2014
09.27

2014年9月27日 合格点

らかす日誌

さて、昨日お約束した

プラズマイオン加湿脱臭機(脱臭20畳まで/加湿14畳まで ホワイト)FUJITSU GENERAL PLAZION(プラズィオン) DAS-303C-W

の使用レポートである。
すでに、今日のタイトルでご想像されたと思うが、こいつは合格点をやっていい、という結論に達した。今年の冬は寒い思いをせずにタバコが吸えそうである。

無論、完全とはいかない。なにせこの家を借りてからすでに5年の歳月が流れた。その間、ダイキンの空気清浄機を稼働させていたとはいえ、基本的にはできるだけ窓をあけて空気を入れ換え、タバコのニオイを追い出していたのである。窓を閉め切っている時間も長いから、タバコの煙は壁紙に染みついたり、カーテンにまとわりついたり、とにかく、この部屋にあるものすべてにくっついているはずだ。それが完全に消えるなど期待しすぎというものである。

しかし、ネットで探していると、シャープのプラズマクラスターイオンは、布に染み込んだタバコの煙も脱臭するという。とすれば、同じようにプラズマイオンを使うのだ。運転日数が増えれば、カーテンのタバコ臭はもとより、壁紙や家具にくっついたニオイも取れるかも知れぬ。わずか1日の使用でそんな期待まで抱かせる器具である。

内蔵されているニオイセンサーもなかなかのもので、室内でタバコを吸うと、部屋の反対隅に設置してるにもかかわらず、数秒後には自動的に「強」運転に切り替わる。そしてしばらくすると、タバコ臭がほとんど気にならなくなる。

「それなら俺も」

とおっしゃる愛煙家の方に、いくつか気になる点を書き添えた方が親切だろう。

まず、この器具を稼働させると、オゾン臭がする。どうやら、プラズマイオンとはオゾンを発生させるらしい。そいつがニオイの元を壊してくれるらしい。
しかし、である。オゾンは強い酸化力を持つ。そりゃあ、酸素原子が2つくっついて安定した酸素分子になるのに、オゾンは酸素原子が3つくっついているから、できることなら原子2つの酸素分子になりたいわけで、こうしてはじき出された3つめの酸素原子はくっつけるものなら何にでもくっつきたがる。こいつにくっつかれた物質は酸化するわけで、つまり錆ができるわけだ。つまり、

「オゾンはフッ素に次ぐ強い酸化力を持つため、高濃度では猛毒である。吸い込むと内臓が酸化され糜爛(びらん)状になる」(ウィキペディアより)

から、あまりありがたいものではない。健康のために、加齢を防ぐために、抗酸化物質を採りましょう、というのは、体内のあちこちに錆ができるのを防ぎましょうということである。

まさか、体に悪影響を及ぼすほど高濃度のオゾンを作る器具が大手を振って販売されているわけもなく、それほど心配することはなかろうが、気になる方もいらっしゃるかも知れないと思ったので、念のため。

いま1点はamazonで、「よく一緒に購入されている商品」としてあげられている加湿脱臭機交換用フィルターである。

「ああ、そうか。そりゃあ、交換用のフィルターは必要だわな」

と何も疑わずに同時購入した。このフィルターはamazonの直売ではないためまだ届いていないが、届いた本体の説明書を眺めて首をひねった。
何処を見ても、フィルターの交換の仕方が書いてないのだ。加湿フィルター、集塵フィルターの手入れは解説してある。何でも、毎月1回はやらねばならないらしい。
が、である。手入れは水洗いとホコリ取りだけで、どこを読んでも

「○○ヶ月立ったら交換しろ」

とも

「△△の状態になったら交換しろ」

とも書いてない。ひたすら毎月1回水洗いをし、掃除機で鉾値を吸い取っていれば、いつまでも使えます、という書き方なのである。
ということは、あれか? 交換用フィルターとは、手入れをしていて、誤ってフィルターを壊したとき以外交換する必要はないものなのか?
とりあえず本体だけ買って使い始めた人はそう思うに違いない。そして、使っているうちに、交換用フィルターなるものが存在することを忘却するのではないか?

この交換用フィルターは、予備としていつも備えておいた方がいいものなのか。それとも、丁寧に手入れをしさえすれば基本的には必要ないものなのか。

交換用フィルターは明日届く予定だ。その解説に、上記の疑問に対する答えが書いてなければ問い合わせねばならないと考えている。

今のところ、気になるのはこれだけだ。
何かの臭いを取りたいと考えておられる方は、この2点に注意され、それで納得されればお買いになっても間違いなかろうと思う。


今日は、横浜の瑛汰の運動会だった。夕刻電話をした。

「でね、俺、徒競走は4番だった。ホントは2番だったんだけど、4番のところに連れて行かれちゃったんだ」

そうか、先生が間違っちゃったか。でも瑛汰、1番になれば絶対に間違われないぞ。

「そして、俺、紅組だったんだけど、紅組は負けちゃった。俺が入った組は、幼稚園からずっと一度も勝ったことがないんだよ」

ふむ、お前は疫病神か?

そういえば、私、運動会で何度勝ち組にいたかな? どう考えても記憶がない。運動会で思い出すのは、小学校では毎年「炭坑節」を踊らされ(心からいやだった!)、高校3年の時は1500mで、どういう訳か3位に入賞してしまったことぐらいである。足の遅さには自信があったのに。
ほかは、トンと思い出さぬ。

まあ、瑛汰、精一杯運動会を楽しんだのなら、それでいいじゃないか。運動会で一度も勝ち組になったことがない、なんて素晴らしい思い出じゃないか。大人になったら酒の席で披露しろ。絶対に受けるぞ!