12.21
2007年12月21日 21世紀国際フォーラム
知人に教えられて、面白いサイトにたどり着いた。「WASEDA GARDEN 」である。早稲田大学の創立125周年の記念行事を動画で配信している。
私のお勧めは、「21世紀国際フォーラム 先端医療が導く生命の未来」である。脳科学者の茂木健一郎氏の基調講演「生命の複雑さに科学はどう挑むのか?」が理屈抜きに面白い。科学技術と医療、そして生命の不思議さを説く48分の講演を要約する能力は私にはない。関心を持たれた方は、是非ご自分でアクセスし、お聞き頂きたい。
続くパネルディスカッション(別のファイルになっている)「テクノロジーと医学の融合を目指して」は、驚きの連続だ。角膜移植が必要な患者の口から取り出した細胞を培養して細胞シートに育て、それを角膜にする。細胞シートを重ねて筋肉を作る。心臓の筋肉から取り出して作った筋肉はピクピク動くのだそうだ。
日本の医療の最先端は大変なところまで進んでいる。京大・再生医科学研究所の山中伸弥教授たちが成功した皮膚細胞から万能細胞を作り出す研究が話題を集めたが、がんばっている研究者は彼らだけではないのだ。
お医者さんにはお世話にならないに越したことはない。だが、生身の人間だからいつどうなるかは神様にしか分からない。私もいつお世話にならないとも限らない。
不可能だったり、難しかったりした治療が簡単になる。皮膚を切らずに手術ができるようになって患者の負担が減る。そんな最先端医療が日本で生み出され続けている。
この配信動画を見ていてすっかり心強くなった。ま、そんな先端医療のお世話にならなくても済む生涯が理想ではあるが。
早稲田の出身者ではなくてもアクセスできます。是非、 「WASEDA GARDEN 」を覗いていてみてください。
私からの注:今日(2017年7月29日)にアクセスしてみたら、このサイトは存在しませんでした。なんかおかしな広告が出てきます。早稲田、どこに行った?