08.14
2006年8月14日 iMac完全復活までいま一歩
8月7日の日誌で報告したように、自宅に戻ってきたiMacは完全復調から遠かった。やむなく、12日土曜日、大手術に踏み切った。
内蔵のハードディスクを完全に初期化し、システムをゼロから入れ直すのである。
内蔵ハードディスクの初期化には手順がある。まず、自分で作ったファイルをバックアップする。キーチェーンアクセスで、ネットワーク設定やメールなどのパスワードを覗き、メモする。これがないと、インターネットが利用不可能になる危険がある。何のために大手術に踏み切ったか分からなくなる。
朝から、手順を1つずつこなした。やがて完璧に準備が整った。インストールCDから立ち上げ、ディスクユーティリティを使って初期化した。これで、内蔵ハードディスクに記録されていたデータはすべてなくなった。
OSをインストールする。ネットワークを設定してインターネットにつなぐ。ソフトウエア・アップデートを使ってOSをアップデートする。ATOK、OFFICE、ラベル・マイティ、Toast、フォトショップ、イラストレーター、Dreamweaver8、宛名職人と、必要なソフトをインストールする。
終わった。これで、すべてうまく行く……。
最初の異常に気が付いたのは、OFFICEだった。 インストールして立ち上げようとしたら、アップデート対象がないという。あ、そうか。こいつはアップグレード版だったなあ。OS9用のOFFICEがないといけないんだよなあ。そう気が付いて、OS9用をインストールしようとした。今度はクラシック環境がないという。だから、OS9.1以上をインストールせよとせっつく。
ソフトウエアの収納ボックスを引っかき回した。OS9はあった。が、9.1は持っていない。えーっ、どうすんだよ?!
危機に陥った時は、まず落ち着かねばならない。できるだけ冷静になって考えた。OSXがクラシック環境をサポートしている以上、インストールディスクにクラシック環境は含まれているはずである。が、インストールされていない。ということは、本体とは別個にインストールせよということか? しかし、どこから……。
思い出した。インストールディスクと一緒に 入っていたCDがあった。こいつに違いない。
こうしてOFFICEは無事動き出した。宛名職人でも同じ問題が発生したが、同じくクリアできた。
iTunesに登録していた音楽、iPhotoに登録していた写真も、バックアップから復活できた。さて、これで問題はすべて解決した。はずだった。
Dreamweaver8を立ち上げた。この顛末を日誌に書くためだ。
そうか、書いても、サイトにつながなければアップできないなあ。えー、サイトにつなぐには、確か「サイト」から「サイトの管理」を選んで……。
あれっ、サイトの名前って? URL? ファイルの格納場所? リモートサーバーへの接続方法? FTPのログイン名? パスワード?
途方に暮れてしまった。わからない!
なにしろ、この設定、一緒にこのサイトを始めた友人(現在は仕事が忙しくなってお休み中。ということは何か、俺は仕事が暇だから1人で続けいてるのか?)が我が家に来てすべてやってくれたのだ。私の記憶に残っているはずがない!
当てずっぽうでやってみた。ウンともスンとも言ってくれなかった。自宅のiMacは、私のサイトにつながらないまま週があけた。そしてこの原稿は、会社のパソコンで書いている……。
いや、我ながらお粗末な顛末である。会社のパソコンでサイトの管理の設定をメモした。夏休みで信州に帰省している友人に電話をしてパスワードも聞いた。
今週末は、我が家から我がサイトにアクセスできる。はずである。
ということで、日誌の更新が2日ばかり遅れてしまった。
もし、奇特にも日誌の更新を心待ちにして頂いている読者がいらっしゃったら、謝罪するしかない。
ごめんなさい。