2024
10.20

心ならずもハウスハズバンドになった

らかす日誌

妻女殿が退院されて今日は2日目である。遺憾ながら家事は全くダメで、私が全般を引き受けている。

昨日は午前10時前に前橋日赤を出た。私の朝の食事はロカボパンを1枚だけ使った野菜+ハムサンドだった。それだけしか食べていないから、時を追って腹が減る。

「おい、家に帰っても昼飯の用意は何もないぞ」

ということになり、桐生で早めの外食をした。中華料理である。私は回鍋肉を、妻女殿は焼きそばを食べて家に戻った。

懸念した通り、弱かった足がさらに弱っている。玄関前のたった2段の階段も私の手助けなくしては登れない。ふむ、困ったことである。

さて、昼食は済ませた。次は夕食の支度にかからねばならない。私はスーパーに出かけ、秋刀魚、ぶりの切り身、ホウレンソウ、もやし、ダイコンなどを仕入れてきた。締めて6000円強。

夕食は秋刀魚+野菜炒めとした。もちろん、私が調理した。秋刀魚はかなり高かったが、味はたいしたことがなかった。それとも、私の調理のまずさのためか。野菜炒めはスーパーで売っていた「野菜炒めの素」があったので思いついたのだが、美味くなかった。この味なら、塩と醤油で味を付ける私流の法がはるかに美味である。

今朝は妻女殿はおかゆに鮭の塩焼き、納豆。私はレトルトのカレーにロカボパン1枚。
昼食は麻婆豆腐ライスとした。麻婆豆腐を作り、妻女殿は白米の上に、私は玄米の上にぶっかける。いずれも私の手になる料理である。
そして夜は、ブリの塩焼き+酢豚だった。タマネギ、ニンジン、椎茸をきざみ、一口大の豚肉をまず塩と胡椒まみれにする。そこに卵を1個割入れ、かき回す。フライパンに油を敷いてまず豚肉に火を通し、それを皿に移したら今度は野菜を炒める。最後に豚肉も加えて「酢豚の素」を注ぎ入れて全体に味を馴染ませる。
ピーマンを入れるのを忘れた。ニンジンにほとんど火が通っておらず、ガリガリと噛まねばならなかった。まあ、初めて作った酢豚である。その程度は許される範囲内だろう。
そうそう、ブリの塩焼きに添える大根おろしも私が手ずからおろしたのはいうまでもない。

やらねばならないのは調理だけではない。今朝は洗濯機を回した。日差しがあったからである。終わればそれを外干しし、午後には取り込む。そんなことばかりやっているわけではなく、手が空けばそろそろ書いておかねば間に合わなくなる原稿をWordで書く。まあ、ハウスハズバンド業のなんと忙しいことか!

そんなわけでいま、私はてんてこ舞いである。この暮らしがいつまで続くことやら。それともずっと続くのかな……。
そうしたら私は家事名人になり、体力が落ちた後期高齢者でもできる家事のやり方を広めるため、後期高齢者の家事名人としてテレビに出演を求められるかも知れないなあ。

明日の朝飯はどうしよう?