2017
08.27

2017年8月27日 急死

らかす日誌

といっても、身内が急死したのではない。
あ、いけない。九州・長崎で義理のおじさんが数日前になくなったんだっけ。大牟田の弟から電話が来て、

「お前、葬式に行くのか。だったら1万円包んでおいてくれ」

と頼んだんだったなあ。
ご冥福を祈る。

急死したのはプリンターだ。昼前のことである。見た目は何ともないが(上のアイキャッチ画像)、これ、間違いなく壊れているのである。

キヤノンMG7730

前回は数日前に使った。確かインクも入れ替えた。快調に動いていた。
それが、今日、Amazonで買った本の領収書をプリントしようとしたら、突然お陀仏になった。エラーコード=B203。何でも、修理が必要な故障だという。インクが認識できないらしい。何が悪くてこんなことになる?
まだ、そんなに長く使ってはいないけどなあ。

インクが認識できない。そりゃあまあ、使っているのは代替品である。キヤノンの純正品はとても高い。財布を守るには、Amazonで価格が3分の1程度の代替インクを買うに限る。
これまでトラブルはなかった。いや、1度だけ取り替えたインクを認識しなかったことがある。仕方なく、まっさらのインクを捨て、新しいインク(もちろん代替品)に取り替えたら、何の問題もなく動いた。だから、インクが原因だとは考えにくい。
そもそも、いまのインクで前回は快調に動いていたのである。

が、いまの仕事にも趣味にも、プリンターは必需品だ。直ちにAmazonにプリンターを注文した。TS8030 BK。1万6487円。急の出費。意図せざる出費。痛い。

しばらく目を離していたが、北朝鮮がミサイル3発の打ち上げに失敗したそうだ。北朝鮮の挑発を奇貨として日本の軍備拡充を図ろうという安倍政権にはありがたくない話だろう。北朝鮮が張り子の虎だったということになれば、

「軍事費をそんなに拡張する必要があるのか?」

という声が必ず出てくるからだ。

ま、それはそれとして、気になるのは、北朝鮮でミサイル開発に携わった科学者、技術者たちの運命である。
これまで彼らは、アメリカを威嚇する唯一の手段であるミサイルの打ち上げを無事こなしてきた。ミサイルが意図通りに飛んでいる間は、彼ら(技術は旧ソ連のものを買った、ともいうが)は英雄だったはずである。我が世の春を謳歌していたに違いない。アメリカ帝国主義の暴虐を打ち砕く武器を祖国にもたらしたのだから、当然である。

が、だ。好事魔多し。華やかな成功が続いていただけに、1日に3発も打ち上げに失敗したとなると、強い揺り戻しが来るのではないか?

「祖国に危機をもたらしたアメリカ帝国主義の回し者!」

程度の肩書きを奉られてしまうのではないか?
奉られたら、行き先は一路断頭台である。あ、北朝鮮はギロチンで処刑するんだっけ?

科学者、技術者が表舞台に登場することはあまりない。だから、処刑が行われたとしても、我々が知ることはないだろうが、

「北朝鮮だもの。金正恩だもの、やっちゃってても不思議はないよなあ」

と私は推測してしまうのである。
おお、怖わ!(ここ、あえて送りがなを間違って送りました。「こわ」と読んでいただきたいからであります)

しかし、アメリカと北朝鮮の遠吠え合戦はこれからどうなるのだろう?
金正恩は暗殺を恐れてか、居場所を隠し続けているそうだし、一方のトランプはもうシッチャカメッチャカで、いつまで政権を担えるか、五里霧中での迷走を続ける。

我々は、何だかおかしな、おかしな、おかしな世界に生きていますなあ。

そうそう、北朝鮮からのミサイルが日本に落ちる危険性を考慮して、避難訓練をやったところがあった。NHKニュースで見たのだったと思う。
薄くなった記憶を奮い起こすと、確か三重県津市の小学校だったと思うが、校庭で草取り中にミサイルが飛んできた、っていうんで全員体育館に入り、床に座って頭を抱え込む子どもたちが写っていた。

おいおい、こんな訓練をするのに校庭で草取りって……。

しかも、だ。

「頑丈な建物の中に避難」

が趣旨らしいのだが、体育館は頑丈な建物かね? 壁は薄いし、天井だって空から何かが落ちてくることは考慮されていないだろう。どっちかというとペラペラの建物だと思うのは私だけか?
そもそも、中東の映像などでミサイルが落ちたところを見ると、コンクリートの建物だって破壊されているんだぜ。体育館程度で防げるはずはないと思う私は、現実を知らないのか?

まあ、狂っちゃったような国が隣にあるのである。万が一に備えるのはひょっとしたら必要かもしれない。だが、必要だと思うのなら本格的なシェルターを作るべきなのではないか? 逃げ込んでも助かるか助からないか分からない、おそらく助かる確率が低い体育館に逃げ込ませるなんて、私には、竹槍で米軍の戦車と戦おうとして訓練をしていた太平洋戦争末期の狂気の再来に見えて仕方がないのである。

本当に飛んできて、まかり間違って日本にミサイルが落ちたりしたら、落ちたところの住民は助かるのかねえ、この

「避難訓練はしました。あとは何があっても我々の責任ではありません」

という役所の責任逃れとしか思えない訓練で。

よくよく考えると、知事さんを始め役所の連中だってミサイルに直撃される危険があるのだが、ひょっとしたら重要人物用のシェルターだけはできているのかな?

避難訓練を取材したマスコミの皆さん、皆さんの仕事は、避難訓練の模様を伝えるだけではないとはお考えにならなかったか?
この訓練で、何よりも大事な人命を守ることができるのかどうを検証すべきだとは思いつかなかったか?

それが「権力を監視するメディア」の、基本的な仕事であると愚考するのですが、ねぇ。