2012
10.29

2012年10月29日 やっと? とうとう?

らかす日誌

さて、いずれの表現を採用すべきか迷うところではある。
が、どちらの表現を採用しようと、しでかしたことは同じである、という覚めた味方もできる。
グチャグチャ言わんと、さっさと白状せんかい! と苛立つポジションにいらっしゃる方も、当然存在する。

よろしい。そろそろご報告しますか。

長年欲しいと思い続けた映画、Let It Be をとうとう手に入れた。嬉しい。私のこの映画への思い入れは、こちらをご覧いただきたい。

ネットで検索していたら、いつの間にか、「Next Time」というサイトにたどり着いた。どうやら、海賊版を専門に扱っているショップらしい。
そこには、Led ZeppelinからZZ TOPまでのソフトが取りそろえてある。その中のThe Beatlesをめくってみたら、出てきた。

THE BEATLES – “Let It Be”-Ultimate Collector’s Edition-

DVD4枚組、5800円。解説を見て食欲が激しく刺激された。

「ビートルズ・コレクター注目のSGT.レーベルから2011年新作として映画『レット・イット・ビー』が待望のワイドスクリーン・エディション含む究極のコレクターズ・エディションでリリース
されます!」

待ち望んでいたものが、ここにある!

さらに見た。
Eric Claptonという仕分けもあった。念のため、これも見てみた。そして、またまた胃袋がキューッとなるのを感じた。

Eric Clapton & Steve Winwood – Presence Of The Lord

昨年来日したEric Clapton、Steve Winwoodの映像だ。しかも、こちらはBlue-rayである。価格は4500円。解説によると、

 「エリック・クラプトン、スティーブ・ウィンウッド、夢の共演2011年日本ツアーより、ツアー2日目、11/19横浜アリーナ公演を、ステージ正面スタンド席から超高画質オーディエンスショットで完全収録!」

昨秋の公演、私は武道館に見に行った。一緒に行ったのは、色気も何もないことに、我が息子である。何故にあの娘といけなかったのか? 誘い方が悪かったのか? あのとき一緒だったらこんなことにはなっていないはずなのに……、という反省は、本日の主題ではない。

「あ、これ、いい!」

という曲があったのだ。2人がアコースティック・ギターを手に舞台に現れ、始めたのが

Wonderful Tonight

だったのだ!
この曲を息子と聞く味気なさ、も本日の主題ではない。

え、この曲、アコギでできるのか!

ギター教室に通い、いつかはアコギのクラプトンを夢見る私は、完全に聞き惚れた。が、1度しか聞けないのでは、コピーすることも不可能である。いつかはWOWOWかNHKが放映してくれるさ、と期待していたが、いまだにテレビの画面ではお目にかかれない。

その、憧れ続けたアコギ版Wonderful Tonightがここにある!

実は、このサイトを見つけたのは、数日前である。THE BEATLES – “Let It Be”-Ultimate Collector’s Edition- もEric Clapton & Steve Winwood – Presence Of The Lordも、その時確認した。

激しく物欲を刺激されながら、それでも私の衝動を引き止める私がいた。

「おい、どっちも買ったら1万円を越すぜ。お金、節約しなきゃいけないんとちゃうか?!」

それももっともだと思った。何しろ私は、雀の涙ほどの年金と、ノミの涙ほどの会社からのお手当で暮らす63歳なのだ。お金は大切にしなければならない。

耐えた。我慢した。それでも、毎日のようにこのサイトにアクセスした。

「まだ売り切れてはいないよな」

昨日になって、とうとう忍耐に限界が来た。そして、今日、両方が届いた。さて、この買い物、やっと、なのか、とうとうなのか。どう思います?
初めて買い物をするサイトだったので、支払いは着払いとした。その手数料を含めて1万600円。

時間がなくて全部は見ていないが、THE BEATLES – “Let It Be”-Ultimate Collector’s Edition- は、確かに16対9の画角である。これまで手元にあったLet It Beはテレビ朝日が1度だけ放映したものを録画したものらしく、画角は4対3。時間は80分少々であった。が、こいつは100分を越える完全版である。映像もBlue-rayの美しい画像を見馴れた目には完璧とはいえないが、手元にあったものに比べれば、遥かにましである。日本語字幕がついているのもありがたい。
残り2枚のDVDには、4対3の画角のLet It Be、映画には収録されなかった映像が収められているらしい。まだ見ていないが。

Eric Clapton & Steve Winwood – Presence Of The Lordは、公演会場での盗み撮りである。ほう、最近は盗み撮りもハイビジョンカメラでやるのか、と思って再生して見たが、どうやら舞台からかなり離れたところから撮ったらしい。ハイビジョンカメラを使いながら、映像はかなりぼやけている。が、確かに色は綺麗だ。

肝心のWonderful Tonightだけ再生してみた。やっぱ、いいわ!

でも、何か私の記憶と食い違うな。前奏、間奏のソロ部分はSteve Winwoodがやっていたと記憶するが、この映像では2人が入れ替わってやる。
ま、いいか。いつかはこれをコピーしてやるぞ!

 

とはいうものの、まだ右肩が痛い。しつこすぎる痛みは、今日から薬が変わった。これまでの漢方薬がさっぱり効かず、業を煮やした医者が「二朮湯」という漢方薬に買えた。医者も私も、この薬の読み方が分からなかったが、受け取ったものにはカタカナでニジュツトウとあった。
この漢方薬としばらく付き合う。肩の痛みが引いたら毎日ギターを持ち、Wonderful Tonight、You’ve got a friend、Before you accuse meなどに挑む。そうそう、From Four Until Lateという、Clapton が Robert Johnson の曲をカバーしたブルースも素敵である。

肩が治れば、やりたいことがたくさんある。早く治ってくれ! 我が右肩よ!!