08.24
とうとうコロナ重症者が身の回りから出てしまいました。
「コロナの抗原検査で陽性になってしまいました」
というショートメールを彼から受け取ったのは21日のことである。桐生で親しくなった染め屋さんが発信者だ。
彼は先にコロナ陽性となった大澤紀代美さんと、大澤さんが感染した直後に酒の席で一緒になり、
「何しろ、大澤さんの隣の席だったので、いやあ、私、濃厚接触者ですよね」
といっていたが、この時は何事もなく、検査も陰性だった。
そのため、大澤さんの禁足令が解ける24日に3人で飲む予定を立てていた。ところが、このメールである。
「あの後、コロナ陽性の人と接触したと知らせがありまして、多分大丈夫だと思っていたのですが……」
という始末である。わずか10日余りのうちにコロナ陽性者と2度も接触する。よくよく巡り合わせの悪い人である。
が、彼は私に比べればまだまだ若い。私より年配の大澤さんでも、
「喉がちょっと痛いのよね」
とおっしゃっていた程度なので、彼が
「39度越える熱があり、かなり辛いです」
と書いてきても、なーに、一過性だろう。明日になれば熱も下がるさ、とのんきに構えていたが、そううまくはいかなかった。
「今は解熱剤で少し下がってますが、薬効が切れたらまた上がると思います。いま、熱より辛いことがあり、唾を飲んだり、咳をしただけで喉に激痛があり、水もまともに飲めない状況です」
という知らせが来たのは昨日のこと。今日は入院しているはずだが、まだ入院したのと知らせはない。
新型コロナウイルスもオミクロンになって、感染力は強いが毒性は弱まった、と思っていた。弱まった毒性でも、これだけの症状が出るとは……。
ゆめゆめ油断できないなと、改めて思い知らされた。といっても、出来る事はそれほど多くはないのだが。
その数少ない出来る事の1つ、4回目のワクチン接種が9月2日に決まった。開業医での接種である。
1、2,3回目はすべてファイザー製の接種を受け、副反応は全くなかった。だから、今回もファイザー製ならありがたいと思って問い合わせたのだが、
「ええ、いまはファイザーを打っていますが、2日まで残っているかどうか」
とのこと。ファーザー製が売り切れればモデルナ製になるらしい。
強い副反応が出ることがあったモデルナは嫌われたのだろう。だからファーザーばかりが売れてモデルナが売れ残った。そのまま捨てるのはもったいないということで今回在庫一掃を図っているものと思われる。
ファイザーよ、残っていてくれ! 私の身体、モデルナにはどう反応するのだろう? それに、ここまで来れば間もなく使われ始めるはずのBA5向けワクチンを待った方がいいのでは?
色々考えるが、まあ、仕方がない。2日は運を天に任せて病院に出かけるつもりである。