05.02
2018年5月2日 整理
連休も折り返し点である。皆様、充実したゴールデンウイークをお過ごしだろうか。それとも、ゴールドにはほど遠く、シルバー、いやコパー(copper=銅)ウイーク程度、と嘆いていらっしゃるだろうか。
いやいや、連休なんてあるだけめっけもんで、どこにも行かずとも自宅でゴロゴロしているだけでも休みの意味は充分ある。
とは思うが、私の4月28日からを振り返れば、コパーにも至らない等外ウイークである。
この間やったことと言えば、まず領収書の整理をした。
独立時営業者となった私には、何に金を使っても領収書を求めるようになった。これで払いすぎたであろう税金を取り戻そうという涙ぐましい日常作業である。やればやっただけ見返りはあり、昨年分を閉めてみると、8万円ほど税金が戻ってきた。税の申告をお願いしている税理士さんに2万円と消費税を払った分を差し引いても6万円ほどのプラスだ。やらねばならぬ。
とは思うのだが、毎日の支出をエクセルで整理するのは面倒なことこの上ない。勢い、ポケットに入れてきた領収書は封筒に放り込んで
「そのうちに整理すればいいや」
ということになる。それが、今年1月から続いていた。封筒はかなり膨らんできた。
「仕方ない。とりあえず4月までの分を連休中に整理しよう」
と思い立ち、領収書を月別に分け、エクセルに入力した。半日がかりの作業である。
「6万円のためだ」
と自分に言い聞かせるが、それで面倒さが減るわけでもない。減るわけでもないし、実際に6万円戻ってくるかどうかも不確定である。
そんな作業に追われていると、サラリーマン時代が懐かしくなる。
そんなわけで、とりあえず4月分までは整理が出来た。
庭木を刈り込んだ。
今の住まいは借家である。私に庭木の手入れをする義務はない。それに、庭木の手入れなど私好みではない。
「勝手に生えてれば」
と放っておくのが私流である。
では、なぜ刈り込んだのか。
一つには、暇だったからである。休みには仕事らしいことはしないと決めている私にとって、連休とは暇が膨れあがることである。ある程度膨れるのはいいが、膨れすぎると時間をもてあます。そんなとき、パイプたばこを楽しみに駐車場に出た私の目の前に庭木があった。
「なんか、葉っぱが繁り放題でうっとうしいな」
なぜかそう感じてしまったのである。
どういう訳か、我が家には剪定ばさみがある。私が敬愛する鍛冶職人、小黒定一さんの店で勝ったものである。小黒さんの手になるものは手が届かないため、
「私、プロじゃないので小黒さんの打ち刃物はもったいない。素人が使ってもまあまあ使える、というヤツでいいから推薦して下さい」
とお願いして買った。小ばさみ5000円、持ち手の長い剪定ばさみ6000円。
これを持ち出して、椿の木となにやら分からない木に挑んだ。思う存分ばっさばっさと切り刻み、落ちた枝や葉を桐生市指定のゴミ袋に詰め込んだ。これ、1日仕事。
そうそう、小黒さんに関しては、こちらが詳しい。是非ご一読いただきたい。
「ここにカーテンを掛けたいのよね」
とおっしゃる妻殿のご機嫌を伺うため、突っ張り棒を買いに出た。突っ張り棒を入れられるところは長さ62㎝、ないしは82㎝。82㎝のところは一方がブラインドの最上部になっており、
「ここに突っ張り棒をあてて大丈夫かな」
という疑念があったため、両方に使えるものを捜したがない。やむなく、短いのと長いのと2本買った。
そうねえ、休みになってやったことと言えばその程度か。やっぱ銅メダルはおろか、6位入賞も絶対に出来ない、実りない連休であるなあ。
で、他の時間に何をしたかというと、もっぱら算数の問題に取り組んだのである。これ、瑛汰の支援。
テキストは「中学への算数」6月号。角度、面積、体積が特集され、やさしい問題から超難問までが並ぶ。中には半日考え込む問題もあって、結構な暇つぶしにはなる。解いてみて、
「これは瑛汰に解かせてみよう」
という問題を見つけ出すのが狙いである。
といいながら、情けないことに、中には回答を見ても
「なぜ?」
と頭を抱え込む問題もあって、
「俺にも分からん。これを小学生が解くってか」
と唖然とする。
ちなみにその問題をご紹介しよう。
平行四辺形がある。その中に円が描いてあり、円の中に円に内接する長方形がある。円を除いた平行四辺形と、円内の長方形に斜線が引かれており、問題は1本の直線で、斜線部分の面積を2分せよ、というものだ。
「知識がものをいう問題」
との注がある。といわれて、何とも手がかりがつかめないので回答を見て、それでも理解が出来ない私は知識ゼロである。算数、数学の専門家ではないが、中学入試問題の解答を理解できないとは、情けない。
明日は年に2回の「糸ヤ通りいらっしゃいませ」というイベント。取り仕切るのはあのO氏である。私も朝から出かけてうろつく。
金には遙かに遠い連休を過ごす私であった。