2018
07.16

2018年7月16日 3連休

らかす日誌

今日になって気がついてみれば、なんと3連休である。会社に拘束されず、縛るものは契約先と取材先、という私であるため、今日になるまで気がつかなかった。迂闊といえばいえる。会社を離れればそうなる、ともいえる。
ま、そんなことはどうでもいいが。

連休になると、「らかす」への来訪者が減る。減った数字をみて

「そうか、読者の方々も、連休ということでどこかにお出かけか。そりゃあそうだ。連休のさなかに自宅にこもってパソコンとにらめっこしているなんて不健康だもんなあ」

と私は安心する。
いや、それでも読者数が欲しいという思いはどこかにあり、ために、WordPressで編集するようになって、スマホでも楽に読めるテーマ(ひな形、といってもいい)を購入した。小さな画面でも文字が小さくならないので、楽に読めるはずである。こうして「らかす」は行楽地に出かけた読者をも追いかける……。
データによるとパソコンでの購読が67.5%、タブレットが5.8%、スマホが26.6%と出ているから、多少の効果はあるのだろう。

皆様、お出かけの際は目的地で暇を見つけて「らかす」にアクセスを!
行楽地でご一緒のお友達にも「らかす」見せて上げましょう!
離れてなかなか会えない友達には、電話やメールで「らかす」を教えて上げましょう!

ん? 7月は読者増強運動月間なのか?

何でもよろしい。もっと読者を増やしてください!

私の3連休は、どこにも出かけない3連休であった。軽くエアコンをかけた部屋で連日過ごす。熱中症とは無縁の暮らしである。
熱中症で思い出したが、あれだけ

「熱中症、熱中症」

と騒がれるのに、相変わらず患者が続出するのは何故なのか。
そりゃあ、大雨の被災地の被災者や、困り切っている人を助けようと出かけたボランティアの方々から熱中症の患者が出るのは理解できる。一日も早く普通の暮らしを取り戻したい、取り戻してもらいたいと願うあまり、体力の限界以上に働いてしまうのだろう。私はボランティアが出来る体力のある年代は過ぎてしまい、遠くから

「一日も早く」

とお祈りするだけだが、それでも自分が被災者になってしまえば、やはり体力の限界を越えて後片付けに動き回るだろう。

「もう少し。今日のうちにここまで終わらせておかないと……」

という思考をするであろうことは、日曜大工の本箱造りやデスク製作で,作業終了後に筋肉痛や腰痛に何度も襲われていることで実証済みである。いけないなあ、と思いながら、もう少しだからとがんばってしまう。
被災地で熱中症になってしまった人々は賞賛の対象である。

理解できないのは、被災とは全く関係ない人々が熱中症で救急車のお世話になることだ。

「今日も気温は38度に達しそうです」

などという日に、何の必要があって外出するのか。
一流の武芸者は、勝つことは考えない。必死で負けないことを考える。どう考えても勝つ手法が見いだせなければ、スタコラサッサと逃げ出す。命あっての物種だ。負けるかも知れない勝負に挑んでいては、命がいくらあっても足りないではないか。無謀は、生兵法の武芸しか身につけていない素人の技なのである。
であれば、一流とも武芸者ともいえない我々は、はなから負けない術を身につけねばならない。負けそうなところには絶対に足を踏み込まない。お天道様を見上げて、

「ああ、今日も意気盛んだなあ」

と見切ったら、お天道様から逃げる。出来るだけ軽くエアコンの効いた家にこもってお天道様の顔を見ないようにする。それが専守防衛であり、武芸の達人が選ぶ道である。実力では勝てるはずのない相手と闘っていては、達人として世に知られる前に、命が20個ぐらいなくなっているであろう。

どうしても出かけなければならない用事ができたら、少なくとも水の入ったペットボトル、ハンカチではなくタオル、それにできれば直射日光を遮る道具を用意するぐらいの備えをするのは今時の常識であろう。宮本武蔵が巌流島で佐々木小次郎に勝ったのは、事前に勝てる準備を充分に整えたからではなかったか?

不要不急の案件で真夏の太陽に身をさらし、熱中症になってしまう人々をアホウとまでいう気はない。しかし、あなた方の不注意は他人の不幸で幸せになるメディア、中でも社会部と呼ばれる部署に巣くう連中を喜ばせるだけであることを早く思い知った方が良い。

「よかった。これでニュースができたわ」

と内心でニンマリしながら、外面は深刻そうな表情をしてみせる御仁は、NHKのニュースを見ていればいくらでも出会うことが出来るのに、あなた方はまだその事実に気がつかないのかな? そこまでしてメディアの貢献することはないのに、と私などは思ってしまうのである。

そういえば、今日、テレビ朝日のニュースを聞いていて、耳慣れぬ言葉を耳にした。確か、

「おおしょ」

である。酷暑が連日続き、これからもしばらくは暑い日が続くというはなしだったから、ひどい暑さのことをいっているのだろうとは理解できたが、「おおしょ」。女性のアナウンサーか気象予報官か知らないが、何度も口にした。「おおしょ」。俺、そんな言葉は知らない

久々に国語辞典を開いてみた。おおしょ。ない。そんな言葉は辞書に掲載されていない。

もしやと思って、「たいしょ」をひいた。「たいしょ」なら耳になじみがある。あった。「大暑」と書く。二十四節句のひとつで、おそらく1年中で一番暑い時期を呼ぶのであろう。それなら話が通じる。

テレ朝に電話しようかと思ったが、電話代がかかるのでやめた。ひょっとしたら、どこかの奇特な方が私に成り代わって電話をされ、テレ朝のどこかの番組で

「ごめんなさい」

というシーンがあったかも知れないが、ほとんどテレビを見ない私には伝わらない。
だから、ここで書いておく。

恥知らず!

猛勉強しろ!