2017-09

らかす日誌

2017年9月29日 選挙ねえ

少し仕事がたて込んで、でも、夜は映画鑑賞に当てるという基礎的習慣は堅固に守るため、ややタイミングがずれた。選挙である。衆議院が解散され、メディアは選挙一色に塗り立てられた。みんなは...
らかす日誌

2017年9月26日 永井荷風その後

はい、読みました。読了しました。読み終えて、「でも、墨東奇譚はそこそこ面白かった」というのが、とりあえずの永井荷風の感想であります。中年というより老年(この人、51歳なのですが、当...
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2017年9月23日 婚約成立

といっても、私のことではない。我が子どもたちはすべて家庭を持っているので、彼らのことでもない。その子どもたちの世代は、いちばん年かさの敬樹にしてからがまだ中学1年生。婚約にこぎ着け...
らかす日誌

2017年9月18日 永井荷風

いま、永井荷風を読んでいる。「今時、風変わりな」そうかもしれない。だが、文学関係の本を読んでいると、しばしば名前が出てくる人である。それに、つい先頃までビッグコミック(だったか、ビ...
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2017年9月16日 オリンピック

3連休だが、雲行きがおかしい。桐生は朝からどんより曇り、気温が上がらなかった。3時半頃車で出かけたら、23℃に設定したエアコンから暖気が出てきた。涼しいというより、冬が近づいた感す...
らかす日誌

2017年9月14日 将来の夢

小学生か中学生が、先生に無理矢理書かされる作文のテーマに似るものを、今日の表題とする。「そんな! あんた幾つにおなりですか、大道さん? 気は確かですか?」どこかからか、そんな声が聞...
らかす日誌

2017年9月12日 CIA

相も変わらず、仕事の隙間をまって、旧「らかす」から新「らかす」への原稿の移し替えに励んでいる。といっても、なかなか退屈な作業で、はかばかしくは進まない。それでも、「シネマらかす」は...
シネマらかす

#85 世界最速のインディアン ― 7歳児の心(2008年8月18日)

まだ眠る男の顔にカメラが寄る。たるんだ皮膚、縦横に走る深い皺が画面を埋め尽くす。枕元の時計が午前5時半をさした。目覚ましが鳴り、男の目が開く。目の周りの皺が深くなった。ん、この皺と...
シネマらかす

#84 グッドナイト&グッドラック ― 違和感(2008年5月19日)

1985年10月に産声を上げたテレビ朝日の「ニュースステーション」は鮮烈だった。午後10時スタートのニュース番組である。この時間帯は視聴率競争にしのぎを削る民放各局の主戦場だ。数字...
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2017年9月8日 東京、死ね!

東京ではたばこが吸えなくなる模様である。小池のおばさんと、小池のおばさんのご威光にすがって都議会議員の甘い特権を吸い尽くそうという連中が、子どものいる家庭での喫煙を禁じる条例案を都...
シネマらかす

#83 トゥルー・クライム ― 男の知性(2008年3月20日)

昨今の男どもは、何故にかくまでも軟弱化し果てたのか、とお嘆きのあなた。私も同じ憂いを共有する。我が世代の男の第一の価値は、雄々しさである。雄は強くあらねばならぬ。か弱き雌どもを守ら...
シネマらかす

#82 スタンドアップ ― 母性本能(2008年2月19日)

父無(ててな)し児!父親のいない子を哀れんで呼ぶ時に使った。やや侮蔑語でもあった。父のいない子が何故哀れまれ、蔑まれたのか。食い扶持を稼ぐのは父、だったからである。父を失った子の暮...
シネマらかす

#81 フラガール ― 時代は変わる(2008年1月16日)

男と女が人目も憚らずにしっかり抱き合い、オンオンと声を放って泣いていた。男の顔は煤で真っ黒。女の髪はバサバサだ。彼らの家の庭先である。日はまだ高い。「あん人たち、何(なん)ばしよっ...
シネマらかす

#80 チャイナ・シンドローム ―巨大 システムの暴走(2007年11月21日)

気にはなっていた。なにしろ、米国・ペンシルバニア州のスリーマイル島原子力発電所事故を予言した映画なのだ。我が取り柄は野次馬根性なのである。気にならないわけがない。なのに、映画館には...
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2017年9月6日 自動運転その後

