06.26
暑中、お見舞い申し上げます。ホント、暑いですねえ。
本日、桐生の最高気温は36℃。昼過ぎに車で出かけたら、車の外気温計は37.5℃を示していた。とにかく、暑い。いや、熱いという字を宛てたくなる。
何でも、昨日は隣の伊勢崎市で40.2℃を記録したとか。異常である。
私は5月17日の「らかす日誌」で、今年の冷夏を予測していた。トンガ沖で発生した海底火山の噴火が根拠だった。噴き上げられた噴煙が地球を覆い、太陽熱を遮る。よって冷夏になる、という推論である。
つい先日までは、私の予測が当たりそうな涼しい梅雨だったから暑さが嫌いな私はニンマリしていたのだが、もういけない。連日、苛酷なまでに気温が上がり、気象台は酷暑を予測した。
ああ、私の嫌いな夏が来た!
といっても、10年ほど前とは暑さの感じ方が変わって来たような気がする。暑さを昔ほどは感じなくなっているようなのである。まだ新聞記者をしていた頃はエアコンの設定温度22℃、23℃というのが当たり前だったのに、このごろは25℃である。そして、25℃でも膝から下に冷えを感じる。
どうやら体が気温に対し、70代という年齢相応の反応をし始めたらしい。高齢者は暑さへの感受性が衰え、酷暑の日にエアコンもつけずに室内で過ごして熱中症になり、悪くすれば死ぬ、というテレビニュースの指摘に
「なるほど、それもありそうだ」
と頷く今の私である。
もっとも、エアコンだけはしっかりつけているので、なかなか熱中症では死にそうにはない私であるが。
ウクライナ戦争の報道が随分減った。一時はウクライナいで明け、ウクライナで暮れる毎日だったが、このところ余り目にしない。新しいニュースはウクライナがEU加盟候補国になったことぐらいである。ほかに新しい動きはないのだろうか? 戦線は膠着して一進一退が続いているのだろうか? 西側諸国からの武器援助はいつになったら効果を現すのか? 戦争はいつまで続くのか? どんな形で終局を迎えるのか……。
テレビに出て来る「専門家」と言われる人々の中に、
ウクライナ疲れ
を指摘する人が出始めた。戦争が長引き、当初は
「ウクライナを助けなくちゃ」
と意気込んでいた西側諸国に
「まだ終わらないのかよ」
という空気が出始めたと。これがウクライナへの武器供給を含む支援への熱を冷ましてしまう危険がある、というのである。
自称「専門家」の話があてにならないことが多いことは、コロナ報道でも散々見てきたので、ああ、またか、という気がしないでもない。ウクライナを支援する国々は、人道的な立場だけで支援しているのではなく、ウクライナ戦争に自国、世界の暗い未来を感じるから支援しているのではないか? だとしtたら、疲れてなんていられるか?
私の見方は書生論かも知れない。しかし、書生論が裏切られるようなことがあれば
「だったら、最初から支援なんかするなよ。おかげで何人の人が死んだんだ!?」
と思いつく限りの悪態をついてやろうと思っている。
もっとも、ウクライナ疲れを早くも見せているのがマスメディアなのだろう。これだけ長い間続いてきたために、担当記者諸氏は業界でいうネタ枯れ状態に陥っているようだ。新しいことを求め続けるメディアにつきまとう悪弊で、同じことの繰り返しで、新しく取り上げるネタがない、という状態である。
だが、ウクライナの動向に関心を持つ人は、私を含めて多いはずだ。どんなことでもいい。ウクライナの今を伝え続けていただきたい。
担当記者諸氏に、客観的な情報を出来るだけ詳しく報じるための一層の奮闘努力をお願いする。