2021
07.14

2度目のワクチン接種が済みました。これで私もスーパーマン?

らかす日誌

今朝のことである。
朝食後、いつものように駐車場に出てパイプタバコを楽しみながら、ふと空を見上げた。青い空にフワフワと綿の固まりのような雲がいくつもも浮かぶ。そして、暑い。首筋に一筋の汗が流れ、思わず思い浮かべた。

「まるで夏がやって来たような」

おっとっと。今日はすでに7月13日。立派な夏である。私はなんとおかしなことを考えるのか。

それもこれも、今年の梅雨が快適すぎるのである。雨は適度に降るが(豪雨被害地の皆様には申し訳ないが、桐生ではそうなのです)、何より気温が低い。暑がりの私でも、夜の映画鑑賞はエアコンはかけず、窓を開けて外気を取り込むだけだ。少し暑ければ扇風機を回せばいい。それだけで汗もかかず、映画に集中出来る。7月もすでに半ばである。これを快適と呼ばずして、何を快適と呼ぼう。

加えて、今年は雷が多い。私が桐生に来たとき

「ここはね、雷の通り道になっているみたいで、落雷でテレビやパソコン、挙げ句の果てはエアコンまで壊れてしまうことがあるから注意した方がいいよ」

といわれ、そんなことになっても大丈夫なようにサージ・コンセントを慌ててかった。これを噛ませておくと、万一雷が落ちても、このコンセントで機器への被害を防いでくれるという優れものだ。しかし、危惧したような被害はなく、何時しか雷の音を聞くことも稲妻を見ることも減った。

「雷が通り道を変えたらしいね」

という知人もいた。
それが、今年はやたらと雷が多い。雷様が旧街道に戻ってきたか。

話を夏に戻す。
このまま行けば

サムサノナツハ オロオロアルキ

になる? そうなれば農作物に被害が出る。それも困るが、これから暑くなっても8月末まで1ヶ月半。アメリカでは各州を猛暑が襲って大変らしいが、桐生ではこの快適さ。何という違いか。これも気候変動のせいなのか?

というわけで、昨日、2回目の新型コロナワクチンを接種してきた。2回目の接種は強い副反応が出ることが多いと聞いていたので、恐る恐る、最後は

「なるようになるさ」

と気持ちを決め、14日水曜日に歯医者に予約を入れている妻女殿には

「水曜日に具合が悪かったら、タクシーで行ってくれ」

と告げて背水の陣を敷いての出陣だった。

会場も時間も3週前と同じである。前回と同じく予診票をチェックされ、免許証で本人確認され、医者の問診を受ける。ついでに

「今日は風呂はどうでしょう?」

と聞くと、

「問題ないでしょう」

勢いに乗って、

「じゃあ、晩酌は?」

と畳みかけると、

「それは我慢していただいた方がいいかもしれません」

こんなことなら聞かなきゃ良かったと思いながら先に進み、いよいよ接種。多分看護師さんだろう。中年の女性が

「注射は大丈夫ですか?」

と尋ねてこられたので

「はあ、時々意識が霞むことがありますが……」

驚いた顔をされてしまったので、

「そんな私であったら、もう少し可愛らしかったのかな、と」

そして、チクリ。15分の待機時間を経て帰宅した。

昨夜は念のため風呂は避け、晩酌も控えた。素面のまま映画鑑賞に移ったが、ふむ、体には何の異変もない。私、ワクチンに強いのか?

晩酌もせずに午前1時頃には眠りについたのに、今朝目が醒めてみるると、何と8時半。7時間半の熟睡である。ということは、ワクチンでかな体力を消耗したのか?
今日は、接種を受けた左肩のあたりにこわばりを感じる。押さえると鈍い痛みがある。赤くなっても腫れてもいないが、まあ、正常に体が反応しているということか。

さあ、これで3週間立てば、私はコロナ感染者と接触しても96%の確率でコロナウイルスを跳ね返すスーパーマンに変身する! 8月2日以降は、槍でも鉄砲でも日本刀でも持って来やがれ!

いや、副反応が軽微すぎて、やや浮かれている私であった。