2013
09.16

2013年9月16日 Heaven helps

らかす日誌

those who help themselves.

とは、神とかいうものを信じるという脳天気な連中の勝手な言いぐさである。
自ら努力するものに神は救いの手を差し伸べるだと? 自ら努力しないものには救いの手はださないだと!?

だったら、詰まるところ、救われるのは自分で努力したヤツだけ。しかも、神さんは手伝ってやろうとはいってるが、救ってやるとはいってない。
それって、神さんなんて、いてもいなくても、結果は同じだということじゃないか! 神さんよ、あんた、なんのためにいるわけ?

だれですか、

「そうそう、うちのかみさんも、いてもいなくても一緒。むしろいない方が清清する」

なんて頷いているのは。これ、そういう話じゃないんだって。まあ、気持ちは分からないでもないが……。

 

というわけで、私も救われたいと思った。腰痛からである。
で、このことわざが言い表しているのは、救われたいなら自分で努力するしかないということ。神がいようといまいと、この真理には変わりはないのである。
だから無駄なんだ、神なんて。神棚も無駄、お札も無駄、祝詞も無駄、初詣も、七五三も無駄。しかし、七五三の璃子の写真は可愛かったなあ……。

VOLTという雑誌を買ってきた。表紙にあった。

「もう一生 痛まない! 腰痛征伐 強い腰をつくる10秒体操」

ね、買うしかないでしょ!?

この雑誌が勧めるのは腹横筋の強化である。で、そのためにどうするかというと、まず

ドローイン

をマスターする。要するに、おなかを出来るだけ引っ込ませる。仰向けになっておなかを引っ込ませ、おなかを平らにする。こうすると、腰骨の尖ったところにあるくぼみが硬くなる。まず、この状態を体に覚え込ませる。

覚え込んだら、いよいよ実戦だ。以下の運動は、すべてドローインの状態で行う。

四つん這いになり、足を片一方ずつ上げる。真っ直ぐ後ろの蹴り出した感じだ。両足をあげると悲惨なことになるので、必ず片足ずつやること。その状態を10秒間たもつ。次に反対の足を同じようにして、それぞれ3回ずつ繰り返す。

同じく四つん這いになってドローインし、今度は手を片一方ずつ前に伸ばす。これも両手を同時に延ばす特技がある方は試みても良いが、普通の方は片一方ずつ実施されることをお薦めする。これも10秒間、それぞれ3回ずつ。

さて、これができるようになったら、次はやや難度の高い技に挑む。
同じく四つん這いになり(目の前で、見目麗しき女性がこの姿勢を取れば、あなたはムラムラするに違いない。私も同じだが、それは当局の関知しないところである)、ドローインし、左脚と右手、右足と左手を同時に延ばす。先にやった運動の組み合わせである。これもそれぞれ10秒間、3回ずつ。

ま、こんなところである。
他にも、うつぶせになってドローインの状態をつくる。膝と肘で体を支えながらドローインする、仰向けになって膝を立て、ドローインの状態で片足ずつ持ち上げる、持ち上げた足を外に開く、なんてものあるが、まあ、そういうことである。

これをやると、腹横筋が強くなり、腰骨を支えてくれるので腰痛にByebye出来るというのである。

この雑誌、すでに2週間以上前に買い求めた。ずっと積ん読状態が続き、

「やっぱ、やって見なきゃやばいよな」

と自分の腰との相談がまとまったのが先週末。土曜日から実戦し始めた。
事務所の床にトレーニング用のマットを敷く。これがないと、膝が痛くて何ともならぬ。要する時間は、10分程度である。まあ、ドローインは、何となく出来た。四つん這いで足を上げる、手を伸ばすのも、それほど難しくはなかった。

だけど、手と足を同時に延ばす?
これはなかなか高度な技である。とにかく、バランスを取るのが難しい。きっと腹横筋が弱っているのである。だから、腰が痛いのである。
手がブルブル震える。体が傾く。これはいかん。元に戻さねば……。室温は、エアコンで24.5℃に設定してるにもかかわらず、汗がしたたり落ちる。1、2,3……、10秒!

「やったぜベイビー!」

土曜日に始めて今日で3日。当面継続する予定である。
さて、私の腰痛を征伐できるのか。

そういえば、腰の薬が切れかかっている。明日は朝から整形外科医に行かねばなるまい。この薬、飲まずともすむ腰になってくれればありがたいのだが。

 

今日の日本列島は台風が荒れ狂った。
我が家は何ともなかったが、お読みいただいている方々はいかがであったろうか。
台風一過を、私とともに笑顔で迎えていらっしゃると思いたい。