10.16
2008年10月16日 大丈夫?
前回の日誌で、我が愛車のパンクを書いた。予想もしなかったところから反応が返ってきた。ブログで「しばた新聞」を発行し続けていいらっしゃる柴田 博之さんである。
最新号の「しばた新聞」(10月14日号)に、「ランフラットタイヤ」というテーマで取り上げて頂いた。
柴田さんは浜松市で、保険屋さんとクルマ屋さんをやっておられる。専門家である。その豊富な知識で、ランフラットタイヤがパンクした際の対処法をお教え頂いた。
柴田さん、ありがとうございます!
その詳細は「しばた新聞」をお読み頂くとして、素人の私には分からない言葉が2つあった。ネットで検索してみた。
【ビードワイヤー】
柴田さんは
「タイヤの中に組み込まれているビードワイヤーなどのタイヤの構造物への影響も少なくないでしょう」
と書かれている。何や、それ?
空気を入れた時、タイヤをホイールに押しつけて固定する部分に入っている金属製のワイヤーらしいと分かったのは、日本自動車工業会のホームページのタイヤの項にたどり着いてである。なるほど、タイヤってそんな構造になっているのか!
で、柴田さんは、こう続けておられる。
「それを考えると、完全に空気の抜け切った状態で使用してしまった場合には、距離の多寡はとりあえず交換を考えた方がいいのかな、と思います」
確かに、ビードワイヤーが傷んでいたら、空気が漏れたりしますわな……。
【カーカス】
日本自動車工業会のホームページのタイヤの項によると、ゴムで覆った繊維や金属線を貼り合わせて作ったタイヤの骨格らしい。つまり、これが入っているからタイヤはあの形をしているわけだ。
と分かると、柴田さんの記述もスーッと頭に入る。
柴田さんはこう書かれている。
「とりあえず、あんまり距離を走っていない様なら、まず空気を入れてみて、タンこぶが出来ていなかったら(カーカスが千切れていないことを確認してから)恐る恐る乗ってみるってところかな」
やりましたとも。5kmほど走ってガソリンスタンドにたどり着き、接地面に刺さっていた釘を抜いてパンク修理をしてもらった。タンこぶに注意しなければならないことは知らなかったが、その後、高速道路を使わずに秋葉原まで往復した。速度はせいぜい70kmぐらいだから、
「恐る恐る」(しばた新聞より)
の範囲内である。走っていて違和感はなかった。
昨日「しばた新聞」を読んだ。そうか、タンこぶがポイントか、と知り、念のため、今朝タイヤを見てみた。タンこぶはない!
ところで。
私は来週末、四日市まで行く。長女の長男啓樹の運動会である。
「そんなことでわざわざ四日市まで!」
とバカにされる方もおられようが、その非難は甘んじて受ける。
「ボス、運動会、見に来てね」
と懇願されたのはあなたではない。私である。私には啓樹の頼みを無視し、寂しい思いをさせる冷たさがないだけのことである。
それに、もう一方の瑛汰は、しょっちゅう我が家に来ている。それが出来ぬ啓樹が、運動会にはどうしても来て欲しいという。それに応えてやるのが情というものではないか。私は情に厚いのである。
いや、それはどうでもいいのだが、私は車で行く。その車を支えるのは、あのタイヤである。
柴田さんは書かれた。
「完全に空気の抜け切った状態で使用してしまった場合には、距離の多寡はとりあえず交換を考えた方がいいのかな、と思います」
四日市まで高速道路を走る。片道380km前後。うーん。タイヤ交換……。まだ1万5000kmしか走ってないのに。
どう考えてももったいない。よし、念のため、出発前にガソリンスタンドでタイヤを点検してもらおう。タンこぶができていないか、入念にチェックしてもらおう。
それでいいですよね、柴田さん?
で、ガソリンスタンドで私はいう。
「空気が抜けた様子はないからビードワイヤーは大丈夫だよね? それにタンこぶも出ていないようだからカーカスの千切れもないってことだよな」
ガソリンスタンドの店員、少しは私を尊敬してくれるかなぁ……。