06.22
ほんのちょっと、チクリとしました。第1回接種終了。
昨日、予定通り新型コロナワクチンの第1回接種を済ませた。
予約時間は午後5時45分。
「少し早く行けば順番が繰り上がるかも」
と期待して30分ほど早く行ったが、何のことはない。5時30分予約組が40人ほどおり、45分予約組も同数程度いて、変えられるのは45分組の中の順番だけ。つまり、どれほど早く行こうと45分組から逃れることは出来ず、私は45分組の12番の札を渡された。
市職員が問診票が記入済みかどうかをチェック。3階の広い待合会場で待つうち、30分組の
「1番から10番までの札をお持ちの方、こちらへ並んで下さい」
そこで再び問診票をチェックされ、済むと1階の接種会場に行けと指示される。
やがて45分組の番が回ってきて私もその一員となり、ゾロゾロという感じで階段を下りた。接種会場に入ると、身分証明書を見せろといわれ、免許証を提示する。熱も測られた。36.3℃。
次は医師の問診である。
「えーと、血液をサラサラにする薬をお飲みなんですね」
「ええ、そこに書いている通り、EPAです。中性脂肪値を下げようと思いまして。もう一つの薬は慢性腰痛の向精神薬です」
「アレルギーはないと」
「軽い花粉症がある程度ですね」
「今日は、いつもと違う体調だということはありませんか?」
「まあ、毎日こんなもんでしょう」
その程度のやりとりが終わると、次に進む。いよいよワクチン接種である。半袖シャツの左袖をまくり上げる。このワクチンは肩に近いところに打つのは、皆様もテレビのニュースでご覧になっただろう。
「じゃあ、打ちますよ」
看護師さんがそう宣言して、我が腕にブスリと注射針を突き刺した。終わるまで1秒足らず。あっけなく、1回目の接種終了である。
それにしても、最近の注射は痛みが小さい。ほんのわずかチクリとしたかと思うと、もう針は皮膚を刺し貫いている。針が極限近くまで細くなり、刺激する痛覚神経が少ないためだろう。
「はい終わりました。じゃあ、これを持って次のところへ行ってください」
指示されたのは、パティションで区切られた部屋で、椅子が沢山並んでいる。何を渡されたのかと見ると、デジタルで「14:26」と出ている。タイマーらしい。
「はい、こちらで15分お待ちください。時間が来たらタイマーが鳴りますので、お帰りになって結構です。また、気分が悪くなった方はお知らせ下さい」
持参した本を読みながら15分。ピッピッとタイマーが音を出し、私は解放された。もっと時間がかかるかと思っていたが、流れ作業はスムーズで、想定より随分早く自宅に戻った。
あれから丸1日が過ぎた。体調は……、何ともない。注射を打った左肩のあたりにややこわばりを感じる程度である。とりあえず、1回目は無事乗り切ったようだ。
もっとも、ワクチンの副反応がより強く出るのは2回目の接種らしいから、気は抜けない。もっとも、気を抜けないといっても、何をすれば気を抜かないことになるのかは全く解らないが。
というワクチン接種騒ぎが巷で起きていて、いまだに東京では1日400人を超す感染者が出続けているというのに、我らがガースー首相は東京オリンピック開催を強行するつもりらしい。定見がなく、適当に敵を作り上げることで見方を作る典型的に風見鶏、ポピュリストの小池おばさんに中止宣言を期待をしたこともあったが、今のところ動き無し。何が起きても
「オリンピック開催は政府がお決めになったことですから」
とでも言い抜けるつもりなのか?
昨年の1人当たり10万円の大盤振る舞いに続いて、国際的なビッグショーであるオリンピックを強行する。パンと見世物を使って民衆を手名付けたローマ帝国の昔に戻りつつあるような気がするのは私だけか?