2017-08

らかす日誌

2017年8月31日 難問

横浜の瑛太から宿題が来た。昨夜のことである。iphoneに写真で送られてきたのは、灘中、開成中の算数の問題だった。自分でやってみてできなかったので助力を求めてきたのである。いや、ボ...
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#67 生きる― ああ、戦後民主主義(2006年8月17日)

「お父さん、黒澤の映画でどれが一番好き?」息子の唐突な問が私を襲った。「1本だけか?」質問に答えるに質問でもってする。時間稼ぎの常道である。「うん、1本だけ」即座に返事が返ってきた...
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#66 つばさ ― 映画人の根性(2006年7月27日)

夏目漱石は、「草枕」をこう書き出した。 山路を登りながら、こう考えた。  智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。  住みにくさが...
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2017年8月30日 面倒!

昨日到着したキヤノンTS8030を本日設置した。「プリンターの入れ替えくらい」と気軽に考えていたが、なんとなんと、電話相談の結果、やっと使えるようになるという、これまでのプリンター...
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♯65 シュリ―いま、すごく逢いたい。逢いたい(2006年7月13日)

日本は、もっと不安定な、皮膚がピリピリするような危機感、軍事的緊張感のある国にならねばならない。「シュリ」を見て、そんな気がした。不穏である。平和主義者である私が、平和を否定する。...
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#64 ウォール街 ―ゲッコーを乗り越えよ!(2006年7月3日)

株には縁がない。買ったことがない。見たことも、触ったこともない。いや、正確には、自分の会社の株は持っている。望んだのではない。ある時、上から押しつけられた。30数万円分買えというの...
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♯63 グッド・ウィル・ハンティング ―フリチンの効用(2006年6月27日)

大学生のころ、私には苦手があった。女性である。初めて2人っきりで会う女性が、どうしようもなく苦手だった。決して、落語「まんじゅう怖い」を衒っているのではない。まんじゅう怖いは、本当...
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2017年8月29日 やっちゃった!

やっちゃったね、北朝鮮!日本の、北海道の上を北朝鮮のミサイルが飛んで北太平洋に落下した。いま、敬樹一家が北海道旅行の最中だというのに、とんでもない連中である。まかり間違って北海道に...
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#62:皇帝のいない八月-底なしの穴(2006年6月17日)

今回は、初めての試みに挑む。これまで「シネマらかすは」、見て面白かった映画、楽しかった映画、うなってしまった映画、涙した映画、考えさせられた映画、一言で言えば、あなたにも是非見て頂...
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# 61:ガタカ―格差社会の超克(2006年6月9日)

過去に材料を取った物語を時代物、時代劇といい、まだ見ぬ未来で話が展開するものをSF (サイエンス・フィクション)と呼ぶ。一見、全く違った世界だが、実は同じものである。と、私は思う。...
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#60 : クール・ランニング - 負けっぷり爽やか(2005年12月2日)

名古屋で単身生活をしていたときのことだ。新聞広告で見た瞬間から心が騒いだ。「ボブスレー? ジャマイカ? なんでそんな組み合わせが……?」雪をカチカチに固めた溝の中を、鋼鉄製のそりに...
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#59 : 偽りの花園 - 魑魅魍魎の勝利(2005年11月25日)

天国。極楽。西方浄土。善行を積めば、神を信じれば、南無阿弥陀仏と唱えれば、死後、そこへワープする。悲しみもない、苦しみもない、飢えもない世界。そこへ行く資格がない私のような者は? ...
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2017年8月27日 急死

といっても、身内が急死したのではない。あ、いけない。九州・長崎で義理のおじさんが数日前になくなったんだっけ。大牟田の弟から電話が来て、「お前、葬式に行くのか。だったら1万円包んでお...
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#58 : 理由なき反抗 - 地震、雷、火事、親父(2005年11月18日)

