La-Di, Ob-La Da”を少なくとも17回は聴かされた。音楽家肌ではない。
瑛汰は肉体派である。体を動かすのが大好きだ。それに車が好きである。「アンパンマンドライブ」は毎日欠かせないし、我が家に来れば「メロディアンパンマンカー」に乗りっぱなしだ。

「これしかない!」

1週間ほど前から、私は思い定めていた。
電動カー
である。ペダルを踏めば車が動き、ハンドルで操作できる。
思い起こせば、私だって、子供の頃そんな物があったら欲しかった。長男ができたとき、だから買いたかったが、高くて買えなかった。でもいまなら……。

ネットで検索した。
いろいろ引っかかってきた。国産車をモデルにした物は概ね3万円から4万円である。が、魅力に欠ける。
輸入車をモデルにした物は4万円から15、6万円まで多種多様にある。が、子供が、たかが1年か2年遊ぶ玩具としては高すぎる。

と思いながら検索を続けた。
これだ!
と思える賞品があった。

ラジコン/ミニクーパータイプ/リモコン付き

である。モデルはミニクーパー。申し分ない。蓄電池で動き、しかも、スイッチ1つでラジコンとペダル操作の切り替えができる。これなら、瑛汰を運転席に乗せ、公園までは私、ないしは同伴者がラジコンで車を操作し、公園に着いたら瑛汰の自由にさせる。理想の遊びができるのである。

検索を続け、最安値を見つけた。
送料込み、1万円
京問屋本舗楽天市場店である。
送料別でで1万1800円、1万4175円などという店があるなか、群を抜いて安かった。土曜日、迷わずここに注文を入れた。

それが今朝届いた。着払い手数料込みで1万420円。いい買い物である。

早速開封した。黄色の、ミニクーパーが現れた。なかなかいい。瑛汰も気に入ったようで、

「ブーブー、クルマ」

と回らぬ舌で声を上げ、運転席に乗り込もうとする。

「こら、ちょっと待て。組み立てるから」

と瑛汰を制しつつ、思わぬ障害にぶつかった。一部が壊れている
上の写真で、座席の後ろに赤い半透明のプラスチックが取り付けられているのが確認いただけると思う。これが、一部破損していたのだ。
まあ、ここが壊れても基本機能には関係ない。だが、乗って遊ぶのが幼児であることを考えると、割れてとがった部分があるプラスチックは危険である。それ以前に、壊れた物に1万円を払う必要はない。

で、「京問屋本舗 楽天市場店」にメールを出した。

「受注番号:○○で電動乗用玩具/ラジコン/ミニクーパータイプ/リモコン付き/イエローを注文しました。
本日午前中に荷物が届き、早速開封したところ、本体後部上面にあるレンズカバーが一部破損しておりました。
使用に耐えない程度ですので、交換をお願いします。どうすればいいかをご指示願います。
必要なら、写真をお送りします。また、こちらでの作業で交換が可能なら、パーツをお送りいただいても結構です。その際は、レンズカバーの着脱法をご教示下さい。
以上、よろしお願いします」

ネットで買い物をして、こうしたトラブルに遭遇したのは初めてである。さて、ネットショップはどのような対応をしてくれるのか?

今日、私が出したメールへの返事はなかった。休みなのであろう。明日は、電話で問い会わせてみる。それでどのような返事が聞けるか。
納得できなければとことん闘う。闘いの奇跡を日誌で明らかにする。
納得できる対応が得られれば、それもご報告する。

まあ、普通ならスムーズに交換に応じてもらえるはずである。心配なのは、送料込み1万円での販売が6月20日から23日までの限定で、しかも、今日アクセスしてみると

「売り切れました」

の表示があるのである。
さて、私は今週、戦うことになるのだろうか?

瑛汰は、1日も早くこの車で外に出たい様子だ。
待ってろ、瑛汰! ボスは闘うからな!!