2006
10.10

2006年10月10日 ヴァギナバーベル

らかす日誌

某国立大学大学院の人間・環境学研究かを卒業した後輩(女性)の修士論文を読む機会があった。その中に、表題の言葉が出てきた。

ヴァギナバーベル

知らん。何物であるかを知る必要がある。ネットで検索してみた。

3つのコブを持った金属製の棒の写真が出てきた。ふむ、確かに、バーベルに似ていないこともない。とはいえ、両端のこぶは大きさが違い、中間部にあるこぶは一方によっているから、左右対称ではない。バーベルとしては使えそうにない。

何でも、女性の括約筋を鍛えるための道具とのことだ。括約筋とは、肛門と尿道を8の字に取り囲む筋肉である。その程度の知識はある。痔が悪くなりそうな時は、この筋肉をグッと締める運動を繰り返す。それによって患部の血行をよくし、治りを早める。その程度の知識はある。

でも、この器具を使って括約筋を鍛える。どうやって? 何のために?

なるほど。こいつを中に差し込んで締め付けるとある。そうすることで括約筋が鍛えられる。でもなあ、肛門をぎゅっと締める運動でも鍛えられると思うが。

何のために。
鍛えられた括約筋は男性に快感を与える。それだけでなく、自分でもより深い快感を得られる。いわば、一石二鳥のトレーニングであるそうだ。

海外のセクシャルショップでは極めてポピュラーなバーベルだそうで、 価格は1万円前後なり。こぶつきの金属棒がこの価格、実に高い! 使用目的が限られているからだろうか?

しかしまあ、女性というのは、大金をはたき、そこまで努力する存在なのか。実に頭の下がる思いがする。

でもなあ、妻や恋人が、一人っきりの時間、下着を取り去り、あんなものを、恐らく事前に入念に洗浄して、あそこに差し込んで、昨日は25回だったから今日は30回、なんて考えながら、うーん、うーん、と力を入れて締め付けていたりしたら……。

俺、考えただけで萎える……