05.03
コロナ様々といってはあれですが……
「らかす」へのご来場者がなぜか急増している。1ヶ月ほど前の2倍ほどのご来場者が続いているのである。いつもはご来場者が急減するゴールデンウイークに入ってもその勢いは衰えず、むしろ増え気味である。
筆者冥利に尽きるところであるが、喜んでばかりいないのは、かつての記者根性がいまだに生き残っているのか。
「なぜだ!」
を追及したくなる。私の名文が、私の卓見が、見識がやっと世の中に認められたか!
と思い上がるほどのお人好しでは、私はない。お人好しになるには、ずっとずっと冷静すぎる。
まあ、単純にいって、これはコロナウイルス蔓延の影響であろう。1ヶ月ほど前から増え始めたのは、禁足を求める行政府の働きかけがあったのと時を同じにしている。つまり、会社に行けず、酒を飲みに出ることもできず、ひょっとしたら恋人、妾、愛人に会いに出かけるのも憚られ、空いた時間を潰そうとパソコンでネットサーフィン(古い言葉だね!)をしていて「らかす」にたどり着いた、という方がかなりたくさんおられる、というのが私の推測である。ゴールデンウイークに入ってさらに増えているのは、この期間に外出すれば、
「お前は非国民か!」
という、冷たい、厳しい、殺意までこもった視線を向けられる恐れがあるため、自宅にこもっておられる方が多いのだと思われる。そのような方々が、連休前は通勤はしないまでも、「テレワーク」で働いている格好だけはしなければならなかったのが、ゴールデンウイークに入ったのだから、朝から
「だって、もう連休だろ? 仕事なんかしないもんね」
と、もっぱら楽しみのためにパソコンの前に陣取っておられるのではないか。
まあ、推測が当たっているかどうかはべつにして、ライターとは読者の数が増えれば増えただけ喜ぶ単純な生き物である。
「一所懸命書いたんだからさ、1人より2人、10人より100人、1000人に読んでもらいたい、っつーの!」
というさもしい人種なのである。だから、ご来場者が増えるのは何よりの喜びで、励みで、場合によっては
「もっと書かなくちゃ」
と鞭でケツを叩かれる気分で、まあ、それを喜ぶのだから、ライターとはマゾヒストなのかも知れない。
と書きながら思う。来場者増の主原因がコロナウイルスの蔓延にあるとしたら、私は喜んでいいのか? この現象を喜ぶ私は人非人ではないのか?
「コロナで暗くなっているみんなを励ましたい!」
とか何とか言って、ネットを使ってコンサートまがいのコンテンツを流す芸人さんもいらっしゃるようだが、私にならって
「私は、みんなが困っているのを利用して宣伝・広告活用を展開し、コロナが去った後のファンの増加、収益増を目論んでいるのでは?」
程度の、自らを省みる姿勢程度は忘れていただきたくないと私なんぞは考えるのであります。
というわけで、ほとんど自宅での生活である。今日は妻女殿のご命令でヤオコーに買い物に行ったのを除けば、大澤紀代美さんにいただいた漢字パズルの冊子に取り組み、数学1の集合論を解き進めた程度である。
しかし、集合論って面白くない。私が高校で学んだ数学では、集合論なんてほんの付け足し程度でしかなかったと記憶するのだが、結構詳しくやらされる。ほとんどが解き方のルールを覚えるだけだから面白くないのか?
この分野が終わると、統計、場合の数、確率、と進む。統計はやったことがない。場合の数、確率は嫌いである。検算のしようがないから、解き終えても
「合ってる?」
という不安感を拭えないのが嫌だ。
ま、それはそれとして。
次の予定は6日、妻女殿を美容院に送迎する。8日は午前中から取材。9日は仕事で東京まで出かける。
「えっ、東京?!」
ではあるが、車で往復する。向こうで合うのは気心の知れた仲間2人だけ。感染の恐れはまずない。よって、行くことにした。
そうそう、相変わらず昨年12月14日の日誌へのアクセスが異様に多い。皆さん、どこでこのページを発見されるのだろうと不思議で、一度
「ご存知の方は教えてください」
と書いたのだが、いまだにレスポンスはない。
ご存知の方がいらっしゃったら、今からでもいいので、ページ右上の「お問い合わせ」からお便りをいただければ幸いである。
よろしくお願いします。