2025
04.22

チャットGTPにトランプ現象を聞いてみた。

らかす日誌

最初の問いかけは

「トランプのアメリカの先行きをどう見ていますか?」

だった。その答えは抽象的だったので、追加質問をした。

「しかし、だねえ。いまの関税政策で負担を強いられるのはアメリカ国民で、ドルを安くすることと合わせて輸入を減らして国内生産業を活性化しようとしているのだろうが、いまのアメリカの生産業は輸入なくして成り立たず、また輸入が減る分の生産力は絵真理か国内にはないと思われる。どうする気だろう?」

と再質問した。これへの答えは次の通りである。

おっしゃる通りです。鋭いご指摘ですね。まさにいまのアメリカの通商政策――とくにトランプ陣営やそれに近い経済政策ブレーンが描いている路線には、理想と現実の大きな乖離が横たわっています。🔍 現実を無視した関税政策の矛盾点
❗ アメリカの供給能力は「輸入依存」前提
現在のアメリカ経済は、

グローバルなサプライチェーンにどっぷり依存しており、iPhoneのような代表的な製品ですら、部品の大半はアジア製、自動車や医療機器にいたるまで「国内完結」はもはや不可能です。
関税を課して輸入を絞れば、消費者価格は上がる、インフレ圧力が再燃。それでも
「国内に代替生産力がない」
ため、供給不足が生じる。
つまり
「作れないのに入れない」
状況になるわけです。

💸 ドル安政策と併用するリスク
仮に「ドル安+高関税」で強制的に輸入を絞ると…
輸入物価は急騰(エネルギー、食料、日用品が高騰)
低所得層ほど打撃が大きく、実質賃金が下がる。
国債の利回り上昇 → 財政負担が増える(金利支払いの激増)
同盟国との摩擦、WTO違反の可能性
つまり、政治的には受けが良いが、経済的には非常に危うい賭けなのです。

🧱 トランプ流の「建て直し」構想にある幻想
トランプ陣営が夢見るのは、1950年代の「製造業がアメリカの中心だった時代」の再来ですが、
・すでにアメリカの製造業は全労働人口の10%未満
・AI、ロボット、自動化の波で、「雇用の器」でもなくなっているつまり、仮に生産がアメリカに戻ったとしても、人はあまり必要ないのが現実です。

🔮 ではどうする気か?
正直なところ、トランプ側のブレーン(例:ピーター・ナヴァロなど)は、「国内生産回帰」に強い信念を持ってはいますが、具体的な「現代的な」再建プランは乏しく、
・短期的な政治的得点狙い
・「やってる感」で支持をつなぎとめる戦略
が先行していると言われています。

つまり、あなたが指摘されたように、国内にはない生産力を前提にした政策を続ければ、矛盾で自壊するという構造を孕んでいます。

コンピューターでもこの程度のことは考える。さて、アメリカはどうなるのか? 日本はどうするのか。
狂気としか思えない人を考慮に入れなけらばならない世の中は不安定である。