05.24
2010年5月24日 共演
あこがれのEric Clapton と共演した。昨日のことである。
気持ちよかった~
いや、別にステージに一緒に立ったわけではない。2人で面と向かいながら、ギターを奏であったのでもない。
彼は、テレビのブラウン管の中にいた。
私の宝物、2001年の日本ツアーのブルーレイを見ながら、私はテレビの前でギターをかき鳴らしたのである。
曲は
Tears in Heaven
私が、私個人の判断で、60%ぐらいは弾けるようになったか、と判断している曲だ。
ご存じの方は、頭の中であの曲を頭の中でリプレイして頂きたい。そう、あの曲を、私はブラウン管の中のEric Clapton と一緒に演奏した。
結論を急ごう。
Eric Clapton はたいした男ではない。共演者の私を無視して、勝手にギターを弾く。どんどん先に進む。おかげで私は、
「あれっ、どこを弾いているんだろう?」
という思いに何度とらわれた事か。
Eric Clapton、あんたはルール違反だ! 共演者の私を無視して、どうしてどんどん先に進んでしまうんだ!
ま、実態は私の技量不足ではあるが。
2度共演した。2度で、この人と付き合うのは疲れるとわきまえてギターを横に置いた。
画面では、Eric Clapton が演奏を続けていた。それから2時間近く、思わず見入ってしまった。
ああ、あんな風にギターが弾けたら死んでもいい!
弾けたら、私のギター、いや私にあこがれの目を向ける可愛娘ちゃんがいっぱい出てきて、私はバイアグラを買いに医者に走って……。
1年でEric Claptonに、という目標はとうに捨てた。
死ぬまでに、Eric Claptonに似た演奏ができるかどうか。
多分、これが現実的な設問である。
できるか?
できてもできなくても、私の暮らしは、多分変わらないが……。