03.21
2016年3月21日 スカタン
とは、アホ、バカ、スカタンのスカタンである。
今朝の朝日新聞によると、民主党の大島九州男という参議院議員に、政治資金不正支出の疑惑が起きた。
「政治活動のために使ってね」
と集まったお金を、こいつの長男が飲み食いに使っていた、という疑惑である。
まあ、政治家なんてそもそもが信用ならん連中である。その信用ならん連中の取り巻きはさらに信用できなくて、ここ桐生でも、
「あいつは、自分の鰻屋で宴会をやるために選挙運動に加わっている」
といわれているオッサンがいる。
このオッサン、選挙となると、いつも保守系の候補者の選挙事務所に入るのだが、当選が決まるか決まらないうちから、自分の店で支持者を集めて宴会をやるのだそうだ。支払うのは選挙事務所である。
そのような伝票が当局の目をすり抜けるのかどうかは知らぬ。群馬県警はやる気も能力もないお巡りさんの集まりのようで、一度も摘発されたことはない。しかし、保守派の硬派仲間では、
「あの鰻屋が入った選対はろくなものではない」
と伝えられている。そりゃあそうだ。選挙運動なんかどうでもよく、選挙運動を利用して自分の店の売上げを上げようなんて運動員が歓迎されるはずはない。
しかし、選挙のたびにこの鰻屋が出没するところを見ると、候補者とは、こんな鰻屋でも頼りたくなる心理状態になるものらしい。溺れる者は藁をも掴む、という心境か。
いや、話がわき道にそれた。今日の焦点は大島である。
ま、選挙とは、政治活動とは、有象無象を集めて行われるものである。多少の不心得者が入るのはやむを得ざるところもある。だから私は、一切近寄らない。
ところが、なのだ。
この金を使ったのは、大島の長男だという。しかも、この長男、金を使ったことをフェイスブックでいちいち報告していたというから、開いた口が塞がらない。
朝日新聞が、大島の政治資金収支報告書の飲食費の日付と、この長男がフェイスブックでアップしている飲食費の支払いの日付が奇妙に一致していることに気がついた。15件、34万円の支出が一致していたというから呆れてものがいえない。
「同期の方の送別会」
「弟の上京記念と大学卒業前祝い」
「後輩と食事」
こいつ、根本的なスカタンである。
政治資金を飲食費に使うのは、あちこちででありそうなことだ。だが、それをいちいちフェイスブックに書き記していた例は、これまで聞いたことがない。
この根本的スカタン、政治資金を私的な飲食費に使うことが違法であるということを知らなかったか。まあ、法律を知らないことはあっても不思議ではない。
だが、親爺の政治活動に使うため、という趣旨で集まった金を、自分の飲み食いに使うのはいけないことだ、という、常識以前の常識がなかったのか。
親爺が国会議員であるからには、多少の行きすぎは見逃されるはずだと思い上がったか。
いずれにしても、スカタンはスカタンというしかない。
スカタン長男を育ててしまったスカタン大島は、責任を取らざるを得ないだろう。
しかし、である。
フェイスブックって、いったい何のために使われているのだろう? そもそも、自分の行動を
「いま起きました」
「朝食です。今日は目刺しに大根おろし、揚げと豆腐のみそ汁に、ピーマン炒め、白菜の漬け物と海苔でした」
「朝食後20分でトイレ。今日のうんこは太かった。何かいいことがありそう!」
などとどうでもいいことを、ネットの世界で誰でもアクセスできるように公開する心理とは何か? そこにアクセスして
「いいウンチが出て、おめでとう!」
と書き込むヤツは、1回限りの己の人生を何に使いたいのか。
ねえ、この大島というスカタンも、長男がフェイスブックなんてやってなければ、こんな不名誉を暴露されることもなかったろうに。
しかし、スカタンなのは大島とその息子だけではない。報道によると、このスカタン大島、比例区で当選したとのことである。
そもそもは、こんな男を国会議員にした選挙民が最大のスカタンである、と書こうと思っていた。しかし、比例区では選挙民には選びようがない。民主党が決めた順位がこの男を国会議員にした。
おい、民主党、あんたのところでいかれポンチなのは鳩山、菅、ドジョウだけではないんだな。岡田も使い物にならないし、頭の毛が減るのが心配で仕方ない前原もどうしようもないし、こんなスカタンを参院選の候補者にしちまったところを見ると、組織全体が腐って腐臭を発しているとしか思えないぞ。
何、これから民進党?
いまの体たらくでは、国民が新しい党名を覚える前に消え去るんじゃないのかね?
にしてもである。
腰が絶不調だ。
今日は朝から調子がよかったので、妻女殿の求めに応じて木造構築物を解体した。わずか3、40分の作業だったのに、終わったら腰が伸びない。磁石は貼りっぱなしなのに……。
明日はこの腰で、車を賭って真岡市まで行く。もつか、我が腰。
人生には、何とスリルが満ち溢れておることよ。