私が名古屋に単身赴任した時代があったことは、この日記を読み継いで頂いている方には既知の事項である。と思う。ひょっとしてまだご存じない方は、「グルメに行くばい! 第16回 :野菜の手...
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#57 : スクール・オブ・ロック - 頭は使うな! (2005年11月11日)

芸術は爆発だどこかの芸術家がいった。爆発? 何が爆発するの? ゴッホの絵が爆発する? モーツアルトのピアノ協奏曲20番が爆発する? ミロのビーナスが粉みじんになる?分かったようで分...
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#56 : 死刑執行人もまた死す - 図式通りのプロパガンダ(2005年11月4日)

ナチスという歴史的犯罪は、映画人の感性をいたく刺激するらしい。ナチスが政権の座に着いた直後から、ナチスの罪を糾弾する映画が数多く作られてきた。歴史的犯罪の罪状が確定したあとも作られ...
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#55 : ラン・ローラ・ラン - 必然の契機(2005年10月28日)

「最後の親鸞」(吉本隆明著、春秋社)を読んだ。古書市で、確か680円で手に入れたまま、1年ほど積ん読状態だった。ふと気がついて、ページを繰った。この歳になって、浄土真宗の開祖に関心...
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#54 : アラバマ物語 - 糖衣錠(2005年10月21日)

古(いにしえ)の人はすごい。思わずうなってしまうほどの警句を数多(あまた)残した。人と、人の世の真実を抉る珠玉の短文である。良薬は口に苦しも、その1つだ。良く効く薬は、限りなく苦い...
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#53 : 誓いの休暇 - 戦時下の青春譚(2005年10月14日)

どんな時代にも、どんなところにも、青春ってあるものだ。豊かでも、貧しくても、平和でも、戦乱のさなかでも。ソ連の優れた反戦映画である「誓いの休暇」を、ちょいと一皮むいてみた。ナチス・...
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#52 : ひまわり - エンディングから始まる物語(2005年10月7日)

8月末、東京・築地の浜離宮朝日ホールでジャズを聴いた。前田憲男、国分弘子のピアノ・デュオにストリングスがからむ、一風変わったジャズコンサートだった。なにしろ、「このホールは、弦の音...
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#51 : ブラディ・サンデー - テロルの土壌(2005年9月30日)

1987年秋の週末、アイルランドの首都ダブリンまで足を伸ばした。ロンドンに行ったついでだった。ロンドンのホテルからヒースロー空港まではロンドン・キャブである。日本のタクシーと違い、...
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2017年8月23日 家庭訪問

昼飯を終えてパイプたばこを楽しむために駐車場に出ていたら、訪問客があった。「あのー、すいません。ちょっとよろしいですか」振り返ると、若いお巡りさんだった。年齢はまだ30前か。「うち...
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#50 : 小説家を見つけたら - BMWが開く世界(2005年9月22日)

人にはそれぞれのGスポットが存在する。俗に言う、琴線である。ここを上手く刺激されると、身も心もメロメロになる。ある人のGスポットは、身を焦がすような悲恋物語かも知れない。別の人のG...
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#49 : スモーク - 無駄こそ人生!(2005年9月16日)

普通の方々にはあまりおなじみではないかも知れないが、Sir Walter Raleigh(ウォルター・ローリー卿)は、私には既知の人である。エリザベス1世の御代、彼がたばこをイギリ...
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#48 : わが街セントルイス - 悲しい嘘(2005年9月9日)

「らかす」を読み継いでいただいている方々の記憶には、ひょっとしたら我が幼き日々の断片が残っているかも知れない。そう、貧しさにめげることもなく、健気に生き抜いた我が熱い日々である。ま...
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#47 : フィラデルフィア - 友愛(2005年9月2日)

フィラデルフィアとは、古代小アジアにあった都市の名前だそうだ。「The City of Brotherly Love(友愛の都市)」を意味するという。その美しい名を受け継いだ米国ペ...
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#46 : 忍びの者 - 信長は太っていたか(2005年8月26日)

