01.03
2014年1月3日 そして本年も
皆様、明けましておめでとうございます。
そして本年も、変わらぬご愛読をお願いいたします。
年が明けて早くも3日目。ようやくにして、このような挨拶が書ける状態になった。
29日に瑛汰、璃子の次女一家が到着。それからは疾風怒濤の日々で、元日には長男夫妻もやってきて、我が家はほとんど、時間無制限飲み放題状態へ。
元日夜に瑛汰、璃子らが去り、昨日午後には長男夫妻も去った。だが、体内に蓄積したアルコールの影響か、昨夜まではボーッとした頭を抱えて、何をする気も起きなかった。
やむなく、テレビ東京の「影武者 徳川家康」を、とうとう最後まで見て、
「何だよこれ。隆慶一郎の原作はあれほど面白かったのに、どうしてこんなにつまらない時代劇になっちゃうわけ? 原作は『あり得た歴史』を書いていたのに、このドラマ、出て来る人物がアホばっかりで、『あって欲しくなかった歴史』に成り下がってるじゃないか」
と、シナリオライターの能力低下を憤りつつ、でも、何処がどうおかしいのかが言葉にならない。かつて読んだ原作が頭の中にちっとも残っていないためである。それでも何故か午後11時すぎまでテレビの前に座り続けて、体力の涵養に励んだ私であった。
まあ、年末年始は例年とほぼ同様であった。
酒を飲んだ。年々、酒からの回復に時間がかかるようになったのは積み重なる齢のなせることである。
3歳を過ぎて可愛い盛りとなり、
「ねえ、ボス。ボスはどうして璃子が好きなの? 璃子たんがとっても可愛いから?」
とあっけらかんと口にする璃子に、スーパーのレジ係を命じられた。いや、買い物客にさせられることもあり、
「アイスクリームを下さい」
といったら、
「えーっと、アイスクリームは売り切れです!」
と断られた。営業機会を逃す店舗管理は、商売人にはあってはならないことだが。
「ねえ、ボス、サッカーしよ! 瑛汰、キーパーやるからさ」
と、何かといえば外に出てサッカーボールを蹴る瑛汰にボールをぶつけられた。見ていると、瑛汰は急速にサッカーがうまくなった。WOWOWで放送してるスペインのサッカーリーグ、「リーガエスパニョーラ」を毎週録画させられている私が言うのだから間違いない。
瑛汰のサッカーに付き合った瑛汰のパパが、元日から腰痛に襲われた。ボールを蹴りながら腰でもひねったのか。何とか横浜までは帰ったが、本日現在、闘病中だとのこと。
若さとはこのようにして消えていくものである。
その合間に、CSでやっていた「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」をシーズン5まで録画。CM部分をカットしてはディスクに焼いた。これは四日市の啓樹のためである。
そうそう、30日は耳の痛みを訴えた瑛汰を救急病院に連れて行った。
31日は、瑛汰と璃子に連れられて映画館に行った。「プレーンズ」。
元日は、伊勢崎のスマークの餅つき大会に参加する瑛汰と璃子を写真に納めた。
元日に到着した長男は、春にサンフランシスコに赴任する。
「餞別は何がいい?」
とは早くから伝えていたことだが、今回、やっと結論が出た。
「RIMOWAのスーツケースにしてよ」
何、それ? 聞くと、定価14万1750円。
うちの息子は、オヤジが知らない世界の高級品を知っている。不思議である。何故だ?
さて、今年はいかなる年になるのか。やや老朽化が目立ち始めた体と相談しつつ身近なもの、遠くのものを見つめていきたい。
引っかかりを感じたものは、この場に書き記しておきたいと思いつつ、皆様の今年のご多幸を祈念する。