昨日、前橋の群馬大学荒牧キャンパスまで遠出してきた。群馬大学次世代モビリティオープンイノベーション競技会の設立総会に顔を出してきた。横道にそれるが、私はどうも、カタカナ語が嫌いだ。...
シネマらかす

#79 オール・ザ・キングスメン ― ニヒリズムの極地(2007年8月26日)

大学は法学部を目指した。社会は2科目選択である。日本史と世界史を選んだ。味気ない暗記作業に励んだ。作業に励みながら、いくつか「何で?」といいたくなる謎にぶつかった。例えば――。ロー...
シネマらかす

#78 猿の惑星 ― 愚かなる者、汝の名は……(2007年6月16日)

テイラー: Oh, my God! I’m back, I’m home! All the time that is. We finally, really did it. You...
シネマらかす

#77 チャンプ―自分のズボンを脱げなくなったら(2007年5月17日)

今回は通常の2倍の手間をかけた。従って、渾身の力作である。勝手な思い込みは、私の特技である。突然だが、妻と銀座に出かけた。妻は足が弱い。長距離移動にはマイカーが必需品だ。車の美点は...
シネマらかす

#76 タイムリミット― 危機管理(2007年4月13日)

不倫、不義密通、姦通、私通、邪淫、密通、よろめき、不貞、浮気。世に入れられぬ男女の契りは様々に呼び習わされてきた。禁じられても、あるいは禁じられるが故に燃え上がる炎は、人々の胸に鮮...
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2017年9月3日 続行中

時間にゆとりがあれば、できるだけ旧「らかす」から新「らかす」へ原稿を移す作業に取り組んでいる。シリーズものはほぼ終わりが見えてきた。最後の大物「シネマらかす」も72本が終わり、残り...
シネマらかす

#75 恋人までの距離(ディスタンス)―言葉は嘘の道具(2007年3月11日)

他人の恋愛とは、存外退屈なものである。初めての恋かも知れない。身を焦がす恋かも知れない。路ならぬ恋かもしれない。最後の恋かも知れない。だが、いずれも傍目からは、「ああ、そんなもの」...
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#74 ウォルター少年と、夏の休日 ― 格好いいジジイたち(2007年2月8日)

週刊朝日が、「ちょいモテ・オヤジの『中年老け易く、艶成り難し』」というコラムを連載中だ。筆者は岸田一郎氏。「LEON」という雑誌の創刊編集長だった、とある。この雑誌、モテるオヤジの...
シネマらかす

#73 失われた週末 ― 今日も飲むぞ……?(2007年1月11日)

「酒は敵(かたき)ぞ!」同居していた祖母から何度も聞かされた。幼き日の思い出だ。祖母は、自らは酒を嗜んだ。なのに、私を前にすると、酒は敵であると言い切る。いまの私なら、「ばあちゃま...
シネマらかす

#72 エデンの東 ― 赤狩りの余波(2006年12月10日)

ドキッ。私の小さな胸で、心臓が大きな音を立てた。甘酸っぱい痛みが広がる。恋のときめきにも似た心臓の鼓動である。映画を見てこんな気持ちになったのは、「シネマらかす #16 初恋のきた...
シネマらかす

#71 素晴らしき哉、人生! ― 私の人生も素晴らしいか?(2006年11月2日)

「シネマらかす」はかつて、「シネマ・アンドレ」といった。デジタル・キャスト・インターナショナルのホームページ上で2004年10月に掲載を始め、今年(=2006年)3月からは舞台を「...
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#70 俺たちに明日はない ― いまを先取りした映画 (2006年10月12日)

「あんたは大器晩成型ち言われたつよ」叔母にそんなことを言われたのは、もうずいぶん昔のことだ。何でも、私が生まれて間もなくのころ、私の運勢を占い師に見てもらったのだそうだ。大器晩成?...
シネマらかす

#69 カンバセーション…盗聴… ― 想像力の枯渇(2006年9月24日)

時折、不愉快な電話がくる。自宅、職場を問わずにである。極めつけはこんな具合だ。「大道シェンパイですか? 私、○○といいます。実はシェンパイと同じ大学ば出てから、この春東京に就職ばし...
シネマらかす

#68 熱いトタン屋根の猫 ― セックスレス夫婦(2006年9月7日)

我が知人に、セックスレス夫婦を公言する男がいる。30代半ばである。結婚当初はいたしたらしい。が、何とはなしにお互いがお互いを求めなくなった。いつの間にか定着した。聞いていた仲間は口...