2022
04.01

私は嘘は申しません、とエイプリルフールにつぶやく……。

らかす日誌

早いもので、もう4月である。四日市の啓樹は高校3年生、横浜の瑛汰は高校の部(彼は中高一貫校なので)、璃子は小学6年生、四日市の嵩悟も6年生、川崎のあかりは年長さん。
4月。飛躍の時である。
ふむ、私も歳を取るはずである。

4月。今日からとある会社の相談役なのか、監査役なのか、あるいは社外取締役なのか、何なのかまだよく分からないが、そんな仕事に就くことになった。役職名も報酬も契約書ができるまでは不明である。
何でも、社内でやや困った事が起きたらしい。それを社長さんが刺繍作家の大澤紀代美さんに相談し、その結果、大澤さんと私がそんな仕事をすることになった。この社長さんとはその数日前に初めてお目にかかり、杯を交わしたばかりである。まったく、何が起きるか分からない。
大澤さんにその話を聞いたときは

「そんなこと、私にできるわけはないじゃないですか。そんな経験も能力もないですよ」

と思わず言ってしまったのだが、昨日、その社長さんと3人で話し、

「私の相談相手になってくれればいい」

とまで言われて、やむなく引き受けた。
相談相手ぐらいなら、時々酒を酌み交わす仲になれば済むと思うのだが、私と大澤さんがその会社で姿を見せることに意味があるらしい。私の姿が強面するはずもなく(と思っているのは私だけか?、見ても1文の得にもならないと思うが、とにかく決まってしまった。近々契約書ができて話は本決まりになるはずである。
4月。変化の時らしい。

我が家の前の桜並木は昨日、満開となった。

「3月に満開ね」

と思っていたら、今日は早くも散り始めた。それも花びらが散るのではなく、花が茎のところからもげて落ち、花の形を保ったまま我が家に吹き寄せられている。

「えっ、桜ってこんな散り方をしたっけ?」

とびっくりしたが、あまり樹木に関心がなく、自然現象の観察などほとんどしたことがない私にはよく分からない。
でもまああ、折角満開になったと思ったら、翌日には早くも終わりが始まるとは。
4月、異変である。

変わらないのはウクライナか。
いろんな人がそれぞれの立場で様々なことを言っているが、この戦争、どんな幕の引き方があるのだろう? 並優れて頭がいいといわれるプーチンのことである。かつての日本のように、終わらせ方を全く考えることなく戦争を始めてしまう愚かさとは無縁だと思うが、プーチンの考える幕引きとは? 戦況がはかばかしくなく、当当初の想定とは違ったエンディングを迎えざるをえなくなっているともいわれるが、いまプーチンは何を考えている?

4月。ウクライナにも早く変化が起きてほしい。平和の時になって欲しい。