2023-07

岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の25 改めて近藤先生

「憲法特集」で知り合った近藤宏先生には、本当にお世話になった。近藤先生は教壇に立つ傍ら、岐阜県内の教育界に限らず、様々な市民の文化活動前支援するネットワークを張りめぐらし、「こうし...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の24 子ども見つけた、の13 黄色い帽子

黄色い帽子 義務化に反対“デモ”  話し合いの末やっと納得岐阜市岩野田小学校。校下に団地が増え、一時は児童の交通事故が目立った。そこで学校は、52年度から、全児童に黄色い帽子の着用...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の23 子ども見つけた、の12 みそ汁

みそ汁 責任持ち家事分担  体験通じ親子にきずな美濃市洲原小学校に「力いっぱい働く10日間」というのがある。春は校内、秋は家庭。いってみれば「働かざる者食うべからず」の体験だ。子ど...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の22 子ども見つけた、の11 秘密

秘密 自発的に月を観測  先生の休んだ日に相談11月17日朝。前の日、頭痛で休んだ畑中世理子先生(48)は、子どもたちの顔を見るのを楽しみに、3年2組の教室に向かった。古い校舎の2...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の21 子ども見つけた、の10 背筋力よいしょ

背筋力よいしょ 目立つ異常な低下  町ぐるみで強化運動に上矢作の町を歩けば、たちまち「背筋力」ということばにぶつかる。「ハイキンリョク」と保育園児が口ずさむ。それは過疎の山村の“流...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の20 子ども見つけた、の9 どろんこ大作戦

どろんこ大作戦 砂だんご割りっこ  “新技術”開発し夢中に先生も、上級生も、見たことさえない遊びだ。岐阜市島小学校で、放課後になると、ほとんどの2年生が、運動場で砂だんごを作ってい...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の19 子ども見つけた、の8 スイカ

スイカ つくれたぞ! 70個  畝から自分たちで世話この秋、羽島市小熊小学校の尾内弘美先生(44)は体をこわし、ずっと自宅療養を続けていた。学校に行けばいやでも目に飛び込んでくるヤ...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の18 子ども見つけた、の7 悲しみの砦

悲しみの砦 朝鮮の人を考える  強制連行の悲劇を劇化学校へ行くときや学校から帰るとき、いつも朝鮮学校の人を団体で見かける。文化祭前の私なら、怖がって小走りに家に帰っただろう。けど、...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の17 子ども見つけた、の6 事件

事件 他人の痛み知った  作文や話し合いが効果この冬のある日、中津川市南小学校5年1部(組)で、算数の授業が始まっていた。「4÷12=」と黒板にある。小木曽正夫先生(48)がいった...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の16 子ども見つけた、の5 ミルクまつり

ミルクまつり 飲めたぞバンザイ  苦手克服、学業にも自信岐阜市鷺山小学校の市原昇先生(53)は3年前、あの子たちと出会って、それまでの教師としての信念が、はっきりした確信に変わった...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の15 子ども見つけた、の4 二世誕生

二世誕生 蚕の生命力に感動  発表したい子が目白押し小さな紙箱の中で、針先ほどの黒い虫が桑の葉をモリモリ食べている。ふ化して4日目のケゴ(毛蚕)。蚕の幼虫だ。「すげえ。ちびのくせに...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の14 子ども見つけた、の3 ヒマワリ

ヒマワリ 感動が生んだ自信  野外学習がきっかけに哲也君は高山市南小学校の2年生。学校にも慣れたはずなのに、つい最近まで何となく元気がなかった。遊ぶのでもなく、何かに熱中している様...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の13 子ども見つけた、の2 乗車拒否

乗車拒否 1時間の通学大行進  「運動ぐつ、いいとこ2ヶ月ね」道端にそびえる大イチョウ。その下が、子どもたちの、朝のサロンになる。恵那山系の頂が赤みを帯びるころ、みんなやってくる。...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の12 子ども見つけたの1

「大道君、ちょっと」と松本デスクに呼ばれたのは1978年10月の終わりか11月のはじめだったはずだ。何事だろう、と寄っていくと「来年の新年企画ね、君にやって欲しいんだ」新年企画とは...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の11 写真が……。

