2011
03.03

2011年3月3日 変わる

らかす日誌

昨日から、このホームページのサーバーが変わった。

「新しいサービスに移行しませんか?」

という案内を、借りているサーバーを管理する会社からもらったのは、2週間ほど前のことである。最初は何のことか、トンと理解できなかったが、

「新しいサービスに移っていただきますと、お使いいただけるサーバーの容量が100ギガに増え、利用料は月額で500円ほどお安くなります」

という言葉で、一も二もなく了解した。
その結果、昨日朝から、私のホームページは違ったサーバーに置かれている。古いサーバーから新しいサーバーへのコンテンツの移行は、その会社がやってくれた。私は、何の苦もなく、新しいサーバーを使い始めたはずだった。ところが。

今朝、久々に「らかす」にアクセスしたら、

Under Constraction

のページが表示された。ただいま建設中? 冗談ではない。私のホームページには、もう800を越えるコンテンツがあるのである。それが建設中とは、いったい何事だ?
しかも、である。「らかす」にアクセスしていただいた方々の件数を確認するためのページに行ってみたら、昨日のアクセスは普段の半分ほどしかない。そんな馬鹿なことがあるか?

その会社が仕事を始める時間を待って、早速電話をした。

 「ページが見えないよ。しかも、アクセス件数が半減している。何の手間もかけずに新しいサービスに移行できるんではなかったの? どうしてくれる!」

大枚の金を払ってホームページを維持している私からすれば、当然の怒りである。

「お客様、それは、お客様のトップページの最後がhtmになっておりまして、私どもの設定では、htmとhtmlが併存している場合は、htmlの方を優先的に表示するようになっておりますので、そういう表示が出るのでして、お客様の場合は、htmlのページを取り除いていただくとhtmのページが表示されるようになりますので……」

この人、ちょいと聞いただけでは日本語を話しているようだが、これ、本当に日本語なのか? 私にはちっとも理解できないぞ。私は日本語を操る人であるはずなのだが?

と問いかけて、電話をつなぎっぱなしにしたまま紆余曲折をたどり、何とかフロントページが正常に表示されるまでにこぎ着けた。

「何、あれからずっと電話していたの?」

事務室から出てきた私に向かって妻殿が素っ頓狂な声を上げたのもむべなるかな、である。

とりあえず、そこまではこぎ着けた。最後に残ったのは、カウンターの処理である。
私はこれまで、フロントページにカウンター、つまりアクセス件数を見るための装置を埋め込んでおいた。埋め込みながら。非表示に設定しておいた。読者の方々にお知らせする数字でもなかろうと考えたのである。だから、カウンターだけのページを作り、アクセス数はもっぱらそこで見ていた。
ところが、これまで使っていたカウンターツールは、新しいサーバーでは使えないらしい。

「じゃあ、カウンターはどうすれば?」

 「はい、次に申し上げるURLにアクセスしていただいて、適当なものを選んでいただき、フロントページに埋め込んでください」

そのページに行った。

「これ、非表示設定にするにはどうするの?」

 「えっ、いや、我々のマニュアルには非表示設定にするという項目はございませんので」

 「じゃあ、読者に見えちゃうの? あまり嬉しくないんだけどなあ」

 「申し訳ありません。そういうものしかご用意していないものですから」

というわけで、今日から、フロントページのどこかに、カウンターが表示されることになった。
この原稿を書いている時点で、68810の数字が表示されている。貴方がアクセスするたびに、この表示は1ずつ増える。
お目障りかもしれないが、とにかく表示されているのである。興味を持たれたら数字を眺めていただきたい。

なお、この数字は、このホームページを解説した2006年の、さていつだったか、その時から現時点までにフロントページを訪れていただいた方の総数である。無論、一人で100回アクセスしていただいたとすれば、この数字のうちの100は貴方の貢献でカウントされている。

なお、「らかす」にアクセスされる方々は、フロントページをスキップして、直接にそれぞれのコンテンツに向かわれる方もいらっしゃる。数字を見る限り、むしろそのような方の方が遙かに多く、総アクセス数は、これまでに実績からすると、カウンターに表れる数字の6倍から7倍である。従って、現時点までに、延べで40万人から47万人の方に読んでいただいたことになる。
ありがたい。

 

と騒いでいたら、京大入試で,入試問題をネットに流して正解を求めたお兄ちゃんが逮捕されてしまった。正直ホッとした。
昨日ぐらいから、徐々に特定されていき、

「お前がやったんだ」

と指摘されるのは時間の問題だった。今朝方から、

「追い詰められて、自殺でもするのではないか?」

と心配していたのである。この程度のことで、有能な若者が自ら命を絶ってもらっては寝覚めが悪いではないか。
いや、生きたまま捕まってよかった!

でも、みんなでこんなにつるし上げなければならないほど、彼は世の中に害を及ぼしたのかなあ……。

にしても、だ。携帯電話の電波を遮断する装置、というのが、一昨日あたりから新聞で取り上げられ始めた。私は即日書いたのに。

記者の皆さん、世の中の動きに疎すぎません?
まあ、入試問題を流した受験生を極悪人で出もあるかのようにフレームアップする、世の中は急速に変貌し続けているのに、型にはまった報道、の中で動き回っているあなた方には、世の真実というのは見えていないのかも知れませんなあ。

もっと世の中を隅々まで歩きなさい!