2021
10.12

まだHDDは何ともなっていませんが、お助けマンが現れてくれました。感謝!

らかす日誌

昨日の「らかす日誌」で、私の最重要外付けHDDがおシャカ寸前であることをレポートし、SOSを発した。
まあ、人情紙の如し、といわれる世の中である。私の原稿をそれなりの面白がって読んでくださる方はそこそこいても、相変わらずの駄文を書き連ねる、見も知らぬ私のSOSに応えるいわれは誰にもない。

と割り切っている私は、単なる「座興」つもりで昨日の駄文を書いた。実のところ、反応が返ってくるという期待はこれっぽっちも持っていなかった。まあ、誰もメールなんかくれるはずないよな。

ところがなのだ。昨日にうちに1通、今朝になってまた1通、合計2人のお助けマンからメールが飛び込んできた。人情はまだ、絹布程度の強靱さはあった。世の中まんざら捨てたものではない。

お1人はウインドウズのユーザーである。ウインドウズの世界ではHDDの診断ソフトがフリーで出回っているとのお知らせだった。そしてご丁寧にも、Mac用の診断ソフト、パソコン不要でHDDがコピーできる機器までネットで探してくださり、お知らせいただいた。
この方、ウインドウズ用の診断ソフトはしばしばお使いなのだろう。信頼が置けると書いてある。しかし、Macユーザーではないため、当然Mac用の診断ソフトをお使いになったことはないのだろう。だから、推薦ソフトはなく、Mac用の診断ソフトを比較したサイトまで書き加えていただいた。その上で、

「一番手頃な方法は、どなたかお知り合いの方でWindowsノートPCをお持ちの方にご自宅まで来ていただき、安心安全なフリーソフト CrystalDiskInfo をインストールし、IOデータのHDDを接続しHDDの健康状態を確認する方法です」

とアドバイスをいただいた。
感謝感激である。

今朝メールをいただいた方は

「コピーが遅いという症状からするとセクタ不良(CDでいえば盤面の傷。訂正が効かず音が飛び続ける状態)等の物理故障のようですが、物理故障は個人がねじまわしを手にして治せるものではなく、仮に開けてしまえば全てを失うことになります。論理故障であれば個人が手を出せる復旧ソフトウェアもありますが、それでもリスクは大きいものです」

というご指摘をいただいた。確かに、手に取って点検するわけにはいかないデジタルデータの扱いは難しい。データの修復は自力では出来ず、結局何らかのソフトに頼らざるを得ないことが多い。ご指摘も素直に頷ける。さらにIODATAの復旧サービスへ見積もりをとったらどうか、との知恵も授けていただいた。これも実にありがたい。

こんな貴重なお便りをいただきながら、現状は、調子の悪いHDDを接続から外し、様子見である。明日、代替の4テラHDDが来る。すべてはそれから手がける予定である。

まあ、今朝メールをいただいた方も書いておられたが、救済出来ない公算はかなり高いのだろう。救済出来なければ諦めるしかない。
ただ諦める前に出来ることはやろうというのが今の姿勢である。知人のO氏はウインドウズユーザーである。まず彼のところにこのHDDを持ち込み、救済を試みる。それでも駄目なら、復旧サービス見積もりを取ってみよう。

事故は安心しきっているときに起きる。パソコンを使っていればそれは身に染みているはずだ。メールをいただいたお2人と私の違いは、お2人はしっかり染み込んで定着したのに対し、私の場合は上っ面だけで、いつの間にか洗い流されたいたというところか。

嬉しいことに、お2人とも桝谷さんの原稿で「らかす」にアクセスしていただいた方であるらしい。桝谷さんがいなければこんな貴重なノウハウに接することは出来なかったことになる。

お2人、それに桝谷さん、感謝! 感謝! 感謝!