忍者になる。子供のころ、それは将来設計の一角を占めていた。特殊な術を身につけ、闇に溶け込み、無と化す。格好いい!背よりも高い塀を軽々飛び越して、悪人の屋敷に忍び込む。雑誌に拠れば、...
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#45 : カルテット - となりのトトロ(2005年8月19日)

「大道さん、楽器は何をやられます?」私の秀でた姿形、高い知性、巧まずして会話からにじみ出してしまうウイットが、高貴な文化の香りを漂わせるらしい。私は、よくそんな質問を受ける。知性を...
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#44 : ポセイドン・アドベンチャー - 神は存在するか?(2005年8月5日)

クレタ島の北西208kmの海底でマグニチュード7.8の地震が起きた。海底地震は大きな海水のうねりを作り出し、津波となって四方に広がる。そのころ、客船ポセイドン号では、乗客、乗員がこ...
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#43 : ライムライト - パブロフの犬(2005年7月29日)

私をパブロフの犬にしてしまうメトロノームは、この映画の主題曲である。いつ聴いても、何度聴いても、同じ反応が起きる。なのに、前回書いたように、この音楽で思い起こしていたのは「街の灯」...
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#42 : 街の灯 - You?(2005年7月22日)

我が家に2枚組のCDがある。Thomas Beckmannが演奏する>>Oh! That Cello<< Music byCHARLIE CHAPLIN である。別に、チェロという...
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2017年8月17日 あ、分かった!

12日から昨日まで、横浜に行ってきた。次女一家が住む、でも本当は私の家に4泊5日の長旅をしてきたのである。目的は、以前にも書いたが、瑛太の家庭教師である。かわいそうなことに、小学校...
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#41 : スピード - じゃあセックスしなきゃ(2005年7月5日)

思わずポケットのハンカチを探って溢れ出る涙を拭うようシーンは、ない。俺の人生、これで良かったのか? という深い自己認識を呼び覚ましてくれるシーンは、ない。現代社会に鋭く切り込んでう...
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#40 : 酔っぱらった馬の時間 - どうにもならないもどかしさ(2005年7月8日)

人生はつらい旅 苦労ばかりが続く  人生はつらい旅 子供さえ老いてしまう  険しい山々を越え 谷をさまよう毎日  人生はいつしか 僕らの若さを奪ってしまう  そして僕らを 死に近づ...
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#39 : 屋根 - 安ワインの味(2005年7月1日)

しかし、まあ、これを家と呼ぶのだろうか?ドアはある。窓もある。でも、画面から判断すると、一辺がわずか3mほどの、四角な箱でしかない。とすると、居住面積はわずか9㎡、たったの2.7坪...
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#38 : オズの魔法使 - 脳みそ・心・勇気(2005年6月24日)

まだ幼少の折、私は少しませたガキであった。夜の楽しみは、親父と一緒にラジオを聞くことだった。番組の選択権は、当然のことながら親父にある。子供向けの番組など絶対に選択されなかった。夜...
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#37 : ザ・ハリケーン - 信頼、奉仕、そして矜持(2005年6月17日)

「大道君、なんということをしてくれたんだね!」顔をあわせるなり、職場の上司が私を怒鳴りつけた。「はあ?」いや、怒鳴られても仕方がないことは沢山やっている。命じられても、これは無駄だ...
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#36 : コンスピラシー - 優秀な官僚たちの犯罪(2005年6月10日)

極めて無能な上司のもとで働いたことがある。その名を K という。物事を知らない。社会的常識がない。上の顔色ばかりうかがう。下の者の気持ちなど、察する気も能力もない。指示は支離滅裂で...
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#35 : TAXi - 愛国心(2005年6月3日)

なるほど、民族とはこのようなものかと思う。海洋という防壁で隣国と隔てられている日本とは違い、国境線という目に見えないもので隣国と接している大陸の国には、我々島国の住民にはうかがい知...
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#34 : シモーヌ - 虚と実のいま(2005年5月27日)

