03.23
オリンピック延期への大合唱が始まった。
東京オリンピック延期への大合唱が始まった。火蓋を切ったのはカナダである。今年中に開かれるのなら、カナダは選手団を派遣しない、と断言した。23日現在、カナダは感染者1470人、死者数は20人である。感染者数こそ日本の907人より多いが、死者数は日本の36人の6割程度。それでもこの態度表明。立派である。
おそらく、同じ態度表明はこれから相次ぐだろう。
イタリアは死者数が5000人を突破した。
このグラフを見る限り、新型コロナウイルスはさらに猛威を奮いそうで、収まる気配はない。こんな中で、だれがオリンピック選手団の派遣を準備する?
フランスだって似たような状況だ。
スペインはフランスを上回る被害である。
ドイツも死者数は現在94人。急増が続いている。
いまだに態度をはっきりさせないIOC、JOC、日本政府、東京都は何を逡巡しているんだろう? カナダが参加しないオリンピック、パラリンピックを開くつもりか? イタリアもフランスもスペインもドイツも中国も韓国も、あるいはアメリカも参加しないだろうオリンピックを本当になるつもりか?
というわけで、冒頭の写真は外出を控えておられる方々のための花便りである。まだ2分咲き程度だが、開花していないつぼみも急速に膨らんでおり、明日、明後日にも先行花を追いかけて花開く意欲は満々とみた。
ついでながら、昨日撮った写真をお見せする。背景となる空の色が違うのでわかりにくいかも知れないが、よくよく眺めていただければ、たった1日でこれだけ開花が進んだことをご理解いただけるのではなかろうか。
今日は愛車を車検に出してきた。7年目の車検である。明日夕方出来上がる。
その整備工場は、今乗っているBMWをオークションで落としてくれたところだが、
「へー」
という話を聞いた。といっても、どこかの空き地に囲いができた、という話ではない。
BMWのオーナーが2人増えた、という話である。
1人はこの整備工場の社長さんである。整備工場だけでなく、タクシー会社、運送会社も経営する彼は、知り合ったころから
「いつかはBMWに乗りたいんだよね。できればM3が欲しい」
と口にしていた。何でも、国産車は面白くない。今のベンツはレクサスになっちゃった、ポルシェは
「時速180kmで車体が浮くんですよね」
とあれこれ切り捨て、
「高速で速度を上げればあげるほど車体が沈み込んで安定してくれるのはBMWだけです」
を結論とする方である。
ところが、知り合ったころの車はサーブ、その後乗ったのはレクサス、だった。いずれも、オークションで落札した中古車である。
そのレクサスにかなり傷ができた。車を扱う会社の社長さんとはいえ、運転には年齢が出るらしい。私より若く、まだ60代半ばだと思うが、細部にまで神経が行き届かなくなったのか。私も他山の石とするほかない。
「それに、やっぱり乗っていて楽しくないんだよね、レクサス」
というわけで、BMW530i Mスポーツということになった。もちろん、中古車である。
「ディーラーの試乗車が格安で出ていたので」
オークションで落としたのだという。
いま1人は、2年半前まで乗っていた私のBMWを譲ったT君である。あの車、オイルが燃え始めたので、
「現状渡しで良ければ」
と10万円で譲った。直前にタイヤを交換していたので、ほぼそのタイヤ代だけで売り払ったことになる。
それが、半年ほどすると、ますますオイルの消費が増え、つまりオイルがエンジンに入って燃焼されることが増え、とうとう廃車にしてしまった。
今日整備工場で聞いた話では、彼がこの整備工場に頼み、BMWをオークションで落としてもらったのはそれからしばらくしてのことだという。BMW X3 Mスポーツ。
一度BMWの運転席に座ると、誰しも恋に落ちてしまうということか。
そういえば、あのO氏も
「BMWにしろって勧められているんだよな」
と言い出した。何となく、私がBMWウイルスを桐生にまき散らしてしまったような気になった今日である。