02.04
私のiMacがドック入りしました
今日、高崎まで行ってきた。目的地はビックカメラ高崎東口店である。ここに、群馬県唯一のApple製品の修理窓口がある。箱詰めしておいたiMacを車のトランクに積み込み、片道約40㎞のドライブである。
昨日の電話で、修理受付は11時40分から12時までだと言われていた。遅れてはならない。10時ごろ自宅を出て、到着したのは11時前。勇んで窓口に行くと、
「Macの修理担当は11時半の出勤になっております」
それで予約時間が11時40分だったのか。それにしても11時半の出勤とは、なかなか優雅な職場である。働き方改革の最先端職場か。ここは待つしかない。
その担当者氏にカウンターに招かれたのは、11時半を少し回った頃だった。症状を説明する。
「書類を作ってきますので、少しお待ち下さい」
とのこと。いや、書類を作るより、早く修理して欲しいんだが。そんなアピールは聞いてもらえそうもない。やむなく、持参した「選択」2月号に目を通す。
やがて担当者氏が再登場した。書類ができたらしい。見ると、私のiMacは
「MacOSアップデートをしたらフュージョンドライブが分割されました」
と記入してある。やや不自然な日本語だが、正確な表現である。
そして、備考欄には
「フュージョンドライブの再作成、お預り対応、データ削除同意済、完了後ご連絡します」
とあった。まあ、データは外付けのHDDにコピーしてあるし、Mac特有のTimeMachineもあるから、なんとでもなる。でも、「お預り対応」だって?
「アップルケアで聞いたら、ターミナル画面からコマンドを打ち込んでフュージョンドライブを修理すると言っていました。私がやってもいいのだが、1文字でも間違ったコマンドを入れると取り返しがつかないことになるのでこちらに行けとの話でした。だとすると、私の目の前でその作業をやってもらってもいいと思うのですが。せいぜい30分もあれば済むことでしょ?」
私はできるだけ早く修理がすんだiMacを持ち帰りたいのである。片道40㎞のドライブをもう一度繰り返したくはないのである。1、2時間までならここで待つ。早く修理をしてちょうだい!
だが、返事はつれなかった。
「他のお客様の物を先に修理せねばなりません。申し訳ありませんが預からせていただきます」
ああ、そうですか。
私の目は最後に、「簡易見積金額」の欄に向かった。えっ、これ、ほんと?
「¥0」
という文字が飛び込んで来たからだ。
えっ、この修理、ただ?
「はい、これはお金は頂きません」
そうか、物理的な呼称ではなく、ソフト的な不具合の場合は無償なのか。Appleとはなかなか味な事をやるではないか。
「とすると、私の負担は交通費だけ?」
「はい、そのようになります」
ついでにお願いした。フュージョンドライブの修復だけでなく、OSのアップデートもお願いできませんか? 私が桐生に持ち帰ってアップデートをしたらまたまたドライブが不具合を起こしてはたまりませんから。
これも引き受けていただいた。
おそらく、明日には修理が完了するだろう。
と思っていたら、夕刻、修理ができたとのショートメールが入った。あす私は再び、片道40㎞のドライブに出ることになった。これで、MacBook Airの小さな画面で作業をしなくても済む。助かった。