2023
04.10

サポートセンターへの電話はなかなかつながらない。

らかす日誌

録画した映画や音楽ライブをディスクに落とすのは、私の日常業務である。いま使っているBD-RディスクはVerbatimとMaxellの2種。書き込みに失敗することはほとんどななかった。

それが、つい先日封を切ったばかりのVerbatimで、使い始めから4枚連続して書き込みに失敗した。ギョッとする事態である。

「あれまあ、ひょっとしてレコーダーが壊れたか?」

確かめる方法は1つ。ほかのディスクでやってみることだ。やってみた。Maxellを使うと何の問題もなく書き込みが終了した。ということは、このVerbatimのディスクに問題があるということである。これまで使い続けて問題がなかったのだから、どこかのロットの生産過程に不具合があり、そこでできたディスクが出荷されたのだろう。
それは理解したとしても、使えないディスクはゴミである。ただ、ゴミとはいっても私はすでに料金は支払っている。であれば、正常品と交換してもらわねばならない。

購入先のAmazonに問い合わせた。長々とした、丁寧な返事が来た。丁寧なのはいいのだが、その要旨は

「誠に申し訳ございませんですが、当サイトのシステムより、メーカー保証または法律に別段の定めがある場合を除き、商品到着後30日を経過すると交換や返品を承れません」

ということである。そして、メーカーであるバーベイタムジャパンに連絡を取れという。電話番号まで明記してあった。

すこしカチンと来た。問題はBD-Rのディスクである。つまり、買って30日以内に消費するものではない。手元のディスクが少なくなったら注文して手元に置き、必要になった時に使うものだ。私は50枚セットを2セットずつ購入している。この100枚を30日で使うなんてのは無理である。そして、使ってみなければ不良品かどうかの判断はできない。それなのに、30日を過ぎて見つけた不具合には対応しないだと?

抗議のメールを送った。

「今回問題になったのは、50枚ワンセットの商品であり、通常、購入してすぐに使うものではありません。録画したものをディスクとして保存したくなった時に1枚ずつ使うものです。このような性格の商品である以上、『購入後30日』までに不具合に出会わないことも多々あり得ます。今回の私のケースがそれに該当します。このような場合、すべてメーカーとの直接の交渉をしなければならないとしたら、やや不便です」

その一方で今日、バーベイタムジャパンに電話をした。出ない。午前中3度かけたが、

「混み合っている、このまま待てば10分以上かかることもある、待つかあとでかけ直すかしてくれ」

という繰り返しを延々と聞かされるだけ。
やむなく、この会社のホームページ(これもAmazonからのメールからリンクが張ってあった)からメールを出した。

「ご担当者様/繰り返し購入しているBD-Rの『Verbatim バーベイタム 1回録画用 ブルーレイディスク BD-R 25GB 50枚 ホワイトプリンタブル 片面1層 1-6倍速 VBR130RP50V4』が、最初から4枚、連続して使えませんでした。ほかのBD-Rを使ったらダビングできたので、レコーダーの問題ではなく、この50枚に問題があると思われます。同じメーカーの同じディスクを継続して使っており、これまでは問題は起きませんでした。恐らく、ロットの問題だと思われます。残りの46枚は試していませんが、この状態で交換はできますかまた、交換できる場合は鉄尽くの仕方を教えて下さい」

自分で言うのも何だが、実に丁寧なメールである。
自動応答で返信が来た。受付番号も書いてあった。しかし、午後11時30分現在、回答はない

電話といい、メールといい、なかなか不便なものである。

そして、やっと午後4時20分過ぎ、バーベイタムジャパンに電話が通じた。オペレーターと話した結果、サポートセンターに返送すれば、新しいディスクを送ってくれるということになった。私は一件落着と思った。

ところが、ここから再び混乱が始まる。
Amazonから、

「交換手配いたしました」

というメールが舞い込んだのだ。ん? だって買って30日を過ぎたら交換はできないということではなかったのか? だからメーカーと連絡を取れといってきたんだよね。それなのに、Amazonで交換に応じる?

しかも、である。そのメールを追いかけるように、すでに交換用のディスクを発送したとのメールまで届いた。おいおい、いったいどうなっているんだ? 私、Amazonに振り回されてる!

「アイ・オー・データ(これがディスクのメーカー)からは、金沢のサポートセンターに不良品を送れといわれました。
AmazonからはAmazonに送れというメールをいま頂きました。
さて、どちらを選択すれば良いですか?」

というメールをAmazonに返したが、納得できる返事が戻ってこない。おいおい、サポートはちゃんと最後までやってくれよ。

私はすでにバーベイタムジャパンへ不良品を送り出す準備を済ませていた。しかし、すでにAmazonから交換用の商品が発送されているのなら、Amazonに送り返すしかない。明朝荷を解いて、Amazon用に梱包し直さなければならない。

不良品が交換してもらえる、という結果は満足できるものである。しかし、そこに至る道程にたくさんの混乱があり、右往左往があった。カスタマーサポート、もう少しスマートに行かないものか?

という1日であった。