夕方、銀座を歩いていた。有楽町マリオンの前で見覚えのある顔に出くわした。長髪を風になびかせ、黒いマントを羽織っている。頭頂部はやや薄い。「あれっ、あいつ、誰だっけ?」私は人の名前を...
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#33: 引き裂かれたカーテン - 逃走の醍醐味(2005年5月20日)

小学校の職員室で、私は震え上がっていた。目の前には、西木戸先生がいた。椅子に座っている。清楚な顔立ちをした、まだ30歳前の美しい先生だった。私の担任である。ほのかな憧れすら感じてい...
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#32 : 愛情物語 - ちょっと薄味(2005年5月13日)

私がJazzという音楽を聴き始めたきっかけは単純である。私に一言の断りもなく、The Beatlesが勝手に解散してしまったことである。おいおい、あんたらのほかに音楽はなし、という...
シネマらかす

#31 : リーサル・ウェポン - 男って、いいなあ!(2005年4月28日)

一休さんの狂歌である。流石に、この橋通るべからず、といわれて平然と渡り、「はし」は通っていない、真ん中を通ってきた、と言ってのけた知恵者、というか、天の邪鬼というべきか。大多数が祝...
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#30 : 壬生義士伝 - 中井貴一に惚れちゃった!(2005年4月22日)

今年2月末、土曜日というのに東京・有楽町の有楽町朝日ホールまで出かけ、「朝日名人会」を聞いてきた。落語の会である。筆者大道が落語好きであることは、「横浜にぎわい座」などで、既にご存...
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#29 : 火垂るの墓 - 原作を越えた?(2005年4月8日)

第58回直木賞を受賞した野坂昭如さんの「火垂るの墓」を読んだのは、大学生のときだった。実家の、庭に面した部屋で寝っころがりながらだった記憶があるから、おそらく夏休み、帰省していたと...
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#28 : ダイ・ハード - 万歳!アナログ男(2005年4月1日)

1980年、私は名古屋にいた。1982年4月、東京に転勤して浦安に住んだ。同年8月、横浜市に転居した。1985年4月、札幌への転勤命令が出た。1987年5月、再び東京での生活が始ま...
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#27 : ライフ・イズ・ビューティフル - 軽薄の勧め(2005年3月25日)

「あなた、嘘ついてたのね。奥さんも子供もいるんじゃない!」などという心臓に悪い一言を言われたことがおありだろうか? ことがことだけに、家族に知られるだけでなく、裁判なんてことになる...
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#26 : 情婦 - こいつはリーガルサスペンスなのである(2005年3月18日)

私はリーガルサスペンスなる分野の小説を極めて好むものである。それも海外物がいい。陪審員がいない日本の法廷は、どうもドラマにならない。新聞の書籍広告、なかでも文庫本の広告に、法廷を舞...
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#25 : 激突! – 日常にある恐怖(2005年3月11日)

中学生の時だ。生徒会長だった1年先輩の安藤さんが浮かぬ顔をしている。元気がない。日頃快活な彼にしては、様子がおかしい。「安藤さん、どげんしたとですか?」「ああ、大道君。失敗しちゃっ...
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2017年8月11日 忘れ物3=完

桐生祇園祭は3日間の宴である。6日、最終日を迎えた。最終日ということは、祭のために神社からお出ましになった神様が、神社にお還りになる日である。神様の乗り物は御神輿。ということで、正...
シネマらかす

#24: インサイダー - ああ、ジャーナリズム(2005年3月4日)

読者から、私の無知を埋めていただくありがたいメールをいただいた。ご紹介する。まず、1通目は「シネマらかす 19: Calvin Klein - バック・トゥ・ザ・フューチャー」につ...
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#23 : 青い戦慄 - こんな台詞で決めてみたい!(2005年2月18日)

東京電力の社長、会長、経団連会長と華麗なキャリアを持つ平岩外四さんを昨年、東京都内のレストランでお見かけした。当時89歳、いまでは90歳のご高齢にもかかわらず、オーナーシェフの話で...
シネマらかす

#22 : シカゴ - 日本は人材不足(2005年2月10日)

