02.23
2008年2月23日 BW800レポート・その2
BW800がやってきて初の週末。朝から取扱説明書とにらめっこして捜査方法をマスターする……はずが、そうは問屋が卸してくれなかった1日でありました。今日は、妻の保険の審査があったのです。保険会社の担当医との面談が午前11時からセットされており、次女と瑛汰も伴って東京・八重洲へ。面談が終わると、妻の要望による新丸ビル探検に移りました。私は瑛汰のお守り役であります。
いろんなお店が入っていますが、私の関心を引くようなものを扱っている店なんて皆無ですもんねえ。所詮、荷物運びか子守ぐらいしか役に立たないわけです。あ、運転も私でしたが。執事兼運転手兼子守、であります。
昼食をすませて家に帰り着いたのが午後1時半。帰りの車の中で昼寝を始めた瑛汰は、家に着くなりお目々パッチリ。夕食がすむまで、子守役からは解放されませんでした。
でBW800であります。
昨夜のうちに、確かに録画されていた「イル・ポスティーノ」のダビングをせっとしておきました。録画モードはDR。でも、DRって何の略なんですかね? Direct Recording? これまで目を通したところでは、「ハイビジョン・モード」という解説があるだけで、よく分かりません。
昨夜悩んだのは、ダビングするときのモードです。ハイビジョン放送なら、ブルーレイ、DVD,それぞれのディスクに記録可能な時間のめどは解説書に書いてあります。ところが、こいつはBS2で放送したものですからハイビジョンではありません。さて、どの程度の時間記録できるのか?
説明書には、BSデジタルのハイビジョン放送は、そのままの画質で片面一層のブルーレイディスクに2時間10分記録できるとあります。これが、BSデジタルでもハイビジョンではない放送は4時間20分収録できるそうです。地上デジタル放送だと3時間。つまり、元の画質によって録画できる時間が違うのです。
いまのところ、地上デジタル放送を録画する予定はありません。すべてBSデジタル放送ですから、ハイビジョンでない放送は、ハイビジョン放送の2倍の時間記録できると記憶しておけばすみます。
で、私はDVD-Rに記録しようとしていました。情報を圧縮することで、DVD-Rにもハイビジョン画像を残せる、というのが BW800の売りなのであります。
圧縮モードには3つあります。HG、HX、HEであります。それぞれ何の略かが不明のため、意味内容がとんとわかりません。理解できるのは圧縮率の低い順で、圧縮率は低ければ低いほど綺麗な画像で残せるということです。
で、記録時間は。ここでは、片面一層のDVD-Rということにします。
HG:42分
HX:1時間5分
HE:1時間40分
なるほど、そのようなものか。だが、迷いはここから始まりました。
この一覧表には、元の画質が書かれていないのです。
BSデジタルのハイビジョン放送、ハイビジョンではない放送、地上デジタル放送、すべてこの時間しか記録できないのか。
それとも、書かれてはいないが、これはBSデジタル放送を基準とした表で、従ってBSデジタルのハイビジョンではない放送はこの2倍の時間記録できるのか。
何度も説明書を見ましたが、まあ、味方が悪かったのかも知れませんが、とうとう分かりませんでした。
ご存じの方がいらっしゃったら、是非教えて頂きたい!
で、どうしたかって?
「おまかせダビング」という機能を見つけました。BW800が勝手にやってくれるダビングです。ダビングする映画と、ダビング先のディスクの容量を判断して、最適の圧縮率でダビングする。
これでやっちゃいました。だから、できあがったディスクがHGなのか、HXなのか、それともHEなのか、いまだに私は知らないままです、はい。画質のチェックも今のところやっておりません。
今朝は朝食を済ませてから出かけるまでが私の時間でした。その限られた時間で、私はもう一つダビングしました。新しいのが嬉しいのは、畳と女房だけには限らないのです。
NHKハイビジョンで昨夜やっていた「マルーン5、マイケル・ブーブレ」という音楽番組です。長男がマルーン5のコンサートに行ったため、恐らくほしがるであろうと思って録画したものです。もちろん、録画は最高画質であるDRで行いました。まあ、ほかのモードで録画するやり方をまだ知らないということもありますが。
長男は ブルーレイを再生できるプレーヤーを持っておりません。従って、これは普通のプレーヤーで再生できるDVDにする必要があります。
こいつもおまかせダビングで取り組みました。ハイビジョンで録画するのではないのですから、ダビング画質は標準画質を選びます。ところが、さらに選択項目がありました。ビデオ方式か、VR方式か。
いったい何のことやら、理解ができないのです。理解ができないときは、常識を活用します。
「いや、DVDにするんだから、ビデオじゃないよな。もう一つの方に違いない」
こうして私は決定ボタンを押しました。
が、あやふやな知識で行ったことは気になります。ダビングが始まったのを見届けて、私はパソコンを起動しました。ネットで調べてみようと思ったのです。
すばらしいページが見つかりました。
私の問題意識に正面から答えようではないか、という心強いページです。それによると、
ビデオモード:市販されている映画などのDVDビデオソフトを記録したディスク「DVDビデオ(DVD-Video規格)」と互換性がある記録方式です。
VRモード :ビデオモードとの互換性はないので、一般に広く普及しているビデオモードのみ対応のDVDプレーヤーでの再生はできません。
ガーン、間違った…………。
ダビングを中止しようと思いました。が、以前ネットで読んだコピーワンスへの恨み節の一節がよみがえりました。そう、利用者のことを全く考えないコンテンツ保護方式です。
ダビング途中で不具合が起きると、HD上のデータも消える……。
いかん、中止してはいかん。
八重洲から戻ってできあがったディスクをDVDプレーヤーにかけたところ、再生できないディスクだと突き放されました……。
ここまで書いてきて、ふと不安になりました。
みなさん、私が何を書いているのかご理解頂けましたでしょうか?
「何ば書いてあっとか、よーわからん」
とおっしゃるあなた、ごめんなさい。要はこういうことです。
BW800と私との同棲生活は、最初から波乱含みです。私のこの愛おしい機械を乗りこなすことができるのでしょうか?
といいながら、これから先1週間の録画をすべて予約しました。いま現在も、「シンドラーのリスト」と「THE POLICE LIVE IN CONCERT」を同時録画しております。明日も、録画番組が目白押しです。
どんな性悪でも、じゃじゃ馬でも、暴れ馬でも、乗りこなすしか私の選択肢はない。
が、できるかなあ……。
不安を抱えつつ、テレビの上に鎮座するBW800を眺めております。