09.27
2011年9月27日 屋根
リフォーム業者から電話があった。
前々回お伝えしたように、今回の台風で我が家の屋根の一部が損傷した。先週末横浜に行った機会に、この屋根を施行したリフォーム業者を呼び、状況を見てもらった。
一緒に屋根を見ると、屋根の端っこで屋根材を押さえている金属部品の1枚がめくれ上がっていた。相当に強い風だったらしい。
「なので、早急に修理をしたいのだが、施工から7年でこの状況は酷い。おたくでやってくれるよね?」
「といわれましても、保証期間は5年ですので、当方でやれといわれましても……」
「だって、この部材がいいと推薦したのはあなたの方でしょう。それまでは屋根に貼り付ける部材を使っていたが、4半世紀近くたっていたのに、剥がれたことはない。それを、こちらの方がいいと推薦された。ねえ、前と同じ貼り付けタイプの部材を使っていたら、風で一部が剥がれるなんてなかったんじゃない? 責任を感じてもらわないと」
「私では判断できかねますので、持ち帰らせていただきます」
という対話の結論が、電話で伝えられたのである。
「やはり、保証期間が過ぎておりますので、当方の負担というわけには……」
「連れないねえ。それで、どれぐらい費用がかかるの?」
「詳しくはもう一度現場を見た上でということになりますが、ざっと20万円ほどかと」
ま、持ち帰られた時点で、ある程度の覚悟は固めていた。だけど、台風一過で20万円。ちょいとした出費である。こうなると、台風で帰宅の電車に乗れなかった首都圏の方々をアホ呼ばわりするゆとりは完全に消え去る。いまや、私は彼ら以上に台風の被害者になってしまったのである。
「うちが20万円負担するの?」
「はあ、何とかもう少し安くできないか努力はしてみますが……」
努力はする。なるほど。しかし、その努力の結果が20万円になることはあり得ない。10万円も、5万円も多分無理である。せいぜい、1万円か2万円が関の山だろう。
「分かった。だとしたら、おたくに施工してもらったものだが、おたくに修理してもらわなくてもいいということになる。合い見積もりを取らせてもらう。だから、できるだけ早く、おたくの見積もりを出して欲しい」
主張するだけ主張してらちがあかねば次の手を考える。私はそう考える。
すぐに、内装のリフォームを任せた別の業者に電話をして、屋根修理の見積もりを依頼した。合理的な施工法で安い方に発注するのは当然のことだ。
ではあるが、20万円ねえ……。
「工事費が10万円以上かかるんだったら、補償の対象になるんだって」
と突然言い出したのは妻殿である。
屋根を修理せざるを得なくなって、ふと住宅保険に加入していたことを思い出し、
「しかし、自然災害が補償の対象になるかなあ?」
と疑念は持ちつつも、念のために契約約款を読むように妻殿に命じてあった。
「そうか、ということは10万円までは自己負担で、それ以上の金額について保険金が出るということなのか?」
「分からない」
妻殿の返答は、私には分からないことが多い。今回も分からない。契約約款を読んだのであろう。だから、私にレポートできたのであろう。なのに、追加の質問には、分からないという、分からない返事をする。
「だって、契約書しかないんだもの。約款はないの」
契約書さえあればいいと勝手に判断して、約款は捨てたらしい。妻殿の判断基準は理解に苦しむことが多い。
「じゃあ、何で補償の対象になるって分かるんだ?」
「電話をしたから」
「電話で、どの部分が補償対象にあるのか聞かなかったのか?」
「だから、10万円以上は補償の対象になるんだって」
いつもの如く、会話のかみ合わない夫婦ではある。
「関連の資料を送って欲しいともいわなかったのか?」
「10万円以上かかるようだったら書類を送ってください、っていうから」
何とも訳の分からぬ会話ながら、修理費のすべてを私が負担することにはならないらしいことは分かった。まさかの時の保険様々で、多少胸をなで下ろした。
そうそう、アンテナも風でやられていた。こちらは土曜日、施工業者が来て修理してくれ、地上波も写るようなった。が、時折画面にブロックノイズが入る。電波が弱いらしい。
こちらは、今週中に専門家を連れてきて対処してくれるそうである。
にしてもだ。
裁判所は、裏付けもない証言だけで小沢氏の秘書3人を有罪にするし、野田政権は、
「震災復興の付けをあとの世代に回してはいけない」
という訳の分からない理屈で増税にひた走る。
100年に1回、1000年に1回の災害なら、まあ、前の世代から取り立てるのは無理だが、これから100年、1000年の世代で負担を分かち持つのが理屈としては合っていると思うのだが。
国民の人気とりを競い合うポピュリズム政治も願い下げだが、国民の意に沿わないことを実行できない政治家は無能であるという力み、ポピュリズムの裏返しも間違いである。多分、真実はその間のどこかにしか存在しない。
野田不完全内閣、大丈夫か?