世界の歴史は、日本ほど豊かで平等な社会を持ったことがない。最近はやや崩れてきたが。日本ほど素晴らしい色彩感覚を持った社会は、おそらくほかにない。Redという色を、日本人は、赤、紅色...
らかす日誌

2017年8月10日 忘れ物2

さて、桐生祇園祭も2日目に入った。最も人出があり、最も盛り上がる日である。上の写真(アイキャッチ写真)は、この日の呼び物のの一つ、鉾の曳き違いだ。鉾を持っているのは前回ご紹介した三...
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#21 : 理由 - 約束違反(2005年2月4日)

人の世は、様々な約束事でできあがっている。 赤は止まれ、青は進めは、人と車の流れを安全に、スムーズにするための約束事である。無視する人がいると、私の愛車が大破したような事故が起きる...
シネマらかす

#20 : ホワイトナイツ/白夜 - 男の体も美しい(2005年1月28日)

何度も書いたように、私は生粋の九州男児である。我が故郷で、男を最大に侮蔑する言葉は、"You, mother fucker!"あ、間違った。これは米国だった。我が故郷では、「おなご...
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#19 : バック・トゥ・ザ・フューチャー - Calvin Klein(2005年1月14日)

ある日、私のパンツがすべてCalvin Kleinになった。私がねだったのか、妻が自主的に買い揃えたのか、いまとなっては記憶にない。いずれにしても、私がビジネスの戦場におもむくにあ...
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2017年8月9日 忘れ物

前回の日誌で、桐生祇園祭の宴を書いた。書いて2日たって、大事なことを忘れていたことに気がついた。「俺、公式カメラマンだったよな!」そうなのである。私は祭の3日間、重いNIKON D...
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#18 :夢の香り セント・オブ・ウーマン - 人としての高潔さ(2005年1月7日)

アル・パチーノとの出会いは、ご多分に漏れず、「ゴッド・ファーザー」だった。(余談) 第一印象は、 「へえ、ダスティン・ホフマンって、こんな役もできるんだ」 ダスティン・ホフマンは「...
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#17 : スミス都へ行く - 絶望の笑い(2004年12月24日)

「スミス都へ行く」は、フランク・キャプラ監督が、アメリカの子供じみた、おとぎ話とも言える民主主義への信仰、マスコミへの賛美を、絶望しながら笑い飛ばした作品である。(注) 民主主義は...
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#16: 初恋のきた道 - 美しい、美しい、ほんとうに美しい!(2004年12月17日)

ほんとうは身も凍るほどに怖い、でも限りなく美しい初恋の物語である。学校を出たのにほかに就職先がなかったルオ・チャンユーは、教師になって田舎の村に赴任する。ろくな校舎さえない村だ。で...
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#15  いまを生きる - 期待という名の抑圧(2004年12月10日)

「いまを生きる」を我が家に持ち込んだのは、長男だった。レンタルビデオを借りてきて、「お父さん、これ、面白いから見なよ」と食卓に放り出した。家族全員で鑑賞会を開いた。当時、我が家のテ...
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#14 : おばあちゃんの家 - クソガキの変身(2004年12月3日)

小さな男の子が、縫い針の穴に糸を通す。通した糸を適度な長さに切り、丁寧に針山に刺す。次の針を取り上げ、糸を通し、切り、針山に刺す。5本も6本も、ありったけの縫い針に糸を通し、針山に...
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#13 或る夜の出来事 - 女をものにする17の Know How(2004年11月26日)

逆玉の輿、略して逆玉は、未婚男性の理想である。資産家のひとり娘に見初められる。彼女の親があくせく働いて、時には人の道を踏み外して、ガッポリ貯め込んだ財産は、いずれ我がものとなる。明...
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#12 天使にラブ・ソングを - 160kmの速球に三振(2004年11月19日)

見るたびに楽しくなる。心が躍り出す。「天使にラブ・ソングを…」は、そんな映画である。家族の誰かが見たくなって茶の間で見ていると、たまたま茶の間にやってきたほかの家族が一緒に座り込ん...
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#11  暗くなるまで待って - 安上がり?(2004年11月12日)

