2019
06.29

本を作るのは結構時間のかかる作業であることが分かった

らかす日誌

とある会社の依頼で本を作っている。
といっても、私が受け持つのはもっぱら原稿書き。社長から話を聞き、社員から話を聞き、文章にまとめる。それだけだと8万文字足らずだったので、社員全員に原稿を書いてもらった。そして私が添削する。

いわゆる取材に入ったのはもう1年半ほど前になる。当初はその会社のホームページで公開する文章ということで、1回分を1000文字〜1500文字でまとめ、第1部、第2部それぞれ32回ずつの原稿を仕上げていた。ところが、なかなかホームページの準備が整わない。昨年秋、昨年末、と徐々に繰り下がり、とうとう

「これ、まとめて本にしたいんだけど」

という話になったのは今年に入ってからである。

まあ、それはよい。原稿はほぼ出来上がっている。本にするのなら縦書きにし、数字も漢数字に変える。いや、小見出しも必要だろう。その程度の作業なら、パソコンでそれほど手間もかからない。

「いいですよ」

と請け合って作業を始めた。
しかし、本にするにはどの程度の原稿が必要なんだろう? あまり薄い本だとみっともないし、と思ってネットで調べた。おおむね8万文字から12万文字とある。
ははあ、その程度か。では、これまでに書きためた原稿はどの程度ある? 足し算をしてみると、8万文字に少し足りない。それではと、

「社員全員に作文を書いてもらいましょうよ」

と持ちかけた私であった。
何でも、この本は社長が会長に退く9月始めに出して関係先に配布したいのだそうだ。それなら社員の皆さんに一言ずつもらうのはピッタリの企画である。そして集まった原稿に手を入れる作業を始めたのが5月半ばである。このあたりのことは、5月12日に書いたのでそちらを見ていただければありがたい。

本を作るには写真もいる。会社の歴史を掘り起こし、今日を支える技術、商品の開発をたどる本だから、たくさんの写真がいる。社員のみなさんに作文を書いてもらうのなら、みんなの写真は是非ものだ。

「というわけで、写真を集めておいてください」

と社長にはお願いしてある。ただ、写真はまだ集まらない。社員の写真は来週、私が出向いて撮影することになった。
社長とそんな話をしながら、自宅に戻れば本用にまとめた原稿をひな形に入れてみる。四六版といわれる判型で300ページ近い本になる。まあ、これだけ原稿があれば様になるか。しかし、本にするのにはいくらぐらいの費用がかかるのだろう?

そう思ってネットで調べた。最初の会社のホームページを覗いてギョッとした。
本を作る手順が書いてあるのはいい。愕然としたのは、原稿をまとめあてから

「通常は3、4ヶ月」

という時間がかかると書いてあったためである。そんなに時間がかかるのか? 費用の話は頭からすっ飛んだ。

念のために電話を掛けてみた。昨夕のことである。対応してくれた女性によると、8月末に出版するには、どれほどせかされてももうギリギリなのだという。間が悪いのは8月に盆休みが挟まることだ。

「だから、どんなに遅くても7月の初旬にすべてを揃えていただかなくては何ともならないと思います」

おいおい、まだ写真が揃っていない。カバーのデザインも出来ていない。間に合うか?

昨夕、社長に電話した。

「ということなんです。安くあげるためにネットで注文しようと思っていたのですが、それでは間に合わないかも知れません。場合によっては、多少高くても市内の印刷会社にたのむしかないこともあり得ます。その時は社長の人脈を活かして超特急に作業を頼んでもらうことになります」

迂闊だった。本にする話が出たころは、私も

「作業を急がなければ間に合わないかも知れないな」

という危機感はあった。しかし、社長さんは社長さんでなかなかお忙しい。
ネット上での原稿なら、書き忘れていたことがあっても後でいくらでも追加できる。しかし、本にまとめるとなるとそうはいかない。出来上がったときには一つの世界をまるまる描き出していなければならない。そう思うと追加取材も必要となり、ためにアポイントを申し込んでも、なかなかお目にかかれない。社員のみなさんの原稿も

「ゴールデンウイークあけにいただければ」

とお願いしていたのが、出そろったのは6月に入ってからである。そんなこんなに追われるうちに、日程管理への注意が散漫になっていた。

月曜日に最終の打ち合わせをし、これからの手順を決める。社長にやってもらわなければならない作業も数多い。本に使う写真を集め、それぞれの写真に説明をつけるのは私には出来ないことなのである。しゃかりきになって作業をしてもらわねばなるまい。
でも、間に合うか?

そうそう、24日の日誌に書いた疲れのコントロールのため、先日、「Asahiスーパービール酵母Z」というのを買ってきて飲み始めた。アサヒは最も不味いビールだと思うが、他のメーカーはビール酵母を出しておらず(私が行ったドラッグストアに置いてないだけか?)、他に選択肢はない。また、酵母となるとビールとは違った味がするので、まあ、このあたりには目をつむる。

で、その後の経過はというと、比較的調子はよい。やっぱりビタミンBグループが効いているのか。
660粒(44日分)で1000円少々である。疲れをお感じなっている方は試してみられてはいかがだろう?

今日土曜日も午前中は仕事であった。
働き者の私である。