04.08
ネット中継で入学式を見た。そんな時代なんだなあ。
今日は横浜の璃子の中学入学式だった。行きたかった学校だから、きっと胸を膨らませ、誇りを持って臨んだ晴れ舞台である。璃子を大好きなボスである私、できれば参列して璃子の笑顔を見たいところだが、まあ、父兄の参列はあるとしてもジジババはありえない。桐生から
「璃子、良かったね」
とテレパシーで璃子を祝うしか出来ないだろうと思っていたら、昨夜、璃子の母である次女からメールが来た。
「明日入学式の様子が限定ライブ配信で視聴できます」
今朝9時から、その限定ライブを見た。キリスト教系の学校だからだろう、会場にはパイプオルガンまであって式に重厚さを加えていた。
1時間ほどの中継で、まあ、校長や牧師さん(多分)のあいさつは宗教臭が強すぎ、
「皆さんは神様に選ばれて入学されました」(という趣旨のあいさつ)
といわれると、
「神様から選ばれなかった受験生はどうするの? 神様って、そんなにえこひいきするものなのかい?」
と悪態をつきたくなる私だが、それも我慢して中継に求めたのは璃子の晴れ姿である。残念なことに璃子の姿はほんの一瞬、名前を呼ばれて立ち上がった後ろ姿しか見えなかった。妻女殿は十分満足されたようであるが。
にしても、だ。入学式といえば、息子や娘の晴れ姿を見たければ会場に足を運ぶしかなく、式は平日だから仕事を持つ私はWork Dayでまったく縁がなかったが、それをネットで中継。これなら、通勤途上でも職場でも、スマホさえあれば目にすることができる。いやはや、便利な時代というか、便利すぎて味気が薄くなったというか、人によって受け止め方は様々だろうが、とにかく、私達はそんな時代に生きているらしい。産まれてたかだか73年。時代の変遷には凄まじいものがある。
このところ我がファミリーは入学式ばやりである。昨日は川崎のあかりが小学校の入学式に臨んだ。長男が写真をたくさん送ってきた。桐生で買ったランドセルを背負ったあかりが、校庭ではしゃいでいる。
四日市からは連絡がないが、嵩悟が今日、中学の入学式に出たはずである。物事がうまく進めば四日市の長男啓樹も入学式を迎えているはずだったが、この楽しみは1年先送りされた。啓樹には奮闘努力を期待する。
ともあれ、我がファミリーには蕾がたくさんある。それぞれどんな花の育ってくれるのか。
と喜んでいる私の体重は今日、体重測定を始めて一番軽くなった。80.4㎏。80㎏を割り込む日が目前に迫っている。