2016
06.03

2016年6月3日 挫折-1

らかす日誌

新しく買ったMacBook AirMacBook Airをメインにしようという私の挑戦は、とうとう最後で挫折しかかっている。問題はやはり、Dreamweaverである。

いや、iTunesもiPhotoも、中に貯蔵された音楽資産や写真の資産をMacBook AirMacBook Airに移せばいい、という簡単なことではなかったことが、その後判明した。原因はMacBook AirMacBook Airの内部ストレージが小さいことだった。

これまでのパソコンの内部ストレージ、つまり本体に内蔵されている貯蔵庫は、ハードディスクがほとんどであった。だがMacBook AirMacBook Airは薄さと軽さを最大の特徴とする。ために、内部ストレージは半導体でつくられたSSDなるものに替わった。
それは好ましい変化である。なにしろ、このSSD、すべて半導体でできているので動作が速い。そして多分、動く部分がないので長持ちするはずである。
結構づくめのようだが、泣き所もある。高いのだ。ハードディスクでは3テラで1万円というのが当たり前になってきたが、SSDでは同じような価格で買えるのは250ギガ程度。記憶容量で計算すれば、3テラのざっと12分の1である。

ために、我がMacBook AirMacBook Airには、たった128ギガのSSDしか積まれていない。生まれつきのケチである私が安さにこだわるあまり、SSDの容量が小さな機種を選んだことも原因の1つだが、それはこの際無視する。なにしろ、こいつを256ギガにすると2万円も高くなるのだ。ま、いずれにしてもこれがネックになったのである。
iTunesの音楽資産は28.5ギガ、写真は22.22ギガ。これだけで、内蔵SSDの半分近くになってしまう。ほかにも、SSDには当然ながらOSがいるし、アプリもいる。あれやこれやで、音楽も写真も、とてもじゃないが収容できないのだ。

では、何処に置く? MacBook AirMacBook Airに接続した外付けHDDしかない。だが、iTunesにしろ、写真を管理する「写真」というアプリにしろ、どちらもSSDにある。そのアプリから、外付けHDDに置いているファイルを読み込むにはどうすればいいのだ?
前回の日誌を書き終えたあと、私はネットに答えを求める旅に出たのであった……。

そこまでは何とかなった。次は、音楽と写真をiPod、iPhoneと同期させねばならない。音楽の方は何とかなった。が、写真がいけない。
iPhoneをMacBook Airに接続し、iTunesから同期の設定をする。写真は外付けHDDにある「写真Library」から取り寄せるように設定しようとするのだ、iTunsは断固としてこれを拒否するのである。その一方で、外付けHDDに入っているほかの写真はちゃんとiPhoneに移る。

何度か投げ出したくなった。

「べつに、iPhoneで写真を持ち歩かなくったっていいじゃないか」

という気分になった。
だが、なのだ。こうしようと思って作業を進めてきて、最後の最後にうまく行かないことほど気分の悪いことはないではないか? 意地でもやってやるぞ、という気になるではないか?

私にも、多少の根性は残っているらしい。私は考えた。

「『写真Library』からはiPhoneには読み込めないらしい。だが、ほかのフォルダからなら読み込んでいる。では、『写真Library』にある写真を、ほかのフォルダにすべて書き出せばいいではないか」

写真の総量、約7500枚。私はすべてを「写真」と名付けたフォルダに書き出した。

うん、これならiTunesから同期フォルダとして選択することができる。さて、やっとiPhoneに写真が移せる、と安心したのもつかの間であった。
まず、iPhoneにあった写真をすべて消去した。そして「写真」フォルダの写真をiPhoneに取り込もうとすると、何と

入りきらない!

のである。
そういえば、古いiMacにはいってるiTunesはバーションが11.4。それ以上新しいバージョンは古い機械は受け付けない。ところが最新のiPhoneは、この中古品のiTunesではつながらないのである。だから、それまでiPhoneに入っていた写真はつながっていた間のものだけだったのだ。その後写真が増え、全体のボリュームが膨れあがってしまっていたのである。

「入りきらないのなら、減らすしかない」

昨夜私は、iPhoneにコピーする必要のない写真を、1枚1枚手動でゴミ箱に捨て続けた……。


紆余曲折はあった。苦労をした。腰も痛くなった。だが、いまではiPodもiPhoneも正常に動いている。そして最後に残った大物が、Dreamweaverであった。
私は今日、この最後の大物に挑みかかった……。

そろそろ映画を見なければならない時間になった。続きは明日に回すことにする。