09.15
2010年9月15日 選挙結果
本日は、冒頭から陳謝で始める。
前回のタイトルを「級長選挙」としたが、本文には一言半句も級長選挙の話が出てこなかった。タイトルは「生徒会長選挙」の誤りであった。ごめんなさい。
「あれっ、そうだっけ?」
と前回の日誌を読み返したいただいても、もう遅い。誤りに気がついた筆者は、この原稿で謝罪する前に訂正をしておる。いまになって前回の日誌を読み返していただいても、正しいタイトルが記載されているだけである。
本日に至るまで、読者からの指摘、抗議はない。してみると、まあ、このWebサイトは、不注意な筆者と、小事にこだわらないおおざっぱな読者で成立をしているわけだ。
特に後者は喜ばしい。
民主党首選を茶化してやれ、と意図した。さて、茶化すには、何と比べたらよかろう? ふと、小学校時代の学級委員長選挙を思い出した。
「いやばい(いやだ)。委員長んごたっと(のようなもの)、なろごつなか(なりたくない)。俺ん名前は書いちゃでけんとぜ(書いてはいけないぞ)」
と笑い飛ばしながら、でも目は笑っていなかったクラスメートの顔が浮かんだ。いや、ひょっとしたら鏡に映した私の顔であったかも知れない。
学級委員長とはどのような役職か。その役職を果たすためにはどのような資質が必要とされるのか。
クラスの、子供の代表を選ぶには、そうした前提が必要である。その前提がクラス全員、つまり有権者全員に共有されて初めて、選挙が成立する。
が、不思議なことに、そのようなことが議論された記憶はない。先生の話を聞いた覚えもない。そして、多くの場合、選ばれるのは優等生であった。成績優秀、授業態度も真面目。休み時間になると、何となくみんなから敬遠される。そんなクラスメートが学級委員長になった。
だけど、あいつでクラスがまとまる? などとは誰も考えなかった。いいじゃないの、委員長なんて、
「起立! 礼! 着席!」
って、号令をかけるだけのお飾りなんだから。
てなことを引き合いに出しながら、ひょっとしたら民主党首選ってそれ以下の争いではなかった? と笑い飛ばそうと思った。
ところが、頭の中の引き出しをどうさがしても、学級委員長選挙に絡む面白い話がない。考えあぐねているうちに、中学時代の生徒会長選挙を思い出した。
「これだ!」
と思って書き始めたときには、タイトルに「級長選挙」と書いていたことなど忘却していた。
というわけである。
再度、ごめんなさい。
さて、民主党首選が終わった。大方のメディアが予想したとおり、菅直人首相が再選された。
いろいろ書きたいところではある。しかし、私は予想を外した。私は三流以下の予想師となった。外したことが明らかになった以上、何を書いても繰り言になる。いいわけになる。ここは黙って、
「外しました」
とうなだれるほかない。
とは思うが……。
小沢さん、何で立候補したんだろう?
菅直人の率いる日本、不安である。
横浜のパニックは続いている。昨夜、知人と酒を飲んでいると、2度も妻女から電話が来た。
「啓樹の瞬きが増えて……、ストレスがたまっているのよ」
「○○(次女の名前)も疲れがたまっているみたいだし、私だってばててるし……」
おいおい、私は桐生で酒を飲んでいる最中である。啓樹のストレスがたまっていても、いまの私にできることは何もない。
そもそも、自ら手を挙げて横浜に残ったのはお前ではないか。発熱を繰り返していたお前に、今回は桐生で静養した方がいいのではないかと言外にアドバイスをしたのは私だったはずだ。
といいたいところだが、いつもは何かにつけて私に反発する妻女の泣きである。ここは黙って聞くしかない。
というわけで、金曜日に休みを取り、横浜に行く。日曜日、啓樹を伴って桐生に戻る。
いずれにしても長女は10月10日すぎまで入院する。その間、幼稚園にも行けない啓樹のストレスをいかに減らすか。啓樹の周りで生きる大人たちの課題である。
啓樹。試練は人を強くする。耐えろ。ひたすら耐えろ。
ボスができるだけ支えるから、とにかく耐えろ。男になれ!
啓樹、桐生では何をして遊ぼう? ぐんまこどもの國のボブスレーに乗りに行くか? ほかに行きたいところはあるか?
来週は、仕事はそっちののけになりそうだ。ま、いいか。