2020
11.14

本日は横浜での原稿アップであります。

らかす日誌

横浜にやってきた。私の家に住む次女の求めである。
長男・栄太の学校で授業参観と父母会がある。その間、家には璃子が一人で残される。できれば留守番に来てくれないか、との依頼である。

すでに璃子も小学4年生。

「留守番ぐらいできるのでは?」

と思わないでもなかったが、まあ、たまには顔を見せろということかと解釈し、高速道路を走ってきた。いま璃子は、1階の部屋で友達を集めてごっこ遊びの最中。何でも、部屋は立ち入り禁止だとかで、何ごっこをしているかはわからない。時折ピアノの音が聞こえてくるから、さてナイトクラブごっこ? ピアノ教室ごっこ?

日本はどうやら第3次コロナ感染拡大期に入ったようである。グラフを見ると、十月末から感染者が右肩上がりとなり、感染者数の3つめの山を作りつつある。

これはどう考えても、管政権が進めるGo to Travelキャンペーンで人の移動が増えたことが原因である。感染者が感染に築かず、新幹線(これ、しゃれのつもり!)であちこちに出かけて感染者を増やす。Go to Travelならぬ、Go to Troubleキャンペーンの様相を呈してきた。

新型コロナで旅館やホテル、輸送業がどん底のピンチに陥っているのは誰しも承知している。このままでは倒産が続出して失業者が町に溢れ出しかねない、という懸念も当然だろう。だから、コロナ対策も経済対策も、という政府の意向も理解できないわけではない。
だが政策とは、込められた意図ではなく、結果で判断されるべきものだ。キャンペーンの結果、新型コロナ患者が三たび急増していることを国民はどう判断するのか。

それでなくても管首相には、地元横浜の旅行業者と親しいという話もある。いま読みつつある文藝春秋十一月号では、首相とJR東日本の蜜月がレポートされている。首相の弟がJR東京駅でキオスクを経営し、それを潰すとJR東の子会社である千葉ステーションビルに幹部として迎え入れられ、役員にまで上り詰めているというのである。

「兄である首相が面倒を見たとしか思えない」

というのがこのレポートの筆者の見立てである。

まあ、桜を見る会、もりかけ問題、、党本部から1億5000万円もの金を回して当選させた河合夫妻の逮捕など安倍内閣の様々なスキャンダルを官房長官として豪腕で押し切って首相の座にお座りになっている方である。これしきの報道では微動もされないのだろうが……。

第3次感染拡大の中核である首都圏に、北関東から車でやってきた男がふと思ったことであった。