12.12
日本の感染者数が抑えられているのはワクチン摂取時期の問題だというが……。
アメリカ、イギリス、ドイツ、韓国など各国で新型コロナ感染者数が急増しているにの、なぜ、日本だけ極めて少数にとどまっているのか?
そんな疑問を呈したのは、11月30日の「冬がやって来ました。」であった。賢明な読者はご記憶のことと思う。
その答らしいものも、メディアで初めて目にした。雑誌「選択」12月号である。
それによると、日本でのワクチン接種は欧米に比べて3〜4ヶ月遅れて本格化した。そのため、日本人の45%がワクチン接種を終えたのは9月以降となった。コロナワクチンは接種から1〜2ヶ月は感染予防力が強い。日本のワクチン接種は高齢者から始まったため、いま感染の中核になっている現役世代は、まだワクチン効果が強い時期にある。こうした特殊性が、日本での感染が低く抑えられている原因である、というのである。
一読した時は、
「なるほどなあ。そんなことだったのか」
と納得した。だから、現役世代のワクチン効果が薄れる数ヶ月後には、日本も第6波に襲われる危険度が高いという警告も素直に受け取った。
「ん?」
と思ったのは読んでから数日たってである。
日本は世界でも有数な高齢社会である。日本の高齢者は、この原稿によると、夏前にワクチン接種を終えていた。ということは、だ。私を含む日本の高齢者はそろそろワクチン効果が頼りにならない時期に入っていないか? ワクチン効果が薄れれば欧米、韓国のように再び感染が拡大するとすれば、日本の高齢者はいま、次々と感染しているはずではないか?
なにしろ、日本の人口の高齢者は3640万人。全人口の3割に迫っているだ。アメリカでは今、1日10万人以上の新規感染者が出ている。人口比0.0003%である。同じ割合で日本の高齢者がコロナに感染したとすれば、10,920人にも上る。それに幾分かは現役世代の感染もあるだろうから、これはもう感染爆発といっていい。しかし、12月10日の新規感染者数はアメリカの165,088人に対し、日本は108人。
これ、差がありすぎはしないか?
素人の私が計算してもこれだけの疑問が出てくる。どうやら、この分析は当てにならないようである。ついでに、日本に第6波が来るという見通しも外れてくれれば良い、と願う私である。
さて、そろそろ町がクリスマスソングで賑わう時期になった。恐らくコロナのために、デパートや商店街も例年のような華やぎはないのだろうが、多くの子供たちにとって心躍る時期であることは例年通りだろう。
我がファミリーでも、クリスマスリクエストが出そろいつつある。
私は子供たちが中学生になるまでは誕生日とクリスマスのプレゼントを贈ることにしている。現在の対象者は横浜の璃子、四日市の嵩悟、それに川崎のあかりの3人だ。啓樹と瑛汰はすでに卒業生である。この3人から、12月に入るとリクエストが寄せられ始める。
最初に寄せられたのはあかりからだった。今年3月の誕生日には自転車だった。いま4歳。さて、何だったと思いますか?
「あかりね、エレキギター」
それも機種限定、色指定のリクエストである。現物はこちらを見ていただこう。
最近、あかりの親である長男がエレキギターを買ったそうだ。先日顔をあわせたら、
「練習のしすぎかなあ。右肩が痛くなっちゃってさ」
おいおい、ギター練習で右肩を壊したのは私であるぞ。いまでも痛む右肩を抱えているのが私であるぞ。いくら親子だからといって、同じ原因で同じ所を痛めるとは。そこまで似ることはなかろう?!
あかりは、ビートルズは言うに及ばずンディ・ローパーやテイラー・スイフトを好むロック少女である。そのロック少女が父親の姿を見て、
「私も!」
と考えたのに違いない。
そういえば、啓樹がエレキギターをリクエストしたのもたしか4歳の時だった。いまはみごとにギターを弾きこなす啓樹だが、さて、あの時買ったエレキギターは何度使われたのだろう? あかりのギターも同じ運命を辿りそうな気がするが。
璃子からは今朝リクエストが届いた。6月の誕生日に続き、今回も本10冊である。しかも、今回は
「中古はあまり値段変わらないみたいです」
「中古あります」
の注がついたリクエストがショートメールで送られてきた。璃子、5年生。なかなかのしっかり者だ。
そういえば先日横浜に行った際、身長が伸びてすっかりスマートになった璃子に驚いたものである。
どちらも今朝、Amazonに手配した。財布が軽くなる季節である。
まだ来ないのは四日市の嵩悟。嵩悟は高価なものをリクエストしたい時は貯金をする。
「誕生日のプレゼントは要らないから、クリスマスに〇〇を下さい」
という具合である。
嵩悟にはメールで、リクエストをよこすよういってある。さて、何か欲しいものが出てくるか。それとも今回は貯金に回るか。
クリスマスまで、あと2週間足らずとなった。
ああ、今年も間のなく終わるのか。