2024
07.09

蓮舫の負けっぷり

らかす日誌

昨日書き上げていたのに、目先の所要に紛れてアップするのを忘れていた。75歳。

✖️     ✖️     ✖️     ✖️     ✖️     ✖️     ✖️

東京都知事選は、危惧した通り、小池おばさんが3選した。東京の方々はこの程度の政治的判断力しかないのか、と意気消沈しつつ、でも、この立候補者のメンツでは他に選びようがなかったかとも考えてしまう。
結果ははなはだ不本意だが、これが現在の東京の民意なら致し方ない。身勝手な都民ファーストのスローガンの元。東京だけが肥え太り、地方に害悪を振りまかなければいいが、と願うが、小池おばさんではどこまで願いが通じるのか不安である。

それより、蓮舫候補の負け方が痛快だった。

「どうして1番にならなきゃいけないのですか? 2番じゃどうして行けないのですか?」

で名を売った蓮舫候補が2番にもなれなかった。常識的には、これで彼女の政治声明は立たれるはずだが、さて、常識が通じるか。

今朝の朝日新聞では、立憲民主党は最強の方歩車を立てたと思っていたとあったが、その最強候補がこの結果である。知名度などゼロに近かった、広島県安芸高田市の市長を1期だけ務めただけの石丸伸二氏にもはるかに及ばない128万票しか取れなかった。

「現職批判ばかりで、自分は内を死体の彼の訴えがなかった」

との敗因分析がある。

「共産党の支援を受けたことが有権者の軽快感を招いた」

という指摘もある。それもあるかも知れない。

私は今回の東京都知事選について何も知らないものである。小池のおばさんには、まだ彼女がテレビキャスタターだった頃に1度だけあったことがあるが、蓮舫候補の実物は見たことすらない。
それでも、こう思ってしまう。2番にすらなれなかった根本的な原因は蓮舫候補にあったのではないか。

たまにテレビで見る蓮舫が私にはどうしても馴染めない。頭の回転が速い、舌鋒が鋭い、という。それは、ある視点からは高い評価につながるのだろう。だが、少し視点を変えれば

「あんた、何様よ?!」

という印象を持たれかねない。野党の立場で小気味よく与党を批判しても

「あんた、与党だった時に何をした? 民主党政権は惨憺たる結果しか招かなかったじゃないか」

と反発を悔いかねない。頭の回転が速く、舌鋒が鋭いだけに、その印象はさらに強まる。

「何もできなかったくせに、つべこべ言うな」

批判のための批判、言説を繰り返して何かをやっている気になっているこんな人を、自分の上司に持ちたいと思う人がどれだけいるだろう? 上司にしたくないのなら、ましてや都知事になんかしたくないだろう。

自民党の体たらくを見て、立憲民主党はいま、政権奪回を視野に入れてているともいわれる。その立憲民主党が最強の知事候補として担いだのがこの程度の人物であってみれば、まかり間違って次の選挙で政権を手にした時(ない、と思うが)、いったい誰を首相に担ぐのだろう?

自民党でもポスト岸田の顔が見えない。政界の人材払底ぶりはここに極まった。