2021
12.06

W君と楽しい酒を飲んできました。

らかす日誌

3日金曜日に桐生を出て、今朝帰桐した。3泊4日の横浜行きだった。

すでにご案内のように、朝日ホールで一緒に仕事をしたW君と酒を飲むための横浜行きである。午後1時過ぎに桐生を出たのだが、困ったことに、免許証不携帯をまたも繰り返し、隣の太田市まで行って気が付いた体たらく。あわてて免許証を取りに戻ったことに首都高速がやや込んでいたことも手伝って、横浜に到着したのは午後4時少し過ぎだった。すぐに璃子を塾に送る次女の車に同乗し、横浜駅で降ろしてもらって京浜東北線で新橋に向かった。

金曜日午後5時前の東京方面行き。幸い空いた席があって座ることができた。私は早速本を取り出す。周りの乗客を見やると、ほぼ8割の目がスマホに向かっている。残りの2割は居眠りか? 本なんぞを握りしめているのは、見たところ私だけ。私がすっかり変わり者に成り果てた時代である。

余計なお世話だが、隣の方は何をご覧になっているのだろう? と覗き見してみた。うーん、これはインスタグラム、とかいうヤツ? それともFace Book? ひょっとしたらショートメール? 写真があり、テキストがあり、それが激しくスクロールされるから、この方がいったい何をされているのか、私には見当も付かない。

しかし、まあ、この方々、何の目的でこれほど熱心にスマホと戯れるのだろう?
いや、確かにインターネットとは、使いようによっては便利なメディアである。googleを開いて知りたいことを入力すればほとんどの場合、答を見つけることができる。
それはよい。しかし、新聞を読まず、テレビを見ず、雑誌にも目を通さない。もちろん、書籍などはお呼びでないとすると、生きる上で何を知らねばならないのかという基本的なことを、この方々はいったい何処から仕入れるのだろう?
無論、日々生きるにのそんな深遠なことは必要ない。SNSで話題になっていることを検索し、チャットに参加すればそれなりの充実感も楽しさもあるのだろう。だけどなあ……。
なんだか人生が段々薄っぺらいものになっているような気がするのは私の年齢のせいか?

まあ、それはそれとして。

5時半、新橋駅の機関車広場でW君と無事ドッキング。すぐに、彼が探してくれた飲み屋へ。この店は2時間が限度ということで追い出され、2軒目は大衆寿司屋へ。どちらも結構な混み具合である。コロナの脅威は東京から去ったのか?

2つの店でW君の起業構想を聞く。何でも社会的起業とかいうのを狙っているそうだ。聞き慣れない言葉なのであれこれ質問してみたが、私の理解が正しければ、世の中の困っていて行政のサービスからも取りのこされている人達を助ける仕事を、ボランティアではなく、収益事業として展開したいのだとか。まだ事業が始まっていないのでこれ以上詳しく書くと彼が迷惑する恐れもあるので、事業内容はこの程度にとどめておく。

まず、大賛成である。

ボランティアに支えられる事業は極めて不安定である。世の中の善意の現れといえば聞こえはいいが、自分がやることに対価を受け取らないということは責任を負わないということである。気が変わればやめるのも自由。いくら大切な事業で、受益者からは感謝されるとしても、感謝されるだけでやる気を継続するのは難しい。それに、対価がない労働だから、ボランティアができるのは自由時間がある学生、専業主婦、定年退職者など、一部の人に頼らざるを得ない。それで最適なサービスをすることができるのか?
現実を見ると、一部のボランティア団体は行政からの補助金に頼っている。頼り方に秀でてしまった桐生の馬鹿女が、あちこちのボランティア団体に招かれて補助金の引き出し方を指導しているのを私は苦々しく思う。お前、いったい何がしたいんだ? こうして、我々の税金が不可思議な暗闇の中に落ちていく。

だから、社会的に必要とされる仕事にはきちんと対価が支払われるべきだと私は思う。そして、すべてを行政がカバーできない現状を見れば、仕事をした分だけ報酬がある社会的事業が生まれて然るべきである。

ひょっとしたら、これまでにもそんな思いで事業を始めた人がいるのかも知れない。しかし、寡聞にして成功事例を私は知らない。だから、W君が成功してくれることを願わずにはいられない。

多分、いくつかのスキームで事業は始まるのだろう。失敗する事業もあるだろうが、ひとつでも成功する事例を生み出せれば、新しい社会のあり方を指し示すことになるの。その成功事例を真似してくれる人達が出てくれば、世の中はもっと住みやすくなるはずだ。
心から成功を願うし、朝日ホールの経営で、私の思いつきのほとんどを実現してくれたW君のことである。成功の可能性は高いと思いたい。

土日は、璃子と算数の問題を1題解いた。瑛汰からは確率の問題を教えてくれといわれ、3時間ほど考えてやっと解き方を思いついた。日曜日に帰桐しようと思っていたが、長男一家が来るということで居残り、今朝戻ってきた。

たったこれだけの小旅行で、最近はやや疲れを感じるようになった。ふーっ、歳はとりたくないものですな!