2018
09.22

2018年9月22日 現状

らかす日誌

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 腰の痛さに驚かれぬる

もう一発行くか。

我が腰重くなり天下の秋を知る

ま、最近の私はそのようなことである。
とにかく、何故かは分からないが季節の変わり目というのは腰に悪いらしい。数日前から朝起きたときの腰の具合が悪く、普通はそのまま細々したことをやっていると気にならなくなるのだが、数日前は耐えかねてロキソニンを1錠服用した。こいつを呑むと痛みが軽くなり、身体の動きが良くなるのである。

我が腰は予報官より優れいて 痛みが告げる秋の訪れ

というわけで、月1回のいまだに整形外科通いが欠かせない。行っても二言三言言葉を交わして処方箋を書いてもらうだけだが、とにかく薬から離れられない。情けないことこの上ない。

個人的な努力も続けてはいる。寝しなには軟球のボールを畳の上に置き、その上に仰向けに寝る。痛む部分をこれで圧迫するためである。ズンと響く箇所があり、そこを見つけたら10秒ほど姿勢を保つ。何冊も読んだ腰痛の本の1冊に、痛みの原因になっているのは、痛む箇所に絡み合った極細の血管があるからで、そこを圧迫すると絡み合った血管が消え、痛みがなくなるとあった。

「であれば、固いボールに痛む箇所を押しつければいいだろう」

と考えたのである。仰向けに寝るのは、この姿勢なら体重の多くをこのボールに押しつけることが出来るからだ。
ついでに、いまだに痛みが残る右肩にも同じ処置を施す。

効果? 分からないとしかいえない。痛みが軽くなった気もするし、今のような季節の変わり目にはやっぱり痛むし。

そうそう、先日

「私も腰痛がひどかったんですが、ヨガをやるようになったらすっかり消えて、いまでは登山を楽しんでいます」

という女性がいた。
そうか、ヨガで腰痛が治るか。が、今更ヨガ教室に通うのも気が進まない。それでは、と始めたのが股関節を伸ばす体操である。床に座り、両足を引きつけて足の裏を合わせる。そのまま上半身を前に倒すのである。

最初は痛みに驚いた。両足の付け根の内側にある筋肉を伸ばす体操だが、まあ、この筋肉がちっとも伸びないのである。上半身はほぼ90度の角度を保ったまま。

「おいおい、俺の股関節ってこんなに固かったか?」

と本人が驚くほどであった。
それでも良くしたもので、毎日続けていると少しずつではあるが上半身が前に倒れるようになる。膝が外側に開くようなる。続けても追う2週間ほどたったろうか。

「この分なら、1,2ヶ月したら足の親指を嘗められるんではないか?」

とは、私の完全な思い込みかも知れないが、そんな気になるほど曲がるようになった。柔らかな股関節。目前である。

で、腰痛は? ふむ、相変わらず居座っておられるのではあるが……。 ま、イワシの頭も信心から、というし、しこしこと腰痛体操は続けるつもりである。

久しぶりに四日市の嵩悟から電話が来た。嵩悟は来月6日に誕生日を迎える。胸をはっておねだりできる年に2回の機会(あと1回はクリスマス)であるのに、おねだり先のボスから電話が来ない。

「ボス、ひょっとしたら僕の誕生日、忘れてる?」

という電話であった。
そんなことはない。ボスはちゃんと覚えていて

「リクエストがなかなか来ないな。何をねだるか決めかねているのか?」

といぶかっていたのである。
くわえて、少年には自発性が必要である。ボスから

「何がいい?」

と聞かれるより、自分から

「これが欲しい」

といってくる少年になって欲しいという思いもあった。

「で、嵩悟。何が欲しいんだ?」

と聞くと、案の定、決めかねているという。何でも、簡単なロボット(マインドストームの簡易版)に気持ちが惹かれているのだが、2万円を超す価格に気が引け、

「これ!」

といえないのだそうだ。
そこで私から提案した。

「クリスマスと一緒にしたらどうだ?」

誕生日プレゼントは我慢する。その代わり、クリスマスには、誕生日+クリスマスのプレゼントとしてマインドストームを要求する。

「いずれにしてももっと考えて、決めたら必ず手紙を書きなさい。電話では受け付けない」

と教育的指導をした私であった。

さて、今日から再び3連休。私は相変わらず桐生の自宅に腰を落ち着けている。季節も良くなったし、皆様はどこかにお出かけでしょうか?