2012
09.23

2012年9月23日 日曜日

らかす日誌

日曜日は基本的に暇である。右肩を痛め、根を詰めてのギター練習ができなくなってからはなおさらだ。ともすればギターに触りたくなる気持ちを抑え、時間をつぶす。でも、どうすればいい?

今日はデータベース作りに取り組んだ。
我が家にある映画や音楽、アニメ、ドキュメンタリーなどの映像ソフトは、どうやらすでに3000枚を超しているらしい。それをこれまで、Excelで管理してきたが、Excelは所詮、表計算ソフトである。膨大なデータを管理するのにはむいていない。なにせ、こいつ、データが増えると、動きが急速に悪くなる。挙動もおかしくなる。
やはり、データベースを構築するには、専門のデータベースソフトを使うしかない。

と考えて先日、Bentoの試用版をダウンロードした。30日までは無料で使える。使ってみてよければ4300円を払えば製品版になる。さてBentoは私を満足させてくれるか。

今日までに2261のデータを、ExcelからBentoに移した。流石にデータベースソフトである。これだけのデータを飲み込みながら、動きは軽快だ。あとは、使用目的にかなうかどうかである。

増えすぎたソフトを、私はかなり小分けして整理している。
ここ数ヶ月で整理し終えたのは、アカデミー賞、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭の受賞作である。いまのところ、アカデミーが435作品、カンヌが105作品、ベルリン56作品、ヴェネチア68作品といったところだ。

ほかの作品は、とにかく数が多いハリウッド映画は、「あ」から「「わ」まで、五十音でまとめている。これが861作品。ほかに、制作された国別でまとめたものが42カ国、705作品、まだ整理できてないが、ほかにも主要人物(監督であったり、主演であったり、様々)で分けたもの、日本の映画、アニメ、ドラマ、音楽、日本の音楽、ビートルズ関連、Eric Claptonなど、分類は多岐にわたる。

データベースソフトは、すべてのデータをその中にぶち込み、キーワードで検索するという使い方をするものである。それだけの目的であったら、これほど安価で、使い勝手のいいソフトも珍しいかも知れない。
ところが、私の使用目的は、棚に整理してある映像ソフトを管理することにある。棚にあるソフトは、前に書いたテーマ別に整理され、それぞれがある順番に並んで整理されている。Bentoでも同じテーマで、同じ並びをしてもらわねばソフトを探すことができない。これがなかなかむつかしい。

Bentoはライブラリでデータベースを管理するようだ。それはいい。私はまず、「映画」というライブラリを作った。ここにすべての映画ソフトを入れ、そのライブラリにサブホルダ、サブ・サブホルダを作って整理しようと考えた。例えば、サブホルダは「日本映画」、その中にサブ・サブホルダとして「黒澤明」「木下恵介」が入っている、という格好だ。
ところが、ライブラリのホルダは1段しか作れない。つまりサブホルダまでしかできず、サブ・サブホルダを作ることはできない。
私の整理法では、サブホルダとして「アメリカ映画」「日本映画」「その他の国の映画」「人名別分類」などがある。それのホルダの下に、「あ」、「黒澤明」「フランス映画」「アルパチーノ」などがなければならない。しかし、Bentoではそれができない。

安価なBentoでは無理なのか? 考えた末、File Makerの試用版もダウンロードしてみた。こちらは6倍ほどの価格なのだから、サブ・サブホルダを作る機能もあるのでは?
残念ながらなかった。それどころか、ライブラリさえ表示されない。私の使い方が拙いのかも知れないが、どうやってもライブラリを表示するエリアが出てこないのである。

となれば、Bentoを何とか使うしかない。とにかく、Excelが使えないのだから、ほかに選択肢はない。まあ、使っているうちに、もっと簡便な整理法も見つかるかも知れないし……。

言葉を付け加えれば、Bentoのデータの表示の仕方は実に見やすい。
私は、「タイトル」「制作年」「スタッフ」「出演者」「制作国」「あらすじ」「受賞歴」「画質(ハイビジョンか否か)」を表示させているが、実に見やすい。

数日後にはBento製品版を入手することになろう。

そのあとはiPadを購入し、Bentoのデータをリンクさせる。そうすればテレビの前で、それぞれの映画のデータを一覧できる。つまり、その日に見る映画を選ぶことができるのである。

そういう使い方をしないときは、iPadは写真立てになる。パソコンないのiPhotoにはすでに5258枚の写真がある。毎日違った写真を表示しても、20年分ほどあるわけだ。
私が魂を吸い取られる(た……?)、若く美しい女性の写真は残念ながらないのだが。

ついでに、寝るときはiPadを枕元に運び、眠るまでの読書端末とする。

よし、iPadを買おう! これほどまでに使い道を考えてiPadを購入するのは、ひょっとしたら私が最初ではないか?

私はアップルの回し者か?

 

明日は休みを取り、つまらぬ私用で東京に行く。事故などなければ、夜には桐生に戻っているはずである。