2020
06.27

いやはや、平穏な日々が続くとネタが見つからないのです。

らかす日誌

このところ、ネタが見つからない。毎日が平穏すぎる。
そりゃあ、先週は今週は川口まで出かけて酒を飲んで一泊、翌日は桐生に戻って飲み会、昨日は妻女殿の運転手として前橋日赤へ、という具合に、そこそこ用件はあり、外出もするのだが、何をしても特記することなし、もしくは私ではない方のプライバシーに関わることであってみれば、この場で書くネタとはならない。よって、ネタ不足は続く。

今月初めも、随分間が開いた。5月31日に書いて次が今月7日だから、ちょうど1週間である。それで、桐生市内にお住まいの知り合いから

「病気でもしてたの?」

と聞かれてしまった。「らかす」を愛読していただいている方々は、原稿がアップされる頻度を私の健康のバロメーター、いやカタカナ語は嫌だから指標としてご利用いただいているらしい。ま、原稿というものは筆者の手を離れて公開された瞬間に読者のものとなる。どう読まれようと、どう使われようと筆者としてなせることはない。
と書くと何やら格好がよろしいが、公開された文章は様々な読み方をされ、いろんな使い方(もし、使えれば、だが)をされるものである。そのいちいちについて

「あのう、それは間違った解釈でして、本当はこう読んで欲しいんですよね」

などという説明を各人にたいしてするのは物理的に不可能だ、というだけのことである。だから、文章とは他の読み方ができないように明確に書かねばならないわけだが、さて、私の文章はどれほどの名家雨声を持っているのだろう?

と思いつつ、現実は

「そのような読み方、使い方もあるのか」

とただ眺めるだけである。

あ、今回も病気をしていたわけではない。ネタ不足。だからご心配はご無用である。

にしても、である。世に盗人の種は尽きないものらしい。先日、iPhoneメッセージに不審な便りが舞い込んだ。

「ご利用料金の確認が取れておりません。本日中に06-6170-9544 NTTファイナンスお客様サポート迄ご連絡下さい

これがその全文である。見た瞬間、

「あ、これは悪い人からのメッセージである」

と分かってしまった。だって、私にはNTTファイナンスなる企業との取引は皆無である。皆無である以上、ご利用料金なるものが発生するはずがない。
いや、たとえ取引があったとしても、利用料金の確認が取れていないとは何のことだろう? カード決済でも、最近増えてきた何とかpayの決済でも、利用料金を確認するのは向こうの仕事である。使う私がやるべきことではない。私がやることは、利用料金が確定したという通知を受け取り、本当に使ったものだけかを確認する作業である。利用者が利用額を確認する作業が必要な金融サービスが普及するはずがないのは常識なのではないか?

念のためにNTTファイナンスのHPを覗いてみた。問い合わせのページを開くと「ビリングサービス」「NTTグループカード」「リース&ファイナンス」「その他」しかない。どう見ても、企業相手のサービスである。多少事業らしきことをやっているとはいえ、砂粒みたいな私なんぞを相手にしてくれるような会社さんではないし、通信サービスも携帯はソフトバンク、光回線はソネットである以上、NTTファイナンスと関係ができるはずがない。

さて、送られてきたメッセージに書いてある電話番号に電話をしたら何が起きるのだろう?
犯罪者集団の一員と電話で話すのも一興かも知れないが、過去に一度、Appleを名乗るメッセージに動かされて電話をしてしまったことがある私にはその気はない。私にこのようなメッセージが届いたということは、ほかにも同じメッセージを受信された方もいらっしゃるはず。その方々は、無事犯罪者集団の魔の手を逃れられたのだろうか?

新型コロナウイルス。アメリカは第2波に襲われているそうだ。26日の新規感染者数は4万7341人。感染が始まってから最高の数である。経済活動を優先したために規制が緩かった州で爆発しているという解説がついている。

感染を防ぐことより、経済活動を優先してきたトランプ政権にとっては由々しき事態である。世論調査による支持率では民主党の候補者に10ポイント近く離され、追い詰められたトランプ。保健当局が止めたのに支持者の集会を開き、それだけならまだしも、その集会を取り仕切っていたスタッフに感染者が出たという落ちがついた。スタッフのコロナが集会参加者の感染を引き起こしていたら、トランプはどんなツイッターを流すのか。最近は記者会見にも出てこなくなったというから、何をやったらいいのか、もう五里霧中になってしまったのかも。

民主党のバイデン候補が大統領に相応しいかどうかは分からないが、

「トランプはアメリカ大統領選挙史上、2番目におかしな候補である。そのおかしなヤツが当選したのは、対抗馬が史上最悪の候補者であったからだ」

といわれるから、バイデンさんはクリントン女史ではないので、いまよりはよくなると願いたい。

では、また。