05.09
CDが3組、6枚届いた。終わったばかりのクラプトン日本公演です。
UDO音楽事務所の前社長、Tさんとの話から、2000年のサンタナ日本公演にEric Claptonが飛び入りで舞台に立ったライブのCDを入手したことは3月7日の日誌に書いた。公式に発売されたものではないから、もちろん海賊盤である。
それをきっかけに、この海賊盤販売会社からメールが届くようになった。クラプトンあり、ビートルズあり、なかなか多彩に海賊盤をとりそろえている大阪の会社である。
1週間ほど前に届いたメールに驚いた。終わったばかりのEric Clapton日本公演が、早々とCDになって並んでいるのである! しかも、4月15日から始まって、総ての公演が揃っている!! この作業効率の高さ、ありの這い出る隙を作らない周到さには頭が下がる。
見た瞬間思った。これは買いか? しかしなあ。日本武道館まで足を運んで聞いてきた演奏を、改めてCDで買うか? しかも、海賊盤ってのは音が良くないからなあ……。
数日迷った。
だが、一目で惹かれたものは、どれほど迷ったところで最後には出発点に戻る。欲しいものは欲しい。やっぱり、あった方がいいのではないか?
四日市の啓樹に電話した。
「欲しいか?」
「欲しい」
これだけの会話で私の行動は決まった。買う。
それはよい。買うとしたら、何日の公演を買う?
15日に武道館に行った我が息子によると、この日はLaylaをやった。私が行った21日はやらなかった。であれば、15日の演奏は聴きたい。
18日に武道館に行った大澤紀代美さんによると、この日のクラプトンは体調が悪かったのか、出だしでかなりミスを繰り広げたらしい。
「そうなのよね。私が聞いていても、何だか変だったもの」
ギターの神様のミス。であれば、18日も必要だろう。
そして、啓樹と行った21日は? これはメモリアルルデーである。必要だ。
かくして私は2枚組のCDを3セット注文したのであった。
そして今日、その3組6枚のCDが届いた。我が家のネットワークオーディオで利用すべく、ただいまリッピングの最中である。
いま午後11時を過ぎた。午後2時頃から始めたリッピングがまだ終わっていない。リッピングソフトが苦労しているのである。何故か、データの読み出しが難しいらしい。いま6枚目のリッピング中だが、の1曲目「Budge」を25,7%吸い出したところで、何故か空転を続けている。読んだデータが論理的整合性がないため、何度も読んで性格を期しているのだろう。こんな現象が1枚目から続いている。やっぱり、海賊盤は海賊盤か。しかし、海賊盤でしか聴けないのだから、これは忍耐するしかない。
しかも、リッピングのログを見ると、頻繁に「Damaged sector count」というのが現れる。どうしても読み取れない部分がありました、とでもいうのだろう。さて、再生音はどうなるのか?
これは明日を待つしかない。
道を究めるというか、歩いていて泥沼に足を突っ込むというか。
いやはや、趣味の道も険しいものである。