11.28
2011年11月28日 GALAXY S5
いやはや、我が手元に来たGALAXY S5、初期不良らしい。
不思議な現象に気がついたのは使い始めて数日たったころである。電話をかけられないのだ。
例えば、電話帳から電話する相手を選び、受話器の形をしたアイコンをタップする。普通ならこれで呼び出しが始まり、やがてつながる、はずである。
ところが、我が手元のGALAXY S5、直ちに画面が切り替わり
「通話を終了しました」
えっ、俺、いま電話をかけようとしたんだけど?
仕方なく、もう一度、画面の下に出た受話器アイコンをタップする。今度は
「キャンセルしました」
してないって!
さらに悪質なのは、これを数回繰り返していると、かかることもあることだ。だから、最初は操作ミスかと思った。が、繰り返し出るので、NTTドコモに問い合わせた。
「という不思議な現象が出るのですが」
「はあ、そのような不具合は報告されておりません」
「いや、報告されてないっていったって、現に私の機械では発生しているんですが」
「どこか、画面にタッチされたりしていませんか?」
「いやあ、してないはずですが……」
はずではあるが、数回繰り返せば通話ができる。ということは、ひょっとしたらどこかに触って、自分で通話を打ち切っている?
「はあ。じゃあ、次回からは注意してやってみます。それでも不具合が出たらまた電話をするということで」
「はい、よろしく御願いします」
操作ミス? ないとは思うが、ないと断言はできない。問い合わせ電話を切ると、GALAXY S5を机の上に置いて、触れてはならないところには絶対触れないようにして電話をしてみた。
プルプルプル。
あれ、かかるジャン! やっぱり、俺の操作ミスか? でも、机の上に置いてやらないと操作ミスをするってことは、アイコンの配置の仕方がおかしいんだな。やっぱ、iPhoneの足元にも及ばないな、これ。
当日はそれですんだ。
ところが、である。翌日電話をすると、やっぱり
「通話を終了しました」
なのだ。
えっと思って体から離して、絶対に不用意なタッチをしないように注意しながらかけても
「通話を終了しました」
ああ、そうか、俺のタッチミスじゃないんだ!
「というわけで、タッチミスじゃないんです」
NTTドコモに再度問い合わせたのはいうまでもない。1回目は女性だったが、今回は男性だった。
「ではお客様、申し訳ございませんが、設定をチェックしたいと思いますので……」
いわれる通りにGALAXY S5の設定画面を開き、いわれるがままにあちこちを見た結果、
「設定は何処もおかしくありませんねえ。では申し訳ありませんが、SIMカードを挿し直していただきたいと思います。このカードの接触不良ということも考えられますので。まず裏蓋を開けていただきまして……」
バッテリーを取り外し、小さなSIMカードを爪の先にひっかけて引っ張り出し、再び挿す。バッテリーを取り付け、裏蓋をはめて……。
「でもさ、これでも症状が出たら?」
「はい、その場合は初期不良ということで交換をさせていただきます」
そこで電話を切り、数日使った。うまくいくときもあれば、やっぱり
「通話を終了」
しちゃうこともある。いや、しちゃうことの方が遥かに多い。
「だめだ、こりゃ!」
というわけで本日、本体交換の手続きをした。明日新しいGALAXY S5が届く。ああ、また初期設定からやりなおし。トホホ。こんなことをするより、俺のiPhoneの使用料を払ってくれたらいいのに。
今日戻ってくるはずだった愛車が、戻ってこなかった。
「ああ、大道さんですか? いやあ、注文したパーツが来たんだけどね、向こうが型番を間違えて送って来ちゃって、だから取り付けられないのよ。向こうには『なにやっテンだ!』っていっときましたけど、そういうわけで、明日ちゃんとしたパーツが届くんで、申し訳ないけどあと1日待ってください」
はあ、分かりました。しかしながらですよ、型番を間違えたのはパーツや酸であるというエヴィデンスはお示しになっておりませんね。である以上、私は論理的に、間違えたのはあなたであって、1日遅れる原因はあなたにあるという可能性を排除できないのですよ。間違えたのは、ほんとにパーツ屋さん?
などとごねてみても仕方がない。いずれにしても、愛車は明日まで戻ってこないのである。はい、あくまで軽々しくしか動かないブルーバード・シルフィ=サニーを、黙ってあと1日使わせていただきます。
何だか、明日は仕事になりそうな雲行きである。午前中は雨なのになあ。
色々と、様々と予期せぬ出来事があって、やや憂鬱な私である。