忘れられない選挙報道がある。1979年春の岐阜県恵那郡上矢作町(現在は恵那市上矢作町)の町長選挙である。選挙になったのは、前町長が2月に急死したためだった。これを受けて、「保革連合...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の10 しつこいようだが、また長良川河口堰

どこかに行ってしまったと思っていた記事が見付かった。「岐阜支局の7」で書いた「比較的長文の解説」。そうそう、上京してきた後輩記者が持ってきたというアレである。懐かしくて読み返してい...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の9 徳山ダム問題で予期せぬ特ダネを書いたこと

私は、徳山ダム問題の長い歴史の中の、たった1年しか担当していない。その1年の間に、徳山村はダム建設同意へ舵を切った。増山たづ子さんをふくむ徳山村の方々には辛い決断だったに違いない。...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の8 徳山ダム—増山たづ子さんのこと

私の岐阜時代を書くのなら、徳山ダムを避けては通れない。何しろ、岐阜への転勤が決まった後、「砦に拠る」(松下竜一著)を購入し、熟読した私である。すっかり感銘して「豆腐屋の四季」「風成...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の7 長良川河口堰訴訟

岐阜ではもう1つ、大きな裁判を担当した。長良川河口堰訴訟である。治水、利水を目的に、長良川の河口に大きな堰を作ると水資源開発公団が計画し、住民が「堰は作らせない!」と立ち上がった裁...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の6 治水はできるのか

私が津市で「なんという頓馬なテレビ記者がいたものか」とあきれた長良川の水害は、被害を受けた住民が国を相手の訴訟を起こした。国の河川管理の欠陥が水害の原因である、という主張である。思...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の5 拝啓 上松知事ドノ

1978年秋、岐阜県は県の事業に反対する住民を警察を使って排除し、事業を開始した。あらましはこうである。県は各務原市の木曽川右岸に流域下水道終末処理場の建設を計画した。広域から下水...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の4 県立高校入試問題が漏れた

浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじと宣うたのは、確か石川五右衛門だった。泥棒だけでなく、世の中には犯罪の種が尽きない。岐阜県で、1978年度の県立高校入学試験問題が漏れると...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の3 憲法特集

「大道君、ちょっと」とデスクに呼ばれたのは4月半ばだった。デスク、名を松本行博さんといった。私が津支局で交通事故撲滅キャンペーンをやったとき参考にした「企業都市」の取材チームの一員...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局2 長良川は溢れるか

PANTAが死んだ。頭脳警察のPANTAが身罷った。横浜の我が家に遊びに来たPANTAが消え去った。ビートルズのコピーをしようかと思っているというPANTAに、海賊盤を数十枚あげた...
岐阜支局編

私と朝日新聞 岐阜支局の1 不安だったのです。

私が岐阜支局に転勤したのは1978年4月のことだった。まだ津に在任中の1976年9月、長良川が氾濫した。私にとっては遠隔の地での出来事に過ぎず、私が岐阜に転勤してこの水害の裁判を自...
津支局編

私と朝日新聞 津支局の21 社員差別問題

津支局の最後は、ちょっと良くて、あとで悪くなった話である。私が入社するずっと前、朝日新聞記者には2つの階級があった。入社試験を受けて正規入社した記者(確か、練習生とかいった)と、入...
津支局編

私と朝日新聞 津支局の20 津支局で起きたラッダイト運動

前にも書いたように、私が入社した頃の原稿用紙は、巻きが小さくなって輪転機にかからなくなった新聞用紙を葉書大に切りそろえ、上辺を糊で止めたものだった。これに1枚15字ずつ書く。最初は...
津支局編

私と朝日新聞 津支局の19 支局長の人格

そろそろ津市を去る時が迫ってきた。しかし、その前にあと3つだけ書いておきたいことがある。今日はそのうちのひとつ、M支局長についてである。私は津支局に3年半いた。その間、支局長は替わ...
らかす日誌

前立腺がんの近況報告

今日は群馬大学医学部付属病院の放射線科に初めて行った。ゆえに、私と朝日新聞を中断して近況報告をする。まず、重粒子線治療の日程が決まった。9月6、7日に準備をする。重粒子線を放射して...
津支局編

私と朝日新聞 津支局の18 三重県と原爆

1年間の三重県警担当を離れた私は、市政担当となった。事件・事故の取材も、その背景まで視野を広げれば社会的に意味がある記事にできたのかもしれない。だが、お巡りさんの間を駆け巡って事件...