独り暮らしのつれづれに任せて見た。名古屋に単身赴任していた時のことだ。横浜に帰るのは、月1回。それ以上回数を増やしては、家計がパンクする。単身赴任とは、体も心も大変だが、最も大変な...
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#10 チャップリンの独裁者 - 失敗作?(2004年11月5日)

我が妻は、何かがほしいと言い出したことがほとんどない。彼女の労働軽減を思って食器洗い機を買おうと提案しても、「まだいらない」と首を横に振る。棺桶にはいるまで、我が家の皿と茶碗とコッ...
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#9 藍色夏恋 - できれば日本で続編を(2004年10月29日)

目、に強く惹かれた。心がホカホカになった。3人の高校生のひと夏の話である。女の子、リン・ユエチェンは、ある男の子にあこがれている。若い、淡い恋だ。相手は、水泳部でギタークラブにも所...
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#8 :鞍馬天狗 - 男の中の男なり(2004年10月22日)

前回の「ジャッカルの日」について、職場の同僚からメールをいただいた。世の中には碩学がいることを再確認し、私の不十分な原稿をみごとに補っていただいたことに感謝しつつ、ここに転載する。...
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#7 :ジャッカルの日 - 読んでから?(2004年10月15日)

見てから読むか、読んでから見るか。最近は、そんなキャッチコピーをかぶせた本が結構ある。見る、とは映画を見ることであり、読む、とは本を読むことである。映画と小説のタイアップである。あ...
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2017年8月7日 宴の後

祭が、終わった。やっと、終わった。終わって、疲れが残った。夏の盛り、3日に渡った祭。「お疲れ様」今日は、会う人ごとに言葉を交わした。「お互いに無事で乗り切れて……」言外に、同病相憐...
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#6:サルバドル - 絶望(2004年10月1日)

映画館を出て、思わず「この映画、2度と見たくない」とつぶやいてしまった経験って、ある?それも、つまらない、時間の無駄としか思えない映画を見てしまった後悔からではなく、いつの間にか映...
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#5 :レイダース 失われたアーク《聖櫃》-47.875秒に1回の興奮(2004年9月24日)

それまで酔眼朦朧としていた我が目が、ぱっちりと開いた。午前2時過ぎ、場所は伊豆・修善寺の旅館である。(余談) 私が目をぱっちりと開いてテレビに釘付けになっていると、妻が膝掛けを持ち...
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#4:裸の島 - 生きるって、生きていくって……?(2004年9月17日)

男子たるもの、人前で涙を見せるべからず。九州男児が後生大事に持ち続ける価値観である。私は九州男児である。人前で泣かないのは、私の得意とするところである。いや、であった。ある日、それ...
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#3 : アマデウス - プロモーション映画(2004年9月10日)

子供のころは歌謡曲を聴いた。中学生になってからはポピュラー音楽にどっぷり浸かった。何故かクラシック音楽は嫌いだった。(余談) 我が記憶に残る最も古い歌は、「お富さん」である。 ♪粋...
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2017年8月2日 祭と仕事

いつまで持つかと私のような者にまで心配されている米国のトランプ大統領。まあ、いつまで持つかは神のみぞ知るだが、見ていて飽きないね、この人。なにしろ、言うこと、やることがハチャメチャ...
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#2:華氏911 - ないものねだり?(2004年9月3日)

ふむ。映画館を出て、何かがずーっと引っかかっていた。ストンと落ちないものが、頭の片隅を占拠し続けた。いったい、何なんだろ、これ?久しぶりに、妻と2人で映画館に出かけた。8月最後の日...
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#1:LET IT BE - 5人目になりきった(2004年10月29日)

“Rubber Soul” が私の人生を変えた。一風変わったメロディのギターイントロで始まる “Drive My Car” から、投げやりな雰囲気が漂うJohnのヴォーカルがいい味...