2019
07.15

やっぱり「中国」の会社なんだ、とはいいたくないけど……

らかす日誌

今日は昨日の続きである。いや、自然な時の流れの話ではなく、あのRaspberry Piの話の後日譚である。

なんと驚いたことに、昨日のうちに返事が来た。次に示すのがそのメールである。

「写真を撮ってください私は見てみましょう、最初にあなたが最初に場所を設定する必要があります、ありがとうございました!」

不思議な日本語である。LAN上に機器が登場しない、という問題で写真を撮る? いったい何の写真を撮ればいい? 最初に場所を設定する? どこに置けというのか? 私の問い合わせには全く応えていないではないか!

不思議に思って、私はいったいどこから買ったのかを調べてみた。「LOTW-JP」とある。JPがついているから日本の会社のはずだ、と最初は考えた。しかし、そうだとすると、この人、どこで日本語を覚えたんだ? 小学校は卒業しているのか?

さらに調べた。会社のプロフィールというのが見つかった。所在地はCNとある。何だこれ、中国の会社か。片言の日本語しか分からない担当員が私のメールを読み、返信したわけだ。私の問い合わせにまともに答えていないのも、それなら理解できる。

理解できるが、問題が解決したわけではない。なので、再び問い合わせのメールを出し、再度不思議な返信をもらい、というのが、今朝まで続いた。それをご紹介かいする。

「いただいたメールの意味が分かりません。
写真を撮る? 
何の写真を撮ってどこに送ればいいのでしょうか?
最初に場所を設定する必要がある?
設定するも何も、ブラウザからラズパイが見えないのです。volumioにアクセスできないのです。設定できるわけがありません。
正確で、私にも理解できるメッセージをお願いします」

「申し訳ありませんが、私はあなたの情報が間違っているのを見ています。 それは問題が『volumio2』はラズベリーパイでは動作できないようです、私は本当にこれのために助けを提供することができないのでとても申し訳ありません、可能であれば、volumio2を販売する売り手を見つけて ラズベリーパイで接続してよろしいですか。 ご理解いただきありがとうございます」

私は「ご理解」などしていない。よって、次のように書いた。

「volumio2はRaspberry Piで動作しています。我が家のメインシステムがそうですし、ネットで見ればラズパイオーディオの定番がvolumio2です。
volumio2はフリーソフトです。ネットから無料でダウンロードできます」
試してみてください」

「私たちはRaspberry Piのホストを販売していることを理解してくださいRaspberry Piは主にプログラミングとDIYのために使用されています。 どうもありがとう」

あれあれ、volumioを試してくれるのかと思ったら、使い方を指示してきた。そんならこっちも、こう書かざるを得ない。

「あなたに、私のRaspberry Piの使い方を決めてもらう必要はありません。私が決めます。
ホスト販売であっても、売主の責任はあります。初期不良であれば、売主の責任は免れません。
不誠実な対応に呆れました」

当然の怒りであろう。すると、こう来た。

「商品を梱包して返送してください。 申し訳ありませんが、担当者があなたが望む技術サポートを提供できる可能性がありますが、できません。 ありがとう」

ありがとう、と書いてあるだけましなメールか。しかし、このメールも意味不明である。だから、こう書いた。

「どこに返送したらいいですか?
送料はどうなりますか?
ヒートシンクは1枚紛失しています。
これは返品ですか? それとも交換ですか?
交換なら、ヒートシンク紛失もあり、Raspberry Piのみの交換を希望します。電源コードは重宝していますので、このまま使いたいと思います」

すると、こんなメールが戻ってきた。

「どこに新しいラズベリーパイを購入しても、あなたは今直面している問題にぶつかるでしょう。 問題はRaspberry Piホストではなく、インストールしたソフトウェアであるためです。 ソフトウェアのインストールに問題がある場合は、一度システムを再書き込みしてみてください。RaspberryPi 4世代で使用されているRASPBIAN BUSTERシステムは使用しないでください。 これが私たちが考えることができる唯一の解決策です。 私たちと一緒にホストを買う誰もが私たちにさまざまな異なる技術サポートを提供するように頼むならば、誰もそれをすることができません。 これを理解してください。 あなたがソフトウェアvolumio2について私に話す前に私はこのソフトウェアについて聞いたことがないので、私たちはあなたを助ける方法がありません。 ごめんね 商品を返品する場合は、Amazonに直接お問い合わせください。 ありがとうございます」

おいおい、初期不良ではないかとの問い合わせが、こんなことになるか。どこで買っても同じ問題にぶつかる? それって脅しじゃないか? しかも、いまだに問題を理解していない。あくまでvolumioに問題があるというトンチンカンな答から一歩も出ようとしない。俺、馬鹿にされてる? 馬鹿にされてるよね。

そこでAmazonに相談した。交換することにした。

「アマゾンと相談の結果、交換してもらうことにしました。
できれば、アマゾンから交換商品を送っていただきたいと思います」

このメールへの返信は次の通りである。

「こんにちは、あなたがAmazonの倉庫に戻ることを申し込んだ後。 Amazonと連絡を取り、新しいものを変更または購入することができます。 ありがとう」

というわけで、結局は交換することになった。

一件落着、といいたいところだが、この勝負、私の負けである。トンチンカンなメールのやりとりに途中で嫌気がさした私は、Raspberry Piを新たに注文してしまったのである。つまり、交換品が届くと私は2台のRaspberry Piを持つことになる。ああ、5400円の無駄な出費! まあ、ラズパイは壊れやすいというから、まさかの用心に1台予備を持っておくのもいいか、というのが最大の慰め言葉なのだが。

それはそうと、相変わらず低気温の日が続きますなあ。現在室温は26.8℃。日照不足も手伝ってそのうち野菜が高騰し始め、秋には米の不作が伝えられて、という展開になるのかどうか。
タイ米しか手に入らないなんて情けないことにならないことを祈るばかりであります。