2019
09.09

私の場合、「仕事の秋」になりそうな9月の幕開けである。

らかす日誌

千葉に上陸した台風15号は、だが桐生にはたいした影響はなかった。過ぎ去った後に南から吹き込む熱風のため気温が上昇している程度の事である。それでも朝のうちはたいした暑さではなかったから、もう少しの間我慢すればよい。週間天気予報だと、週後半からは最高気温がグッと下がるから、いよいよ本格的な秋の到来だ。
皆様のお住まいでは台風15号はいかがでしたでしょうか?

さて、本は年中読んでいるから、読書の秋には無縁の私だが、食欲の秋に走ると腹回りが心配だし、スポーツの秋に徹するとどこまで体力が持つのか不確かである。それでも、私の秋にはきちんとキャッチフレーズがつく。今年の秋を私に関する限りで表現すると、

仕事の秋

になりそうだ。

先週は4日に夕刻から深夜までの会議があり、金曜日はWebの原稿についての打ち合わせがあった。土曜日はとある企業の社長交代パーティ、桐生えびす講の寄り合いとはしごでこなし、週明けの今日は朝から会議、明日は川口へ出張、明後日は朝から会議で、木曜日は宇都宮まで行った後、夜は再び桐生えびす講の寄り合い、金曜日は頼まれ原稿の取材と、予定帳が黒く埋まっている。来週は、週明け早々仕事で合宿……。
ハードである。古希の身体が持つか?

しかし、であるぞ、韓国。
不正入試などの疑惑の中心になっている人物が法務大臣に任命された。自らが捜査の対象になっている人物が、捜査を進める検察庁を指揮する立場(多分、韓国も日本と同じ仕組みだと思うが)につく。えっ、そんなんありか? だって、自分に向けられた捜査のメスに向かって

「そのメス、使っちゃいけない。しまっちゃいなさい」

と命令する権限を手にするわけだから、これはもう、何とも表現のしようがない。
わが町桐生でも不可思議な副市長人事が決まったが、韓国の摩訶不思議な法相人事は桐生に10個も100個も輪をかけたとんでもないものだと思うが、

「そうではない」

と説明できる論理はあるのか?

何でも、韓国では検察改革が急がれているのだという。なぜそんなものが必要なのかは知らないが、いってみれば、検察は既得権益を奪われかねないわけで、全力で「改革」を阻止しようとするのは組織の力学だろう。だから、改革を担う法相になろうという人物を潰すのに全力を挙げているとも見える。

だが、である。検察改革の是非はともかくとして、さて、犯罪者になりかねない人物が検察改革を進められるのか、進めてもいいのか。
しかも、だ。彼の人物が犯したとされる犯罪は、

造反有理
革命無罪

などといわれる犯罪とは別種のものである。その類の犯罪なら、国家体制が変われば英雄的行為にもなり得る。しかし、いま問題にされているのは、特権階級が、己の特権を使って不正に蓄財したり、子弟の入試でおかしなことをしたというものだ。どんな体制下でも、どんな社会でも許されない行為なのである。そんな人物が進める検察改革って何だ?

文在寅大統領には、今回の法相任命で自分への国民の支持が減ることは充分承知のはずだ。そのリスクを取ってまでの任命。
どう考えても合理的な理由が思いつかない。韓国国民はまともな判断力を欠いたおかしな人物に国の運営を委ねてしまったとしかいいようがないのではないか。
ひょっとしたら、アット驚くため五郎、みたいな裏側の論理があるのかもしれないが……。

いやしかし、最近私が書いているものが、嫌韓派、と呼ばれる連中と中身が似てきて困っている。本当はこんなことは書きたくないのだが、最近の韓国発のニュースは、こんな思いを呼び覚ましてしまうのだ。日本の自衛隊機をロックオンしてみたり、竹島に上陸してみたり、GSOMIAから抜けてみたり。私の頭では一つ一つの行動、判断、決断が理解が出来ないのである。

無論、十人十色である。だれがどうが考えるか、感じるかはそれぞれだ。それを認め合わなければ社会は成り立たない。しかし、違ってもいいが、せめて理解はしたい。なぜ私と違った結論に至るのか、その筋道が追えなくなれば、やっぱり不信感が残るのである。いまの韓国政府は、

「誰も分かってくれなくたっていい」

といっているように思える。

隣国である。だからといって何もベタベタする必要はない。が、せめて理解し合える国同士であることが必要だと、私は思うのだがどうだろう?