2010
03.18

2010年3月18日 筋肉痛

らかす日誌

2、3日前から、太ももの前部に筋肉痛がある。
最初は怪訝な思いにとらわれたが、はたと思い当たった。
そうか、俺、歩いてるもんな。

10日、東京に行ったついでに、万歩計を買った。ポケットに入れておけばいい、という最新型である。
それ以来の記録は。

10日:3911歩=これは夕方買ったから仕方がない
11日:7415歩
12日:9104歩
13日:11534歩
14日:12899歩
15日:12937歩
16日:13294歩
17日:11333歩
18日:11268歩=これを書いている午後9時までの記録

である。

たとえば今朝は、午前6時半を過ぎて目覚めたので、朝の散歩は断念。早めに家を出て市役所に駐車。そこから訪問先まで歩き、留守だったので遠回りして市役所へ。
午後は市役所に車を置き、1kmほど離れた訪問先へ。帰りは遠回りして本町通に出、市役所へ。
という具合である。

「そうか、大股でこれほどの歩数を歩くと、太ももに筋肉痛が出るか」

個人的には、大変満足である。この努力はやがて、全身から脂肪をそぎ落とし、血圧を正常値に戻すに違いない。1、2ヶ月したら、見違えるほどスリムになった私を、周りは畏敬の目で見る……。

「オヤジ、あんた、もう少し理知的な人間だと思っていたけど、単なる夜郎自大なんだな。がっかりしたよ」

突然、息子の声が聞こえた。気のせいか?

「たったそんだけしか歩かないのに、太ももに筋肉痛が出た? まず第1に疑うべきは老化じゃないの? 若いとき、歩いただけで筋肉痛になったか? 筋肉が老けてんだよ」

いや、確かにその通りである。
チェコのプラハを訪れたとき、朝から1人で1日市内を歩き回り、当時持っていた万歩計の数値は3万歩を遙かに超えた。それでも、少しばかりの疲れを感じただけだった。あれは48歳の時。

しかし、息子がどうしてそんなことを知ってる?
聞こえたと思ったのは息子の声ではなく、我が内なる声であったか。
そういえば、電話の声は見分け、いや聞き分けがつかないといわれることもあるもんな。

まあ、いい。さて、明朝はどのルートを歩こうか?